仏の顔も3℃まで

はてなダイアリー終了に伴いお引越し。思い出は残しておこう…。


狭く浅くしなやかに。惰性の赴くまま更新。用量・用法を守って正しく服用を。
現在、鋼のシスコン番長と全国の貞夫さんと西住殿マジ軍神を応援しつつ、サイト休止中…。
説得力皆無ですが画像の無断転載はご勘弁下さい。  
初めてお越しの方は、プロフィール画面での御案内を確認頂けると幸いです。
…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


↑web拍手です。ここで会ったのも何かのご縁。うっかり読んじゃった記念に押して下さいませ。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第15話感想『C の 世界』

つまり上の台詞は告白ってことでおk?(挨拶




ルルーシュが孤独を深めていく展開が続くのかなー、と思っていた最近のギアス。
続くことは続きましたが、なんぞこれ!予想の斜め上をいかれたー。
内容が凝縮されすぎて一週の内容とは思えない密度の濃さ。 なのに残り10話程度で収集がつくのか不安でなりません。



以下登場人物ごとに感想らしきもの〜。






ルルーシュ
気づけばラスボスが目の前に。ざんしーん。
蜃気楼に拡散ミラーの弾頭を仕込んでいた辺りがぬかり無いというか。以前のマオ戦の際に、ギアスの効果は視線を合わせるだけでなく光情報での伝達も可能と判明しているので、自分に鏡越しでギアスを書けた戦術の応用ですな。でもどう見てもガオガイガーに出てきたパスダーのオールレンジレーザーです、本当に(ry


まああの時点で皇帝にはギアスは効かなくなっているので、どんな命令を送っても効果は無かったわけですが、いきなり「死ね」はどうかとwそれ本来の目的違う。
皇帝の芝居を信じてかっとなってやった今は反省している状態になったり勝手に窮地に陥ったり、いいから落ち着きなさいルルーシュ


「人は皆嘘をついて生きている!」という裏で「ナナリーには嘘をつきたくない」と。
仮面との問答はある意味ルルーシュを丸裸にする最悪のシチュエーション。C.C.の登場タイミングはそれをかばっているようにしか見えません。
で、そんなC.C.に対して「そいつは俺の、俺の!!」なんなんだあーーーーー!!!!!そこ大事さ!!!!




・シャルル
ルルーシュと対面している時点で、V.V.から「コード」なるものを奪っているので、不死身かつギアスが効かなくなっている皇帝。ルルーシュとのギアス合戦に付き合ってやる辺り、やはり親馬鹿。
でもギアス使ってて王道もへったくれも無いと思うんですが。
「この世界にヒトは一人しかいない」って台詞が気になる。いやいや待て待て、なんか嫌な予感した。「ギアスの世界は、誰かの想像したコンピュータとか深層心理とか、まあそんな適当にいい感じなザ・ワールド内のお話でしたー」とかそんなオチはマジ勘弁な今日この頃。


体の何処かに浮かぶ紋様がコードの証。皇帝は掌、V.V.は背中、C.C.は額。





・C.C.
やはり目的は自分の死でした。まあ本当の願いと本名は最後のお楽しみ。
最初はC.C.も普通の人間。つーか奴隷。それがシスターに拾われて「周囲から愛される」ギアスユーザーとして覚醒。両目にギアスが発動するほどの「極まった」状態になると、コードを持つものからコードの継承が可能になる、と。
気になるのはシスターは誰からギアスを与えられて、ギアス能力が肥大して、コードを押し付けられたかってところ。V.V.もですが。最初のルルとC.C.の契約時にコードの紋様が浮き出た子供達の画がありましたが、アレ皆コードの持ち主?
つか皇帝は一人でV.V.とC.C.からコードを奪う形になってましたが、そんな事可能なのか?またはそうしてコードを奪い合っていったからコードを持つ種族(と読んでいいのか微妙ですが)は数が減っていったのか。
謎が逆に深まった形ですが、この辺のコード独り占めにシャルルの真の目的が隠れているっぽい。


ギアスの能力ってのは、一見、使い手の持つ願望を叶える力を与えるようでいてその真逆に使い手を追い込むシロモノのようです。
ルルーシュの願いは自分とナナリーが穏やかに暮らせる世界、自分達の存在を認める世界だから、逆に他者に自分の願いを押し通す絶対遵守の力を。
皇帝は嘘を憎むから、逆に偽りの記憶を他者に植え付けて嘘をコントロールする力を。
C.C.は「愛されたい」という願望があったから、周囲から際限なく、理由無く、真贋の区別も付かないほど「愛される」力を。
余談でマオの場合は、周りが自分をどう思っているのか知りたかったから、逆に周囲の感情がダダ漏れになるギアスが発現した、ってところでしょうか。


マオの覚醒を待たず、コードを押し付けず。
ルルにもコードの継承はせず、今回の虐殺にもあえて参戦。
C.C.のこうした情に重きを置く性格が、皇帝とのダンスシーン(大爆笑)をキャンセルしたのかな、と。
個人的にルルーシュをどう想っているのかは…まあ言動やあえてルルーシュを「Cの世界」に連れて行く辺りバレバレな気も。


しかし中途半端な継承中断の代償は、記憶喪失。ギアスを得る前の誰からも愛されないと怯える頃まで退行している様子。
…まて、家事出来たのかよ


新しい主人に「自分ができること」を必死で報告するC.C.がやばすぎる。

くそう、どんだけ守備範囲広いんだ中の人!



・スザク
なるほど…。





これがかの有名なHITORI☆相撲ですね、わかります。

イメージというものは恐ろしいですね、何をやっても裏目に出ます
勝手に手段を選ばずにリフレイン持ち出して、勝手にルルと同じ事したくないと投げ捨てて。
もうキャラがぶれるとかぶれないのレベルじゃないところが逆に清々しくなってねえよ


自分を含め、世間のバッシングが凄すぎるW
三者の視点で考えれば、シャーリーの死にルルーシュが関与しているって推理は決してトンデモな発想ではないし、その前後の言動も情状酌量の余地アリなんですが、視聴者は既にゲーム脳ならぬウザク脳が発動しているので。身から出た錆ってことでひとつ。
でも自分の言動をルルーシュと対比してみたり、ナナリーから兄と同じと突っ込まれて露骨にへこむ辺り、お前やっぱりルルーシュ大好きじゃねーか!!



・カレン
リフレイン回避の結末を喜ぶべきか否か。いや喜べよ。
「お兄ちゃん…!」の台詞に悶えた。

なんか今週こればっかり。


しかし一難去ってまた一難。ラウンズの皆さんって暇なんですね!!



・扇&ヴィレッタ
男かなめんここにあり。殺されると知ってコクりにきましたぜあの旦那!!
怪我など微塵も気にならない咲世子さんのくない捌きですが、あれ庇わなくても千草さん避けられてたような、と野暮なことは突っ込んではいけないらしい。
崖から転落の王道パターンにもつれ込みましたが、千草、C.C.に続いて今度は扇が記憶喪失になったら笑うしかない。
…いやいや。
…いやいやまさか(滝汗



・ナナリー
人の手に触れて嘘を見抜くって能力は、視力の代わりにそういった感覚が優れているだけかギアスのような超常的な力か。おそらくは前者でしょう。
ここに来て意思の強さが表に出てきたナナリー。カレンと話せたってのも大きいか。気丈で可愛いっす。

いや、だから…



・ロロ
冷静に指示出しているようで内心兄貴がいなくて焦りまくりのロロ。あんた背中が煤けてるぜ。
しかし襲撃に参加した騎士団のメンツは…ロロが処分するような嫌な予感がします。
あれだけダメージを受けてるのに爆散もしなければ結構元気に飛び回るヴィンセントが凄い。



・ジェレミア
バトレーのことは正直疎ましく思っていたに違いない。ましてやショッカー改造手術を食らわせた張本人ですし。
しかし忠義に対しての敬意を亡骸に残す辺り、オレンジの株はまだまだ上がるでえ!!



シュナイゼル
この人にサングラスは似合わない。以上。



・ニーナ改め核爆弾女
あやつやりおったわーー。
いつになるかとは思いましたが、ホントに完成させやがった!
しかもCG見てると、爆発の後に縮退して無いか?なんなんですかあの武器。


ダモクレス、という単語がシュナイゼルの台詞に混じってましたが、「ダモクレスの剣」という寓話があります。

古代ギリシア、イタリア南部の島シシリーにシュラクサイという都市国家があった。
シュラクサイの王ディオニシオスは、国家の得る莫大な利益を手中に収め、富と権力を欲しいままにしていた。
ディオニシオスの召使いダモクレスは、卑屈な性格から王にお世辞ばかりを並べ立てる男であったが、その内心では豪華な暮らしをしている王に嫉妬していた。
王もまた、ダモクレスの嫉妬心を見破っていた。
あるとき、いつものようにダモクレスが王を褒め讃える言葉を並べていると、ディオニシオスはこうダモクレスに問いかけた。
「そなたは王という地位を素晴らしいと思うか?」
ダモクレスは待っていたとばかりに「王より幸福な存在はおりますまい」と答えた。
その言葉に王は玉座を立ち「そんなに素晴らしいなら、そなたがこの玉座に座ってみるがよい」とダモクレスに促した。
ダモクレスはふって湧いた幸運に喜び、玉座に腰掛けた。玉座の座り心地を満喫するダモクレスに王は、頭上を見るように促した。
そこには、たった一本の髪の毛で天井から吊り下げられた剣があり、切っ先を玉座に向けていた。
ダモクレスは驚き玉座から飛びのいた。そして王に問いかけた。
「一体これはどういうことですか」
ディオニシオスは答えた「一見幸せに見えても、王という地位の頭上には常に、いつ落ちてくるか分からない剣があるのだ。これでもまだ、そなたは王を幸せと思うか」と。


奢れる者は久しからず。地位と権力を得た者には、常にそれを失う危険が付き纏うものである。
事実シュラクサイは、ローマ人の侵略によって滅ぶこととなる。

こんな話。


キーワードは「頭上にある暴力」 OPのミサイル撃ってるアレがダモクレス?アレ全部核弾頭?
「戦争が変わる」ってシュナイゼルの台詞は、抑止力を世界にちらつかせるってことなんでしょうか。
でもちょっと待った、メガネっ子の引き金は恐ろしく緩いんだが。





以上、15話でした。
ある意味相方であり相談役であり共犯者のC.C.があぼんしてしまったルル様。
次回は家政夫から保護者にフォームチェンジです。C.C.の着替えにドキドキだぜ!(最低だ



…あ、忘れてた。


・V.V.
ここでリタイア。まああの怪我で不死性奪われたらなあ…。





そんなこんなで。