いけないな、これは欲だ(挨拶
もの凄く今更感が漂いますが、堪能しました24話。
最終話一歩手前ということで、これまで以上に内容が詰まりに詰まってカオス状態w
まあなんだ、死にすぎるのもどうかと思うが、死亡フラグ回避しまくりと復活しすぎなのも微妙なところですよ?
・ルルーシュ
ようやくシュナイゼルとの知恵比べにも決着が。
まあ知略を制したというよりはシュナ兄の性格を読みきった結果か。本人もそう言っているし。
「自分」しかなかった父と母を否定し。
「自分」がなかった兄を否定する。欲しいのは未来。
周囲の人間への態度が、最後にしてはっきり変化したと分かります 「君達の覚悟に感謝を」
さてさて、ラスボスは妹さんですが。どうするどうなるルルーシュ。
まあドラマの大筋よりも
帽子を脱ぐ仕草が意味もなくカッコイイルルさんと
エレベータに先んじて階段ダッシュした運動不足ルルさんを褒めてあげて下さい。
めっちゃ走ってますぜ!今回影武者メイドはアテにできないからな!最後にモノを言うのは、やはり体力。
十八番の録画マジック懐かしー!と独り興奮。
よくよく見返してみると、マオの時と同じく微妙に会話(返答)が噛み合ってない。
相手のYes・No回答を誘導するように質問が練られています。最後はギアスで後ろからばっさりだ。この拍子抜けな決着がらしいといえばらしいw
・スザク
アルビオンに乗り換えてから一度も被弾していないのではなかろうか。
種死でジャスティスに乗り換えてからのアスランみたいだ。 人それを、空気扱いという。
いつでも本気、最初から最後までクライマックスの「生きろ」ギアスの効果は絶大。
あれだ、DDDのフォウマルハウト秋星サンみたく、いつでも危機一髪崖っぷちな精神状態に追い込めば、藤堂が来ようが星刻が来ようが!
ただジノの中の人に「僕には勝てない」系の台詞をかますのは色々アウト。
忘れてはいけないのが、そんなスザク&アルビオンにブレイズ・ルミナス(シールド)を使わせたのが玉城だけという事実。
ダモクレス内に進入してからのランドスピナー再利用に震えた。最近空飛んでばっかりだったので。
この地べたを高速で走り回るのがナイトメアフレームなんじゃー!
そして「ここは俺に任せろ!」の足止め理論をあっけなく打ち破る蜃気楼のダメすぎる最期。
「任せたぞ」→剣ポイス→グサ!→ごろん。
ええええええぇぇぇぇ
主人公専用機として開発されながら、登場二週目でタクシー代わりにされ、ロロが乗ったほうが強く、最期は見せ場もなく乗り捨て。
…あんまりだ。
もはや泣いていいのか笑っていいのか分からないこの感情、捌け口は何処にありますか。
蜃気楼を愛した瞬間でした。ときめいたよ俺。
そしてちゃんと守りなさいよナイトオブゼロ 華麗にスルーしすぎ。
・C.C.
ルルとC.C.のやり取りはやはり観ていて楽しい。最近は若干C.C.の態度が軟化しているが、それもいい(えー
結局テンさんの盾をわざわざ取りに来た理由はなんだったんでしょう?
「お前の勝ちだ」と漫画版スクライドのカズマとクーガーのような捻りの無い決着文句が飛び出しましたが、これはルルーシュをカレンに譲るという解釈で正解ですか(マテ
何気にチート紅蓮をピンクロットであれだけの時間足止め出来たC.C.は凄いと思う。
・シュナイゼル
勝利する気がそもそも無いのがシュナイゼル。欲を持つことを否定するってのが心の根幹にあるようです。
今が全て。未来を信じて欲望、希望を持つことは明日の火種、騒乱の元を生むことになる。
欲望を否定すれば、争いはなくなる。 …って事みたいですが。どこぞの議長のような(ry
でもシュナイゼルは今まで、確かに自分の希望や欲を表に出すことはしませんでしたが、その反面、他者の欲は叶えようと裏で画策したり援助したりしていました。主体性を持つのはあくまで他者。故に喜びも悲しみも、責任も全て他者のもの。
人の欲を叶えようとアシスト役に徹したい、っていうのも「欲」なのでは?
それに「欲をもたない」姿勢を貫くことは「欲」「希望」とはいわないのでしょうか。
自分の命すら大切で無いと思える境地に行き着くには、何かしらの原動力があるとしか思えないんですがねぇ。
それは欲望と呼べるものなんじゃないでしょうか。
気になったのは、ルルーシュが「自分に従え」ではなく「ゼロに従え」と命令したところ。この期に及んでゼロの名前を使うのは…。
何か意味があるような気が。
・カレン
紅蓮の すごい ちょっとまったコール
いい雰囲気に水を指す空気の読まなさに吹いた。
敵に回ってからのカレンがどうにも煮え切らなくてゲンナリ。まあ原因を作ったのはルルさんの漢気のせいなので複雑なところ。
もうジノとくっついちゃえYO!
ピンクロットに輻射波動で止めを刺さなかった点にニヤリ。さすが元三人官女。根底で通じあってるなこの二人。
・ジノ
結局何をもってルルーシュの行為に異を唱えているのか、全く伝わってこないジノ。
それともスザクの行為が友人として納得いかないから止めたい?
トリスタンツインの頭部がガラハッドに似ていたり、二枚に下ろされたエクスカリバーを修復して使っていたり、ビスマルクに義理立てしている面があるんでしょうか。そこまで先代の若本御大に忠義を誓っていた風にも見えなかったし。
カレンに惚れてる、ってのも取ってつけたようで…。
動機や言動が一貫しないというか説得力に欠けるというか。
…尺に泣いたキャラ、とここでバッサリして良いものか。
ギアスは放送終了したあとの補完ネタが多そうで今から戦々恐々としてます。財布が…。
・星刻
奇襲の目算が付いてからの通信、と見事に看破されてました。
本来は天子様救出の為、確かな目算が付くまで時間が欲しかったところでしょうが、そうは問屋とシュナイゼルが下ろさない。
単なるフレイヤの臨界までの所要時間10分を暴利で貸し付ける守銭奴シュナ兄。
細かいところでも「相手に責任をしっかり押し付けて」主導権を握るシュナイゼルが巧妙といえば巧妙。
アヴァロンに侵入するなら、ギアス対策の為にフェイスガードとかつけたりしないんでしょうか。
それと忘れた頃に血を吐くなこの人。
・藤堂
相手が悪すぎた…。
しかし死亡フラグを見事に回避。ナイトメアフレームってコクピットが背中にあるから、飛び道具の撃ち合いでもしなければ、基本的には脱出装置の出番があるってことですかね。
「国を捨て位のみに固執する、醜い存在となり果てたな…!」
視聴者は神様視点から観ているからルルやスザクの立場も理解できるんですが、ギアス世界の住人にしてみればギアスの力は恐怖以外の何者でもないわけで、その恩恵にあずかる売国奴、とスザクが見られてしまうのも詮無いこと、ですかね…。
かつての師弟関係を思うと、この二人にはイレブン=日本の未来について相互理解して欲しかったところですが。
・玉城
意地があるよな男には!そうだろ、行こうぜ君島ァ!!(大間違い
瞬殺でも足止めは立派に果たした!立派だ玉城!感動した!!
でも因縁の対決云々には素で「どこが?」とツッコみたい。
・ジェレミア
忠義の人がぞんざいな扱いに…モルドレッドとメタボ対決だ!(ぇ
ギアスキャンセラーはもっと活躍すると思っていたのですが…。
・ディートハルト
ルルーシュと内通しているかと思ったら全然そんなことなかったジョージ。
ギアスを使う価値も無いってのは、絶対遵守の力は個人の尊厳を否定する力なので、
「混沌の画が取りたいのか秩序が欲しいのか、何も一貫するものの無い人間には損ねる尊厳などないよ」という究極の侮蔑かと。
ロクな死に方はしないと思いましたが。合掌。
こうして死ぬ命もあれば、何故か拾う命もあり…。
・ニーナ
てっきりルルを背後からブスリと(マテ
ニーナなりにけじめがついたようですねー。
フレイヤ・エリミネーターについて。
フレイヤって劇中のシュナイゼルの台詞にもあるように、発射から発動までの間も内部組成を書き換えていくらしい。故に臨界状態で発射すれば、触れれば起爆、放っておいても起爆、弱点や発動条件が逐一変わっているので無効化も出来ない、と。
フレイヤ・エリミネーターはフレイヤの発動を抑制、中和する事は可能だけれど、あくまで大本の「薬」なだけで、症状(内部組成)にあわせた分量調整、処方箋を組んでいるわけではない。
だからってんで、リアルタイムで内部組成を分析して抗体プログラムも組み替える必要があるんだけれど、その所要時間は19秒、そしてフレイヤへの接触時間は0.4秒。
一見不可能。
可能にするのがドルイドシステムの演算能力とルルのタイピングwスザクの火事場のクソ力の合体技。
「二人に出来ないことは無い」の究極形、ここに炸裂。
・コーネリア&ギルフォード
コーネリアがあの状況で生きていたってのは「シュナイゼルが自分の命はもちろん、他者の命にも全く関心がない」という証明。
コーネリアはいいとして、ギルが生きてるって…えええぇぇぇ!!!!
こんな言い方してはいけないんですが、生きてて欲しい人や九死に一生で実は存命してましたーな展開を期待したいキャラは、他にもわんさといるんじゃよ…。
殺しすぎは確かにまずいですが、脈絡なく存命させるのも過度の期待を招いてしまってちょっと嫌。
登場人物が死んでしまう意味はそこに確かにありますからね…その意味を軽くしてしまう(生きてたらいいなーみたいな願望がドラマを捻じ曲げる)ような気がして。まあ単に視聴者(つーか自分)の妄想なんですけどね。
シャーリー…orz
・会長&リヴァル
リヴァルはマジで頑張ったと思いますよ、うん。ナイス脇役。
・ナナリー
開眼することで溜めていた小宇宙を一気に開放する乙女座の黄金聖闘士なわけですね、分かります(極大間違い
フレイヤのスイッチを何度も押してしまったナナリー。
兄に「自分にギアスを使えますか」と問うナナリー。
シュナイゼルの口車に乗ったのではなく、本心から兄を否定するが故の行為なのか…。
最終話で是非、兄妹の問答に期待したいところです。
しかしナナリーといいユフィといい、ルルーシュにとってアキレス腱に当たる人物がことごとく自力でギアスを破っている法則。
以上、24話でした。
次回いよいよ最終回。だらだらと感想(と呼べるのか)を更新し続けてきましたが、何やら感慨深いものがあります。
しかし…ちゃんと終わるのかこれ。
そんなこんなで。