I BELIEVE YOUR LOVE 諦めない…傷ついた翼広げて 羽ばたく空 限りのない 夢を描く遙か(挨拶
最近はあんまり「カスタム」と言われなくなりましたね…今回は。
ROBOT魂 [SIDE MS] ウイングガンダムゼロ(EW版)
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
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A.C.(アフターコロニー)180年代、A.C.史上初の戦闘用モビルスーツ「トールギス」に続き開発された、同世界観における最初のガンダムタイプMS。
コスト及び生産性を度外視し、新素材ガンダニュウム合金による柔軟かつ堅牢な装甲・内部骨格(ゼロフレーム)を実現。トールギスを含めた同世界における全てのMSを凌駕する機体性能を誇る。
機体名に冠される背中の翼は、一対づつの主翼・副翼の計四基で構成。
可動式の主翼と翼面積自体が可変する副翼を駆使し、超大推力バーニア、姿勢制御用のAMBACユニット、文字通り翼として大気圏内を飛行、機体を覆うシールド…等、多彩な用途を以て本機の優位性を確立している。
主兵装のツインバスターライフルは、機体のジェネレータから直接エネルギー供給を受ける事で、過剰なまでの威力を持つビーム攻撃を連続して使用可能。
また出力制御によって精密射撃や連射、長時間照射にも対応する。
「戦闘に勝利する為のあらゆる情報・未来予測結果をパイロットに伝達する」魔性のシステム「ゼロシステム」を搭載するが、これはパイロットの精神に多大な負荷をかけ、時として勝利を優先するあまり暴走を引き起こしたり、パイロットの精神崩壊を招く可能性を孕んでいる。
ゼロシステムの危険性、またMS単体が保有するには余りにも強大すぎる攻撃力から、開発した科学者達によって設計データが封印される経緯があり、本機の制御にはただシステムに依存するだけでなく、システムの支配に打ち克ち逆にコントロールするだけの強靱な精神力が要求される。
コロニーと地球との大規模戦争終結後、太陽に向けて廃棄されつつあった本機はマリーメイア軍の蜂起に対応するため、再度ヒイロ・ユイが乗り込み地球に舞い降りる。
そして、マリーメイア軍の本拠地であるブリュッセル大統領府を覆うシェルターシールドに対し、バスターライフルによる同地点照準三連続射撃を敢行、破壊するが、地球到達までのアルトロンガンダム(ガンダムナタク)との戦闘、シェルター防衛にあたるサーペント部隊の集中砲撃によってダメージが蓄積、ついには射撃の反動に機体が耐えきれず、力尽き爆砕してしまう…。
余談となるが、『新機動戦記ガンダムW』のTVシリーズとOVA(及び劇場版)とで登場する同名のガンダムはデザインが相違するのみで、設定・性能において同一の機体とされている。
劇中での活躍、キャラクター性を前面に押し出したデザインによって認知度・人気が高く、立体化の機会の多いウイングゼロのエンドレスワルツ版。
今回ついにロボ魂でもリリース。
正直、またゼロカスの方か…と新鮮味も薄れつつあるのですが(と言いつつ結局買っちゃってるんですが…
出来としては相当なものです。レベル高い。
近場からぐるっと。
硬質素材が多用されているお陰で全体的にかっちりとした造形。全身のバランスも個人的には特に不満なし。
巨大な翼に細身の本体…というギャップを忠実に再現。
各部センサーはメタリックグリーンで塗装されてます。
ロボ魂のガンダムタイプはとにかく顔の造形が勿体無い!と感じる事が多いのですが、今回のゼロはかなりのイケメンフェイスかと。
ただ、やっぱり品質には個体差が出てしまうようで、アンテナが少しずれていたり顎の赤い塗装がはみ出ていたり…といった個体もチラホラ見受けられました…。
ウイングを外した状態。ネジ穴や製造表記をバックパックで隠す、細かな配慮が確認できます。
このまま可動について紹介〜。
関節配置はロボ魂ガンダムタイプとして標準的な内容。
肩関節が引き出し式になっていて、後述のツインバスターライフル発射ポーズに対応可能です。
胴部で前後可動、腰部ボールジョイント。
腰の装甲に干渉する為、腰の横方向への可動域は若干狭い印象。
フロント・サイド・リアアーマーがそれぞれ独立可動。
足回りは干渉する部分が少ないので良く動きます。
足首から爪先への可動箇所が非常に多く、接地性良好。爪先をピンと伸ばしてエレガントな飛行ポーズにも対応(ぇ
ここからはバックパックを付け直し。
ゼロカスのウイング基部の可動って、関節軸の配置とかロールする向きとかが立体物によって結構異なる気がします。
今回のロボ魂版は特にクセのない印象ですが、嬉しいのは保持力が高いという一点。
大きな翼を動かしていると、へたれてしまうのが早い…といったこともなく、羽を広げた状態・ポージングをしっかり維持してくれます。
主翼のほぼ中央にボール可動が組み込まれています。
僅かな可動範囲しかないようですが実は効果絶大。翼の滑らかな動きを演出してくれます。
主翼の末端部分の羽もボールジョイントで独立可動します。
飛行ポーズがメインの機体なので、商品に魂STAGE(ロボ用)が同梱されています。
専用のジョイントパーツを介してバックパックと魂STAGEを連結。
股下ではなく背中での接続の為、本体の可動を妨げません。
飛行ポーズがふつくしい…。
ただ、胴体の前後可動に保持力が足りないのが、動かしていて若干気になりました。
肩のマシンキャノン。
カバーの開閉ギミックを再現してはいるのですが、肩と頭部の配置が影響して干渉しまくり。
顔を上げなければ殆ど開かず、ポーズがつけにくいです。
これはデザイン上、仕方ないんでしょうかね…。
さらに武器保持手も用意されています。
副翼に装備されたビームサーベルを使用。
「五飛、自爆スイッチを押せ!」
「五飛、トレーズはもういない!トレーズはお前が倒したんだ!!」
クリアパーツのビーム刃が一振り付属しています。
グリップが二本あるならクリアパーツももう一つ…まあ劇中でも一刀で五飛と切り結んでましたけどね…。
それと、ビーム刃はもっと長いほうが機体に似合っているかな、と感じました。
ツインバスターライフルを装備!
かなりの長さ。見栄えのするサイズでの造形ですね。
側面のパーツを銃身下部に差し替えて、二丁を連結。
グリップ部分がスライドし、位置の微調整が可能です。
そのまま収納することも出来るので、トリガーコントロールを移譲した片手での保持・射撃ポーズにも対応。
グリップ部分のスライド機構と肩関節の引き出しのお陰で、狙った通りのライフル両手持ちポーズがきまってくれます♪
スパロボでのウイングゼロの戦闘演出が、出演作品を増やすたびに過剰になっていくようなw
いいぞーもっとやれー。
金星付近でゼロと接触。再び地球へ。
「ウイングゼロ…!」
「確認する。シェルターシールドは張っているな? …シェルターは完璧なんだな!?」
「もちろんです。貴方達の無力さを思い知りなさい!」
「ウイングゼロの照準には、コンマ二桁まで狂いがありません!」
「やめろーーー!!ここには、リリーナ・ピースクラフトがいるんだぞーーーッ!!」
「ヒイロ…」
ウイングゼロ、ファイナルシューティング。
というわけで。
以上!ROBOT魂 ウイングガンダムゼロ(EW版)でした!
スタイル・可動の両面で申し分のない、素敵な出来栄えと感じました。
ネックとなるフェイス部分も中々の男前に仕上がっていますしw
(今後のロボ魂ガンダムのお顔は、このレベルの維持を切に願いまくりです…)
翼の細やかな表情付けが出来たり、保持もしっかりしていたり…と、トレードマークであるウイングをストレスなく動かせるというのがとにかく有難いです。
完成品アクションフィギュアとしては決定版に近い印象。
ゼロカスの立体物はもうお腹いっぱい、という方もひとまず手にとってみて損はないかとw
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/08/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
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エンドレスワルツ版の機体だけでなく、TVシリーズの機体もロボ魂で見たいです!
スタイリッシュさを重視したEW版も勿論好みではありますが、TV版ウイングゼロの兵器っぽさというか無骨な雰囲気は、また別の魅力があるんですよね。
もっと欲を言えばTV版のモビルドール勢とか!ヴァイエイトとか!メリクリウスとか!
「俺はもう、誰も殺さなくていい…殺さなくて済む」
そんなこんなで。