目覚めよ、その魂(挨拶
今回は、一気に三商品レビュー、いってみます。
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/04/29
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- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/07/16
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- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/08/06
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「既に仮面ライダーである男…」
フェリーボート『あかつき号』における海難事故の際、人類の創造主とも言うべき「光」を具現化した力を多量に浴び、叡智と進化の源=アギトに覚醒した記憶喪失の青年・津上翔一(本名は沢木哲也)が変身する仮面ライダー。
翔一が精神を集中する事により召喚される変身ベルト『オルタリング』により変身する。モチーフは龍。
グランドフォーム(超越肉体の金)…大地の力を身体に宿したアギトの基本形態。武器を用いず、格闘戦により敵を圧倒する。
トリニティフォーム(三位一体の戦士)…翔一が一時的に記憶を取り戻したときに変身可能となったアギトの強化形態。グランドフォームを起点に、力と知覚に優れた「フレイムフォーム」及びスピードに優れた「ストームフォーム」の特性を合わせた三位一体のフォーム。
マシントルネイダー…アギトの発する超エネルギー「オルタフォース」を受けて翔一の乗るバイクが変化した姿。優れた耐久性と既存のバイクを凌駕する性能を誇り、飛行形態・スライダーモードへの変形が可能。
現行のアクションフィギュアの中では最も小型ながら、元となるS.I.C.シリーズ譲りのアレンジの利いた微細な造形、商品展開の度に進化を重ねていく可動・ギミックと、非常にクオリティの高いアイテムを連続してリリースしている極魂シリーズ。
自分も、好きな作品のライダーについてはチェックしておりました(ファイズの商品展開の頃は涙をのんだ事もありました…)が、今回のアギトはS.I.C.アレンジ後の姿がストライクゾーン直撃。
しかも専用バイクであるトルネイダーと、陰の薄い事に定評のある平成ライダーのてんこもりフォームのはしりとも言えるトリニティフォームまで発売されたとあっては抑えが利かず、カメラを向けてみました。
当初はレビュー記事を分けようと考えていたのですが、思い切って三種一挙に紹介!(非常にページが重たいと思います…すんません)
近場からぐるっと。
僅か10cmたらずとは思えない、サイズを誤って認識してしまいそうな細やかな造形と塗装です。
複眼やオルタリングなどにクリアパーツが使用されています。
S.I.C.のアレンジって妙に生々しい雰囲気が強くて敬遠してしまう時もあるのですが、今回のアギトのアレンジは目茶苦茶好みに近かったです。
モチーフであるドラゴンを彷彿とさせる、脚部のウロコのようなディテールが細やか。金の装飾も美しいです。
頭部のクロスホーンは元デザインよりもかなり大型化。
ライダーキック使用時の展開状態は、差し替え無しのスライド可動により再現。よくもまあこんな小スケールで…驚きました。
その分角が前後に分厚くなっているので、見た目に関しては人によって好みが分かれる部分かと。
付属品は交換手首一式。
握り手・バイクのハンドル保持手・平手の三種。平手は変身ポーズ用の表情の付いたパーツも欲しかったです…。
全身の可動。
商品サイズを考えればこれが限界かな?と思うくらい動くのですが…。
気になるのは頭部です。首根元と首+頭部の接続でそれぞれボールジョイントが使用されているのですが、首の太目な造形のため、干渉して殆ど顎を引けなくなっています(この後の画像では首周りと顎の裏を削ってあるのですが…あまり改善は感じられないかもorz)
空中キックのポージングなどに影響してしまうのが難点。
他の部位については文句なし。肘・膝は二重関節が採用されてますし、足首も横ロール二点+前後スイングで優秀な接地性を誇ります。
腰でボール可動、肩アーマーは腕部と独立して上下スイング。
肩と胴体でボール接続、肩部分で横方向スイング。上腕でロール。
股関節はボールジョイント+横ロールとなっていますが、デザイン上開脚の幅はそこそこ、と言ったところ。
既に変身済みなのですが(汗)
ひとしきり変身ポーズをとってみたところで、ここからは適当に動かしてみます。
G3-Xとの連携技、ライダーサマーソルト。
…同スケールの氷川さんが欲しいです。
これを再現したくて買ったようなもの!という訳で、ライダーキックの一連の動きを〜。
…右手を振りかぶって、最後に掌を僅かに切り返すのが渋い。
静から動へと切り替わる所作の流れが大好きなんですよね。「居合い」をイメージしたとかなんとか。
派手さはありませんが、全ライダーの中でも、キック前のアクションはアギトがずば抜けてカッコいいと思います…!
空中で一瞬加速して敵を射抜く!カウンターキックの鬼。
着地してから、敵アンノウンの爆発による逆光を受け、ドヤポーズのアギトさんでした(えー
グランドフォームはここまで!続いては専用バイク、マシントルネイダーを紹介。
各部のアップ。
トルネイダーはS.I.C.シリーズでも、極魂の前身というべき匠魂シリーズでもそれぞれリリースされていましたが、今回の極魂版ではそのどちらともアレンジの方向性が異なるようです。
フロントカウルを見ると、カラーリングも相まって…なんか虫っぽいw
搭乗者であるアギトに負けず劣らず、こちらも緻密な造形です。
メインの配色となる赤はメタリック塗装、金の装飾にはスモーククリア素材が使用されています。
グランドフォームに付属の保持手を使用して、早速アギトを乗せてみます。
前後のタイヤが回転しますが、後述する変形ギミックの影響でハンドルは左右に切れません。
アギトと比較するともう一回りボリュームがあっても…。
スライダーモードに変形。
まずは両サイドの羽を開いて、連結用パーツを外します。
カウルを前方に押し込みつつ、フロントタイヤを90度回転。
マフラーを両サイドに倒して、リアタイヤも時計回りに90度回転。
シートとエンジン部分の連結を一旦外して、接続部を変更。
ボディを縦に長く展開。
スライダーモードの完成。
元デザインでは縦に大幅に引き伸ばされたフォルムになっていましたが、今回の極魂ではウイングやマフラーなど、横方向へのパーツ展開が目立つ印象。
ディスプレイ用の小型スタンドが付属しています。
アギトを乗せる際は、ガソリンタンクのフタを外した部分に連結用パーツをかませて、右脚を固定します。
シート部分をさらに後方に伸ばす展開ギミックあり。
…ただ目一杯伸ばしても、G3-Xと二人乗りを再現するには厳しい長さ(汗
ドクトルGをライダーブレイクで撃破し、スピードを殺しながら着地!(ドクトルG違う
トルネイダーはここまで。
最後にトリニティフォームを紹介!
新造の右腕・左腕が目を惹きます。右肩のボリュームすげえー。
頭部から足先まではグランドフォームと同様。若干ベルトまわりのカラーリングが異なっています。
グランドフォームと並べてみます。
金色の発色にかなり相違があり、トリニティフォームの方が色が濃いというか、赤味を増した印象。
可動域や交換手首もこれまたグランドフォームと同じ。
…なのですが、大型化した右肩がかなり頭部と干渉してしまうのが難点。
ストームハルバート。両端のブレードが展開可能。
持ち手とグリップのサイズが合わず、保持力が弱めなのが残念。
フレイムセイバーを装備。ハルバートもですが、紋様のようなモールド、基部の造形など非常に細かく作りこまれています。
こちらは鍔部分のクロスホーンが展開できるようになっています。
持ち手との相性はなかなか。ハルバートと違いポロリの心配は無いかと。
大きく腕周りを動かそうとすると肩アーマーがカパカパ開いてしまうのが惜しい…。
しかしながら大型武器の二刀流は実に見栄えがします。
かっこいい…!
トルネイダーにも勿論乗せられます。小スケールを感じさせないてんこ盛りっぷりがたまらない。
という訳で。
最後にもう一枚トリニティフォームで〆。
以上!S.I.C.極魂 仮面ライダーアギトでした!
グランドフォームの神々しいデザインに惹かれて、気付いたらバイク、トリニティと…あれよあれよの間に集まっていましたw
サイズ・価格の面で非常にお手頃ながら、本家に匹敵する緻密な造形も手伝って満足度はかなり高かったです。
(まあ首元の可動やトルネイダーのサイズなど、気になる点もいくつかありますけどね…)
デザインの面で相当に好みの分かれるS.I.C.シリーズですが、このアレンジはアリ、と言う方は手にとってみて損は無いかと。
魂web商店でフレイムフォーム・ストームフォームの受注を行っているようですが、そちらに付属の武器はエフェクト付き。こちらも楽しみです。
S.I.C.アレンジでギルスとか出たらどうなっちゃうんだろう…とか想像しつつ。
そんなこんなで。