仏の顔も3℃まで

はてなダイアリー終了に伴いお引越し。思い出は残しておこう…。


狭く浅くしなやかに。惰性の赴くまま更新。用量・用法を守って正しく服用を。
現在、鋼のシスコン番長と全国の貞夫さんと西住殿マジ軍神を応援しつつ、サイト休止中…。
説得力皆無ですが画像の無断転載はご勘弁下さい。  
初めてお越しの方は、プロフィール画面での御案内を確認頂けると幸いです。
…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


↑web拍手です。ここで会ったのも何かのご縁。うっかり読んじゃった記念に押して下さいませ。

バンダイ HGUC 1/144 MSN-001A1 デルタプラス

なんだこりゃ。こんな互換の利かねえ機体を送って寄越しやがって!(挨拶





百式の血統、その顛末…今回は。

HGUC No.115 1/144 MSN-001A1 デルタプラス (機動戦士ガンダムUC)

HGUC No.115 1/144 MSN-001A1 デルタプラス (機動戦士ガンダムUC)

機動戦士ガンダムUC』より、デルタプラスを紹介〜。





MSN-001A1 デルタプラス
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した量産試作型可変モビルスーツ
連邦軍の可変MS開発の礎となった「Z計画」の過程において、変形時のフレーム強度不足等の理由から非変形型の機体として仕様変更・再設計された機体『MSN-00100 百式』の発展型、または完成形といえる機体。
その基本性能の高さから『百式』モデルの機体は、機動性を重視した高速戦闘用MSとしていくつかのバリエーション機を生み出したが、その一方で「可変MSとしての百式を完成させる」初志の開発プランも、長い時を越えて再度洗い直しとなった。
百式』が実戦で培った戦闘データに加え、『MSZ-006 Zガンダム』の完成後も「Z計画」に端を発する可変MSの開発・データ収集は継続されており、それによって蓄積された技術も投入。技術の壁を時間が解き崩し、完成を見た機体が『MSN-001 デルタガンダム』であり、その量産試作機が本機『デルタプラス』である。
1G重力下内での飛行能力を有するウェイブライダー形態への変形機構を有し、単独での大気圏突入能力、および航宙・航空を問わず圧倒的な直線機動を発揮することが可能。
MS形態においても、徹底した軽量化と『百式』ゆずりのフレキシブル・バインダーによる空力制御で優れた運動性を誇る。
百式』の基本性能に、可変MSとしての機能性を追加する(取り戻す)事に成功したが、U.C.0096当時の連邦軍主力量産機とは一切の互換性を持たず、性能の面でも整備・メンテナンス面においても「規格外」の機体となっている。



というわけで、1/144 HGUCシリーズにて、めでたくデルタプラスがリリース。
ガンダムUC』でも百式の進化系として人気の高い機体ではないでしょうか。
本キットのアピールポイントと言えばやはり変形。
1/144スケールでは恒例となりつつある大胆なパーツ差し替えにより、MS形態からウェイブライダー形態への変形を再現しています。










MS形態を前後から。
差し替え変形のお陰でプロポーションは概ね良好。
好みを言えば、ちょっと四肢の長さに対して胴体が寸詰まり気味のような…。













ぐるっと見回してみます。


フレームの露出した脚部や背面のバインダー、頭部のデザインなど、百式の意匠がそこかしこに見えます。
曲線と直線が混ざった面構成がいかにも「規格外」な雰囲気。
成型色の時点で色分けはかなり優秀です。自分ではライフルとシールド、脚部内側ダクトの白、バルカン砲と腿、背中のグレーを塗ったくらい。
色を足す部分が少ない機体は個人的に大歓迎w


目に相当するバイザー部分は無色のクリアパーツの内部にオレンジ・シルバー・紺のいずれかのシールを貼り付ける仕様となっていますが、今回はシールを使用せずにフェイスパーツ自体に掘り込まれているツインアイを自分で塗装、クリアパーツもオレンジのクリアカラーで塗ってみました。






可動箇所を紹介。
頭部はボールジョイントと首ブロックの引き出し可動の二点。
もう少し顎が引ければ…。






肩と胴体で軸接続。若干前後に可動します。
肩で横方向スイング。上腕でロール。
肘は曲げられて90度強。手首ボールジョイント。






腹部ボールジョイント接続。
少し上下に引き伸ばしてやる事でかなり自由に動きます。






サイドアーマーが若干ですが上下にスイング。
小型のフロントアーマーは左右切り離して独立可動します。






股関節ボールジョイント。ボール自体の可動域が狭いため、開脚は上の写真の程度。腿ロール機構無し。
膝二重関節。足首は軸接続+ボールジョイント。爪先で独立可動。






変形ギミックの恩恵で、背面バインダーの角度変更が可能です。






変形時の差し替えパーツと余剰パーツを大きく分けている関係で、MS形態の可動範囲はHGUCシリーズとして標準的なレベルを確保していると思います。
可も無く不可も無く(流石にダブルオー関連のプラキットと比べてしまうと見劣りしますがw)







最近の1/144キットではおなじみ、股下でスタンド接続可能。











武装を紹介しつつアクションポーズを。
まずはビームライフル


小説版の資料として用意された初期の画稿ではフルアーマー百式改のメガ・バスターを携行していましたが、アニメではEパックの規格の兼ね合いからリゼルと同様のライフルを使用するようです。

GUNDAM FIX FIGURATION # 0023 百式 & フルアーマー百式改

GUNDAM FIX FIGURATION # 0023 百式 & フルアーマー百式改

GUNDAM FIXの百式改に付属していたメガ・バスターを持たせられないかと思いましたが、デルタプラスの銃持ち手の内側にはライフル固定用のダボが設けられているため、保持には加工が必要でした。いずれ手が空いた時に…。









シールド、及び内蔵武装
まあシールドと言うよりは、変形時の機首になったり、センサーや武装を追加したオプションユニットですかね。
デルタプラスの場合は、先端にビームガン・ビームサーベルグレネードランチャーを内蔵しています。








ビームサーベル
クリアパーツのビーム刃は二本付属しているのに、サーベルグリップは一本、かつ保持手首も右手だけ。
本当に…そろそろ切実な希望になってきているのですが、武器保持手くらいは左右両方、しっかり付属してくれないものでしょうか(怒








キットインストを読むとシールドから直接、二本同時にサーベルを発振する攻撃方法があるようです。
シールドに収納されているサーベルグリップを開口して、ビーム刃を接続できるようにしてみました。






ここからは差し替え変形について紹介。
↑上の画像は、ウェイブライダー形態で使用する組み替えパーツとなります。




MS形態からパーツを分解します。WR形態で使用するのはこれだけ。




こちらが余剰パーツ。胴体はほぼ丸ごと余ります(汗






芯となるパーツに分割したシールド、リアアーマー、バインダーを接続。





腕部を接続し、WR形態用の肩アーマーをかぶせます。





脚部の変形。
爪先はそのまま使用、かかとだけWR専用パーツに交換。





変形させた脚部も接続。その上にサイドアーマーを付けてウイングを展開。
ビームライフルをウイング下部にマウントすれば…。






ウェイブライダー形態へ。








WR形態でぐるっと。う、薄い…。








色々な角度から。









おまけ。
小説版から、ユニコーンと絡めて何点か。
(若干ネタバレになりますので、ご注意を…)










「男と見込んだ。オードリーを頼みます」










「バナージ!お前は、本当にネオ・ジオンの人間になっちまったのか…!」
「もう、そういうことじゃないんですよ!!」









ストーリー展開と前後しますが…。





(やはり、こいつとは勘が合う)
「一点突破だ!お前の打撃力と、俺の機動力。二つを合わせて奴の土手っ腹をぶち抜く!」









「直進だ、リディさん!」「結界が破れた…!」







「見える。ロニさん…!!」














同じ1/144スケールとは言え、やはりユニコーンを乗せるシーンは無理がありますねw
というわけで。




以上!HGUC 1/144 デルタプラスでした!


繰り返しになりますが、思い切った差し替え変形のお陰でMS・WR両形態どちらもバランスよく纏まっています。
特にWR形態の上下の薄さは特筆もの。機首が曲線主体になっているのもゼータ系の機体としては目新しいですね。
カラーリングの渋さも含めて、この飛行形態はかなりのお気に入りとなりました。


ガンダムUCでは新設定の機体ばかりでなく、こうしたマイナーチェンジ機が脇を固めてくれるのが楽しいですね。
アニメ二話以降での活躍が楽しみです。
そんなこんなで。