仏の顔も3℃まで

はてなダイアリー終了に伴いお引越し。思い出は残しておこう…。


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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


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バンダイ ROBOT魂 Ka Signature ザクI・スナイパータイプ

ロニ…俺達の戦争は、終わったよ…(挨拶





…うん。おっさんが輝いているガンダムは、やはり良い…(涙
今回は、魂Web商店受注アイテム、『ROBOT魂×Ka Signature』から、ザクI・スナイパータイプを紹介!






MS-05L ザクI・スナイパータイプ
旧式化したジオン公国軍量産型モビルスーツ『MS-05B ザクI』を長距離狙撃用に改修した機体。
ジオン本国からの支援が打ち切られて久しいキャリフォルニア・ベースにおいて、『MS-14A ゲルググ』の開発途上で実用化に成功したビーム兵器携行技術を転用し開発された。
公国軍初期の機体であるMS-05Bではジェネレータ出力が不足することから、サブジェネレータを搭載した大型のバックパックを背面に装備し、長射程のビーム・スナイパーライフルの使用を可能としている。
頭部には、狙撃用に『MS-06E ザク強行偵察型』の高精度カメラアイを使用。
狙撃姿勢を維持する為、フレーム展開式のギアを右膝に設置している。
やむなく近接戦となった場合を想定し、頭部にはバルカン砲を装備。また、『MS-05』『MS-06』系列の武装を使用する事も可能である。
ビーム・スナイパーライフルは、サブジェネレータの恩恵を受け高出力のビームを長時間照射出来るが、銃身には余剰熱量が蓄積する為、作戦行動中は定期的なバレル交換を要求される。


宇宙世紀0096年において、ジオン軍残党のヨンム・カークス少佐の愛機として、トリントン基地攻防戦に参加。
カークス機の特徴として、指揮官用ブレードアンテナ及び機体固定用フックの追加、予備バレル収納ケースの増装が確認できる。
また、コクピット内装もサブモニターが追加され、一年戦争末期に導入された統合整備計画に準じた改修が施されている。






機動戦士ガンダムUC』小説版七巻、およびアニメ版episode4での活躍が印象深いザクI・スナイパータイプが、新ブランド「Ka Signature」にて登場。
劇中で、狙撃という一点の特性を突き詰めた旧型機が連邦機を翻弄する、その姿には胸を打たれました。
肝心の商品内容はと言えば、これまた素晴らしいの一言。
立体物に事欠かない「ザク」という題材をSignatureでやると、これだけの物が出来る…新ブランドのクオリティの高さを見せつけてくれる、そんなアイテムです。













前後から。












近場から見回してみます。
同シリーズ三作目となると、そろそろお馴染みとなってきたABS素材の外装。
今回もかっちりと作りこまれています。
全身のつや消し塗装も、さらに精度を増した印象。重厚感があります。
関節部分のディテールも相変わらず細やかですが、今回嬉しかったのは頭部モノアイのクリアパーツ。
狙撃用MSの命ともいうべき「目」に、確かな存在感が。


全塗装のデメリットとして、色移り、塗膜剥げは気になるところ。
首元やサイドアーマー、脚部など、干渉しやすい部分には特に注意したい…のですが、自分は撮影中に何度かガリッと…やっちゃいましたorz








付属品。
交換手首(左右握り手、右ライフル保持手二種、左バレル持ち手、左平手)
ビーム・スナイパーライフル、スナイパーライフル用エネルギーケーブル
予備バレル(未使用×3、過熱状態二種)、予備バレル収納ケース
バレルケース用ジョイント、魂STAGE用ジョイント


ライフル保持用に、角度の異なる二種類の手首が付属。ポージングに融通が利きます。
右手用にバレル持ち手が付いていたらなお良かったかも。


今回も、シリーズ恒例となったマーキングデカールが付属しています。











ROBOT魂ザクIIや、1/144プラキット・ジェスタと比較。
ザクII…カトキ氏リファインとアニメイメージの体型とで、こうも差が…。









カトキハジメデザイン、全塗装の完成品アクショントイ、しかもザク…となると、やはり思い出されるのはガンダムFIXの弟分?ZEONOGRAPHY。
ですが、可動の面では全くの別物。




首ボールジョイント接続。前述の通り首元の塗装剥げには注意。
モノアイは上下にスイング。








左右の肩関節は胴体内部で連結されていて、片方を引っ込めることでもう片方の可動域が拡大します。
これにより、ライフルを構えた際の両肩の位置関係が自然に見えます。
肩と胴体の接続部で引き出し式関節+縦方向ロール。
肩ブロック側で前後・横方向スイング。上腕でロール。左ショルダーアーマーが独立可動。
肘二重関節。手首に球体ジョイントが内蔵されていて、ロール可動二点+ボールジョイント接続。






胴体・腰部の可動。ボール可動二点。
バックパックを装着してしまうので、前後の可動域は狭い印象。






フロント・サイドアーマーは左右独立して可動。









脚部の可動。
股関節は前後・横方向スイング。腿でロール。
膝二重関節。射撃姿勢再現にしっかり対応する可動域を持ち合わせています。
足首はボール可動。足首アーマーはボール接続により独立可動。





右膝のギアは三点スイングにより引出し。
強度も申し分なし。膝立ちの狙撃姿勢再現に貢献してくれます。










脚部やリアアーマーにはハードポイントが設けられていて、ザクII武装などを取り付け可能です。
股下にジョイントを装着し、魂STAGEによるディスプレイに対応。
…降下ポーズのザクスナさんは緩やかな死亡フラグ…(涙








オプション品を詳しく紹介。
まずはビーム・スナイパーライフル。
エネルギーチューブなど、全体的にデイテールが施されています。







ケーブルを介してバックパックと連結します。
軟質素材のエネルギーケーブルはかなり長めに造形されていて、ポージングの妨げになりません。
ライフルのセンサー部がかなり大きく目立つので、本体モノアイと同様にクリアパーツを使用して欲しかった…。






バックパック左側面に専用ジョイントをセットし、予備バレル収納ケースを装着可能です。





交換式バレルは加熱なし、加熱状態二種、系三種の色合いを塗装により再現。
前述のケースへの収納はオミットされています。











フル装備。





参考レビューとして。
バンダイ ROBOT魂 Ka Signature バイアラン・カスタム - 仏の顔も3℃まで
バンダイ ROBOT魂 Ka Signature ガンキャノン・ディテクター - 仏の顔も3℃まで
宜しければこちらもご覧ください。










ここからはひたすら動かしてみます。

















ライフルにはヒンジのようなディテールが施されているのですが、実際には展開&バレル交換ギミックは無し。
ここが動けば完璧だったのですが、スケール的に苦しいか。






ロボ魂・ザクIIより武装を拝借。








「散開しろ、次が来る! …ロニ!街は避けるんだ!!」






「カークス…!」「ロニ、どうした」





「角割れが私を攻撃してきた!」
「どういうことだ…。 …ッ!?引くべきだ、ロニ!!」





「私たちはずっと回り道をしてきた…邪魔をすれば踏み潰すっ!!!」
「…まずいな」





「援護する、撤退しろ! …!!」



「くそォ!!」




「ぉわっ!!」「ワッツ!?」「気を抜くなと言った!」





「・・・。」




「残弾、1か…」








「でえええええい!!!!」




「!! …こいつッ!!」




「…ッ!!!」




「ロニ、お前は…俺達の様には!なるなあああぁぁぁぁッッッ!!!」







…というわけで。

以上!ROBOT魂×Ka Signature ザクI・スナイパータイプでした!



通常のアクショントイにおいて連想されるシリーズ展開の斜め上を行くラインナップが注目されているKa Signatureに、「ザク」が仲間入り。
バリエーション機という位置づけではありますが、新ブランドのクオリティでザクを立体化するとどうなるか?
ある意味、第三弾にしてかなりの挑戦、意欲作かな…という印象でしたが、その回答はご覧の通り。
造形、彩色はシリーズの底力をまざまざと見せつけ、可動面ではロボ魂ラインナップで培ってきたノウハウが見事に反映。
ライフルを両手で構えて、しっかり膝を落として射撃体勢を取る…「自然なポージング」を実現しています。
膝ギアのギミックや充実の付属品、ハードポイントの採用も手伝って、ひとつのアクショントイとして他とは一線を画する完成度です。


ブランドの地力を見事に証明してくれた今回のザクスナイパーですが、次に控えるはボリノーク・サマーン…ってちょっと待て!
商品セレクトを「ガンダムUC」登場機体から解き放つにしても、飛び出し過ぎでしょうw(褒めてます
次回も楽しみです。












「全員、胸に手を当てて考えてもらいたい。何故我々はジオンの軍人であることをやめようとしなかったか?
 何度も決起の機会を逃し、雇われテロリストと蔑まれながら、それでもジオンの軍人であり続けたことに意味はあったか?
 他人の評価は問題ではない。答はそれぞれの胸の内にある。
 これまでの人生を否定するのも肯定するのも、決めるのは自分自身だ。
  ―今、何を為すか。その選択が、未来と同時に過去をも決定するのだと知ってもらいたい。」



OVA版でロニを案じるカークス少佐も魅力的な人物に描かれていましたが。
小説版のこのセリフも、とても響くものがあります。
そんなこんなで。