仏の顔も3℃まで

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バンダイ HGUC AMS-129 ギラ・ズール

ネオ・ジオン、万歳!(挨拶





本日紹介するのはこちら。

HGUC 1/144 AMS-129 ギラ・ズール (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 AMS-129 ギラ・ズール (機動戦士ガンダムUC)

ガンダムUC』より、昨年末に発売されたギラ・ズールの1/144プラキットです。
ネオ・ジオン残党「袖付き」の主力MSとして、今日も元気にユニコーンさんに瞬殺されたり、リゼル部隊に袋叩きにされたり、ジェガンと互角の喧嘩を繰り広げたりする愛すべき量産型MS。
キットですが、とても良く出来てます。以下写真〜。





前後から。
ガンダムUCで新たにデザインされたMSは、主役機のユニコーンガンダムをはじめとして全体的に長身、頭身の高い傾向にあります。
このギラ・ズールもその例にもれず、非常にスマートな体形。
ギラ・ドーガの後継機ではありますが、完全にザクよりのデザインラインですね。
何でも、袖付きを中心とするジオン残党(特に古参の面子)の戦意高揚を図る為、あえて伝統あるザクの形状に近づけた、とかなんとか。


キットの出来栄えは非常に優秀。
特に今回のギラ・ズールは組みやすさに重点が置かれているのか、左右対称のパーツが多いせいもありますがあっという間に作り上げる事が出来ました。
またパーツ単位での色分けも優秀。全身のケーブルがしっかり別パーツ化しているところが嬉しいですね(ケーブルの色はもう少しグレーに近いほうが好みですが)
袖部分や全身の丸いモールド(アポジモーターでしょうか)はシールで対応。
今回も完全素組み、スミ入れを実施して、色を補ったのは胸部のフック状のパーツくらいです。







付属品一覧。
この豊富なオプション品がギラ・ズールの魅力。





可動箇所を紹介。
頭部は首パーツの引き出し機構+首と頭部でのボールジョイント可動。
逆襲のシャア』登場MSのHGUCキットと同様、宇宙空間での飛行ポーズ再現に特化した、首を上に向けやすい構造。
首のボール接続はポリキャップ未使用。ちょっと首が短く、頭が埋まったように見えます。




頭部モノアイはシールで再現。
また首の根元にモノアイ可動ギミックが内蔵されているので、写真の様に視線を変える事が出来ます。


後部が長いメットの形状がドイツ兵っぽいというか。
個人的に、ガスマスク装着を思わせる口元が好みですw




肩から腕部にかけての可動。
胴体と肩の接続部分に引き出し式関節が仕込まれており、肩の前後可動の範囲が広いです。
肩部分でポリキャップ接続。肩アーマー独立可動。
腕を左右に開く事ができますが、肩アーマー及びシールドが干渉して大きく動かせないのはある意味ジオン量産機の伝統。




前述した肩の引き出し可動。
これだけ動いてくれると、銃器を構える際に大助かり。
写真ではシールドを外していますが、御覧のとおり右肩との接続はボール。グリグリ動いてくれます。




上腕でロール。肘は曲げられて90度前後の可動。
手首ボール接続。


腰部と胴部でボールジョイント接続。
少し引き出して胴を伸ばしてやる事で、前後左右に大きく動かせます。




フロントアーマー、サイドアーマーがそれぞれ可動。
フロントアーマーは左右切り離しすることで独立して動かせますが、今回は横着してパス。
…軸の切り離しは簡単なんですが、装甲部分の分割に神経使いそうだったので(えー




股関節、足首ともにボールジョイント。開脚及び接地性は写真の程度。
股関節基部で独立してロールします。




膝は一応ポリキャップ二点での接続ですが、可動範囲はそれなりといったところ。






ここからは武装を紹介。
まずはビーム・マシンガンと予備弾倉を。
銃器握り手は右手のみ付属。
予備弾倉は三個連結で切り離し不可。フロントアーマーのマウントラッチに差し込みます。







適当にアクションさせたり飛ばしたり。
股下にいつもの様に3mm径の接続穴が開いているので、figmaなどのスタンドを使用できます。


左手用の銃器保持手はありませんが、代わりに平手が付属。






マシンガン下部に接続していたグレネード・ランチャーは取り外し可能。
単独でも持たせる事が出来ます。何これカッコいい…!





リアアーマーのカバーを外す事でハードポイントが露出。
専用の武装ラックを接続します。





武装ラックにシュツルム・ファウスト、ビーム・ホーク、ハンド・グレネードをマウント。
付属品フル装備状態です。






シュツルム・ファウストを装備。
ギラ・ドーガではシールド裏に複数マウントされていましたが、ギラ・ズールではグリップや照準用のサイトをつけた発射管を増設して手持ちタイプの武装に。
命中精度向上の為の策ですね。使い捨てではあるけれど無駄弾は撃てない、袖付きの懐事情が透けて見えるような…。


銃器持ち手が左手用にも付属していれば、マシンガンとの同時装備も可能だったのですが。残念。








ビーム・ホークを装備。
ギラ・ドーガと同様にビーム発振用のエミッターが二箇所設けられており、斬撃用のトマホーク(鉞)、刺突用のビームピックの二種類のビーム刃を形成可能、との事。
キットには二種類のビームエフェクトが、グリーンのクリアパーツで付属しています。
ギラ・ドーガはビームピックを伸ばしてビームサーベルとしても使用できたはずですが、こちらはどうなんでしょうか。
いかにも急場仕上げなデザインが素敵。





ハンドグレネードもビームホークと同様に握り手パーツで保持が可能です。
宇宙世紀0096年代に投擲式の武器って…とも思いますが、ゲリラ戦が主な運用方法となる袖付きの事情を考えれば、一定効果が狙える・信頼性が高い武器ってのは重宝するんでしょう。







頭部は一般機・隊長機の選択が可能。
ブレードアンテナの有る・無し、それぞれのヘルメットが付属しています。


実は、前述した首根元のモノアイ可動レバーが非常に小さい&動かし難いので、撮影中、隊長機のツノの役割はレバーを動かす爪楊枝代わりに終始していた事は内緒だ…!(えー







ここからは他の機体と並べてみます。
まずは

HGUC 1/144 RX-0 ユニコーンガンダム ユニコーンモード (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RX-0 ユニコーンガンダム ユニコーンモード (機動戦士ガンダムUC)

HGUCユニコーンガンダムユニコーンモード)と比較。
直線主体のユニコーンと曲線メインのギラ・ズールと。
これだけ連邦とジオンの意匠の違いが露骨に現れるとは。
両軍互いに、長年のデザイン変遷の終着点を見ているような印象です。並べると実に楽しい。




続いては

HGUC 1/144 NZ-666 クシャトリヤ (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 NZ-666 クシャトリヤ (機動戦士ガンダムUC)

HGUCクシャトリヤと。相変わらずクシャでけえー。




ちょっと趣向を変えて。

HGUC 1/144 AMS-119 ギラ・ドーガ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

HGUC 1/144 AMS-119 ギラ・ドーガ (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

組んでおいたけどレビューしなかった兄弟機、HGUCギラ・ドーガと並べてみます。
見た目だけだと、本当にこいつら同系統・規格の機体っすか?というくらい別物(脚部の形状には似通ったものを感じますが)
発展強化更新型、という位置づけではありますが、劇的な性能の向上がされているというよりは、生産性・整備性の向上、部品レベルでの洗練、拡張性の高さに主眼を置いたマイナーチェンジ機、ということらしいです…まあそういった要素って、兵器としては最も重要だったりしますが。


小説を読んでいると、とにかくネオ・ジオン残党の爪に火をともす活動が印象に残ります。
せっかく生産されたギラ・ズールですが、コクピット内部では「シャアの反乱」時のMS操縦桿として不評だったアームレイカーがそのまま使用されている、とかね。
余談ですが、「逆襲のシャア」の映画本編や設定資料でアームレイカーの丸っこい形状を見ていると、昔懐かしファミコンの外付けコントローラジョイボールジョイスティックのパチモン…失言)を思い出します。
当時、「スターフォース」を狂ったように遊んでいた自分に親父が買ってくれたのですが、頼んだのはジョイスティックだよ!という言葉をグッと飲み込んで、操作性がイマイチなボールを握り締めていた記憶があります(連射機能は重宝しましたが)
あれが物心付いて初めてのコレジャナイだったかなぁ…とかダラダラと書いていると、またジェネレーションギャップの見えない壁に涙を流しそうになる気がするね!(ぢゃ書くなよ



閑話休題
今更ながらギラ・ドーガを眺めると・・・これまた実に良く出来てます。
撮影中、久しぶりに弄り出したら止まらなくなってなりました。
でも今後『ガンダムUC』劇中で登場した、袖付き使用のギラ・ドーガとか登場したらどうしよう…腕部だけ変えて出そうで怖い。
あと袖のついたアイザックとか(汗






設定としてある拡張性の高さは、プラキットにも反映されてます。
以前に模型誌ホビージャパン)でも紹介されていましたが、ギラ・ドーガの武装バックパックは無改造でギラ・ズールに装備可能。
これはこれで、重装型といった趣で素敵。
しかし、なんでまたギラ・ズールは両肩のスパイクを外してしまったんでしょうね…?





お互い、こいつにだけは負けられないと思っているに違いない。
意地があるんだよ、オトコノコにはなぁ!!(えー

HGUC 1/144 RGM-89 ジェガン (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

HGUC 1/144 RGM-89 ジェガン (機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)

HGUCジェガンさんとガチバトル。ドーガ兄さんと選手交替して頑張ってます。









というわけで。

以上!HGUC ギラ・ズールでした!



実に手堅く、いい出来の量産機でした。
左手の銃器持ち手が無いのは残念なところですが、たんまり用意された付属品が魅力のオススメキット。
また、本体も武装もミリタリーテイスト溢れるデザインとなっているので、そういった側面からも、人によってはたまらない魅力になるかと。
今後はビーム・ランチャーを装備した長距離支援用のアンジェロ機、親衛隊機など発売されるのでしょうか。
個人的には水陸両用に改造されたぜー・ズールの発売をお願いしたいところですね!



HGUC 1/144 RGZ-95 リゼル (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RGZ-95 リゼル (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RGM-89S スタークジェガン (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RGM-89S スタークジェガン (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RGZ-95C リゼル (隊長機) (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RGZ-95C リゼル (隊長機) (機動戦士ガンダムUC)

連邦機も続々プラキット化。楽しみです。
付属品などを見るとロボ魂版も気になるところですが、ダブルオーの時と同様に、今回のユニコーンの立体物もひとまずはHGUC版をメインに揃えていこうかと思いますー。








最後にちょっとだけ撮影のハナシ。
前回のクウガアメイジングマイティから茶色のレザックを背景紙として使ってみました。意外といい感じ。
モノにもよるかとは思いますが、あまり被写体とケンカしない色合いなので、これから黒・赤・青の背景紙と併せて重宝しそうです。



そんなこんなで!