仏の顔も3℃まで

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コードギアス 反逆のルルーシュR2 最終話感想『Re;』

そのギアス、確かに受け取った(挨拶



・・・いやー。
終わりましたねー、ギアス。一期から続いた反逆の日々もこれにて完結。
R2に入ってから色々ドタバタした展開に翻弄されもしましたがw久々にどっぷり浸かれたアニメ作品でした。


終わるかぁ…感慨深いものがあります。



最後も各登場人物ごとにだらだらと。




ルルーシュ
やはり皇帝ルルとしての「目的」はここにあったか、と納得。
憎しみや悪事を全て引き受けて、自らの命を以ってその連鎖を断ち切る、それがゼロレクイエム。
撃たれる覚悟のある人間が始めた行為の、ルルーシュなりのけじめのつけ方なのでしょう。
見事、やりとげた。


ナナリーとの対峙。
事ここに至って、まだナナリーの自由意志を尊重することを考えるルルさんに苦笑。
ナナリーの目が見えるようになったのはナナリーの意志の強さの証明…のはずだったんだが、ラストのギアス炸裂の複線にしか見えないところが皮肉っちゃあ皮肉。
でもお陰で、ルルーシュはナナリーの真意を知り、ギアスという「最悪の手段」を使うことでナナリーの憎しみをも引き受けることが出来たわけで。
「ありがとう。愛してる、ナナリー」恭しく頭をたれて鍵を受け取るルルさんに俺の中の全米が泣いた


力ずくで鍵を取り上げるのとはワケが違う。
…いや、力ずくの争奪戦もちょっと見てみたかったですけどね?貧弱な兄妹喧嘩による最終決戦(最低だ


二ヵ月後。展開はええー。
世界征服を成し遂げちゃった主人公。新しいぜルルさん。レポーターの読み上げる肩書きが長くて吹いた。
そしてパレードに乱入する妙に運動能力の極まったゼロ どう見てもスザクです、本当にありがとうございました。
世界の憎悪を全て引き受けて命を絶つのがルルーシュの贖罪。Fateホロウのアンリマユみたいだ、と友人が言ってました。激しく同意。
ただその役割を演じるのが能動的か受動的かで差はありますが。


「なぁスザク、願いとはギアスに似ていないか?自分の力だけでは叶わないことを誰かに求める」
人の希望に依って発現するのがギアスならば、その逆も然り。
今度は自分が、人々の願い-ギアス-にかかる番だと。
ギアスの力を肯定的に受け止めたルルーシュには賛否両論あるでしょうが、自分はありかなーと。
ギアスでなくとも人の心を操れるし尊厳を踏みにじれるのは、シュナ兄が十分すぎるほど体現してくれたので。
結局は人の感情から生じるもの、要は使い方ってことで。


何やら思わせぶりなラストでしたが(特に馬車の御者とか)
あえて書いておきます。ルルーシュが死なないことには、ギアスは完結できない。
…いや、めっちゃ悲しいですけどね!!Cの世界でシャルルからコード継承してて実は生きてましたーとか、そういう展開はマジ勘弁。




・スザク
最終話にしてついに、アルビオンvs聖天八極式の頂上対決!
結局この二人は共闘することはなかったですなぁ…。
オーバースペックの空中戦も良かったが、やはりナイトメアは地べたや壁を滑ってこそ!最後のランドスピナーを使用した高速格闘戦に震えた!!
これぞナイトメアフレーム!ナリタ攻防戦での初戦を髣髴とさせる紅蓮の回転攻撃とかランスロットの地面ハーケン突き刺しジャンプで回避とか!!
まさにベストバウトと言いたい。
最後は相打ちかと思いきや、紅蓮の右腕が先にランスロットの腹部を抉ってました…。
後のゼロレクイエムを見ると、行方をくらます為にスザクひょっとしてわざと負けたか!?とか思ってしまいましたが、そういう小細工できる人間じゃないですね、二人とも。
二人の決着は、単純に実力ってことで。


で、こっちも二ヵ月後。
そうか…スザクさんってば、素で実弾回避できるんですね。走り出した瞬間正体判明、そして爆笑!
機敏なゼロはキモいwwあんな加速装置使える奴はゼロぢゃねえwww


ゼロの真贋は行動によって決められる、とはかつてのルルの台詞。
中身が誰かではなく、権力に反抗するものの象徴がゼロなので、民衆にとってはゼロがゼロとしての行為を成せばそれでよし。
反抗の象徴が諸悪の根源を絶つ、それがゼロレクイエム。


ただし。
「お前は正義の味方として仮面をかぶり続ける。枢木スザクとして生きる事はもう無い。人並みの幸せを、全て世界に捧げてもらう。永遠に」
ゼロの仮面を一度つけたからには、最後までゼロを演じなければならない。よりにもよって自分が散々否定してきた、あのゼロをですよ。
意趣返しにしても、残酷なこと考えるもんだルルさんとスザクは。
父親を殺した時から、正義と言う言葉に寄りかかり己を偽り続けてきたスザク。
その結果として、多くのものを犠牲にしてきた。
ならば、最後まで自分を偽り続けるのが、スザクの贖罪。


ルルーシュは死ぬことで己を罰し、スザクは生き続ける業を背負った。
「生きろ」ギアスがある以上、ゼロとして「生き」なければならないってわけで。誰にも正体はばらせない。ばらす=死なので。
仕方が無い、これからは変態的なポーズの練習に励むんだスザク。ポイントは腕の開きとマントの使い方。




・C.C.
結局コードやギアス能力の本質や発祥については一切触れず。
まあそこまで手を伸ばすと第三期まで引っ張らないことには尺が足りないワナ。
ラストの笑顔はルルーシュがもたらしたもの…だといいですな。
それと、ルルーシュと会話しているように聞こえるのはCの世界のルルさん相手ってことで。




・ナナリー
アニメ史に残る、最弱にして最強のラスボスでした。
…もうちょっとこう、ルルーシュの真意に関心を寄せても良さそうなものですけどねぇ…自分がダモクレスフレイヤの恐怖によって世界の敵になる、って目的を持っているなら、ルルーシュが同じことをしようとしているって気づいても…。
ギアスの存在ってのがつくづくこの世界では重たい。
「いつ私がそんな事を頼みましたか!?私はお兄様と二人で暮らせればそれだけでよかったのに!!」
「お兄様は悪魔です!」

こんな台詞を食らった日にゃあ。きっとルルさんは二ヶ月間泣き濡れてたんだぜ!!(えー 


ラストでようやくルルーシュの手に触れて真相を知ったナナリーってサイコメトラーだ!!
もう読心なんてレベルじゃないナナリーのスキル暴走に笑った。
が。
その一瞬後には号泣…あのナナリーの絶叫は卑怯じゃよ…(涙
「お兄様、愛してます!」はもっと早く伝えてあげてー。


余談。
ギアスにかかって鍵を差し出すナナリーと
赤い囚人服のナナリーの胸元に情熱を持て余した。
あの服、絶対にルルさんのお手製だな。




・カレン
ライバル決戦についてはスザクの項で触れたので…と思いましたが一つ疑問が。
紅蓮の方が性能が上って…どういうこと?むしろ純粋な第九世代型ナイトメアのアルビオンの方がスペック上に思えるんですが…。
あれか、ラクシャータ先生+セシルさん+プリンの合作って点がでかいのか。


最後にゼロスザクが現れた事で、ようやくルルーシュの目的に気づいてしまった。「あれは、ゼロです」には泣ける。
学生に戻ったカレン。パンくわえBダッシュとは何て古典的な…某作品テレビ版でぶつかった女の子が実は転校生というベタな最終話があってだな、おめでとうおめでとうあり(ry
でもカレンが学生に戻るって、色んな人間の望みだったんですよね…。




・扇総理(笑)
言うべき事は一つだけ。

勝ち組死すべし。この男だけは納得いかん。結局斑鳩に一人残って何してたんだ。




・ヴィレッタ
丸くなったもんだ…(いろいろな意味で
ダンナには納得いかんです!!




・藤堂
先週で仕事は終わってたよなぁ…
でもスザクやルルーシュ以外の人間の口から「始めた人間の責任」って言葉を語らせるには、この人以外の適任者はいないか。
結局千葉さんとどうなったのかが気になるところですが…千葉さんがラストの写真撮影で留袖着てるってところが鍵。




・星刻
終戦で結構な吐血具合だったのでこりゃ二ヵ月後はいないかなーと思ったら、天子様と仲良く貼り付けの刑。存外にしぶとい(ところで天子様の拘束は放送時間的に肝を冷やしました)
かと思えば、エピローグの集合写真に姿は見えず。扇総理(失笑)の後ろに神虎は鎮座してましたが…まさか、シンクー!シンクー!




シュナイゼル
「ゼロに仕えよ」のギアスが気になってましたが、ラストで納得。ゼロという記号に従う、って意味ね。
新しいゼロは運動能力は素晴らしいが脳味噌まで筋肉なので、参謀役として残しておきたかった。ルルさんはシュナイゼルとの決戦の時点で、既に事後のゼロレクイエムを想定して戦っていたわけですな。
もし日本脱出の時の100万人ゼロとか出現したら、主だらけでシュナ兄卒倒。


ラストのボロボロの服、あれもルルさんのお手製w




・コーネリア
この姐さんの場合、ルルーシュが理想とする世界には微妙に居場所が無いような…。
そしてお供のギルフォード、結局生きてた意味がわからん…。




・南
いや、わざわざピンで取り上げるつもりはなかったのですがwwあまりにも自分の嗜好に忠実だったので紹介。
ルルーシュ統治の世界で、捕虜となった神楽耶を見て歯軋りする南。
結婚式でも神楽耶や天子様のゼロ距離を取るベーオウルフ南
オデュッセウスと気が合いそうだ。




・ジノ
…結局何がしたかったんだ、としかコメントしようが無いorz 




・玉城
むしろこいつが総理になった姿を見てみたかった(えー
夢を見てもいいじゃないか!と叫ぶ玉城にグッときました。でも選んだ道はバーのマスターってのが、また玉城らしいというか。
いい脇役でした、生き残ってよかった。
つか色紙の寄せ書きwwちょww中の人wwww




ラクシャータ&ロイド&セシルさん
結局プリン事件って何だったんでしょうねぇ…。
ルルに加担していたのに、二ヵ月後で捕虜扱いってことは…最後の最後で協力を拒んだか、あるいはルルさんが一芝居うって、皇帝亡き後の新世界で生きていけるようにあえて手元からうっちゃったか。後者と見た。


しかし、ホントに最後まで対面することなかったな、この学者達。




・ジェレミア&アーニャ
「記録せよ、ジェレミア・ゴットバルトを!
お前に敗北をもたらした、記念すべき男の名前だ!!」


かっけええええええ!!!!!なにこの無駄なカッコよさは!!
ジーク大破→サザーランドオレンジで特攻→ラガンインパクト!生身特攻!!
忠義が天元突破する男、それがジェレミア・ゴットバルト!!
あー、ロボット魂でサザーランドジーク出ませんかねー。同スケールのジェレミア付属で。
そして忘れた頃にギアスキャンセラー活躍。アーニャの記憶喪失はマリアンヌのボディジャックだけでなくシャルルから記憶操作ギアスをかけられているはずなので、その解除をしたってことでしょうね。


戦闘シーンには驚きましたが、エピローグにはもっと驚いた。
オレンジがオレンジ育ててる。そしてアーニャを嫁にしてる。









…なんかすっごく納得いかないぜジェレミア。











…よし、書きたいことは大体書いた!!あとで足すかもしれないけど!誰か忘れている気がするけど!!
というわけで、最後はオレンジが全てをかっさらった(大間違い
コードギアスでした。
一期から欠かさず観てきましたが、久々に翌週が待ち遠しくなる作品に出会えて幸運だったと思います。この牽引力は本物。
最初は世界観やメカ設定の緻密さ、そしてキャラクターの心情を表現する微妙なサジ加減にひきつけられました。
R2に入ってから…正直なところまとまりが無くなったというか、掘り下げた描写が感じられないもどかしさはありました。
外的要因もあったのかなぁ…途中から明らかに方向性が変わり、視点を常にルルーシュに置いてストーリーが進展していくようになりました。
弊害としてスザクの内面に関わるドラマが希薄になり、最終的にスザクは何をしたかったの?と首をかしげる扱いになった(端的に言えばウザクになった)のは事実です。
でも、ルルーシュの物語として観るときちんと完結しているので、これはこれで良いのでしょう。
こんなもっともらしい感想並べなくても、二年間メチャメチャ楽しめたし、ラストでボロボロ泣けたってだけで十分です。
これ以上の展開はいらない。後日談も不要。
でも、小説版とかで舞台裏を覗くぐらいは、まだ少し楽しみたいと思います。


一つだけ心残りなのは。
学校でまた、皆で花火をあげてほしかった…。



で。
こんなくだらない感想&駄文を読んでいただき、かつコメントまでして下さった、
サイト閲覧者の皆様に感謝を。僕ら、すげー楽しみましたよ。





おつかれさま。
ありがと ギアス






そんなこんなで。



つーかですね。
がらにもなく綺麗にまとめた矢先、ダブルオーセカンドシーズンが待ちうけているワナ。
感想どうするかな…またダラダラ書こうかな…。