仏の顔も3℃まで

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バンダイ HGUC 1/144 MSN-001 デルタガンダム

これではリベンジだな…赤い彗星への(挨拶




世間ではRGでZガンダム発売だというのに、空気を読まずメッキ祭り。


HGUC 1/144 MSN-001 デルタガンダム (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 MSN-001 デルタガンダム (機動戦士ガンダムUC)

今回はHGUC 1/144プラキット、『機動戦士ガンダムUC MSV』より、MSN-001 デルタガンダムを紹介!




MSN-001 デルタガンダム
アナハイム・エレクトロニクス社による試作型可変モビルスーツ、その設計案のひとつ。
モビルスーツ開発史において、特にTMS(Transformable Mobile Suit=可変モビルスーツ)の開発は困難を極めたと言われる。
人型を基点とする変形機構の実現の為試行錯誤が繰り返されたが、結果的に内骨格技術「ムーバブルフレーム」の確立によって光明は見出され『MSZ-006 Zガンダム』という傑作機が誕生することになるが、その過程で多くの試作機が設計・開発され、また消えていった。
可変MS開発計画「Z計画」の途上で生まれた『MSN-00100 百式』は当初TMSとして開発されながらも、ムーバブルフレームの強度不足問題から非変形MSとして再設計された経緯を持つ。
高速戦闘用MSとして非凡な性能を発揮し、また『MSR-00100 百式改』『FA-00100S フルアーマー百式改』といった独自の発展機、量産機への派生系統を生み出すに至ったが、これは百式が本来目指していた到達点、設計時点での完成度が極めて高かった証左に他ならない。


百式の本来の姿、開発コード「デルタガンダム(δプラン)」
ウェイブライダー形態への変形機構による単機での全領域到達を実現し、かつ徹底的な軽量化による高機動性を獲得。
装甲には耐ビームコーティング特性を持つ金色のエマルジョン塗装が施され、他のMSに無い存在感を全身から醸し出す。
宇宙世紀0080年代の技術レベルでは実現しなかったδプランを、初志に立ち返り蓄積された技術を以て完成させた姿…だが、本機が実際に生産された記録はなく、お蔵入りとなっていたTMS開発の数種のアプローチの一つとしてシミュレーションデータが残っているに過ぎない、という説もある。
歴史に名を残す名機、その幻の完成形は人々の記憶から忘れ去られようとしていたが、宇宙世紀0090年代において、MSN-001の研究データを基に『MSN-001A1 デルタプラス』が開発され実戦に投入。
テストヘッドとしての意味合いが強い規格外の機体ではあったが、基礎設計の古さを全く感じさせない性能を示したという。
本流を外れ、プログラム上にその残影を刻むのみ。だが「デルタ」の名は今もなお、宇宙世紀に生き続けている。







百式が元は可変モビルスーツとして開発されていた…というのは意外に広く知られている裏設定なのですが、
その「可変機として目指していた姿」であるデルタガンダムHGUCプラキットでリリース!
目にもまばゆいメッキ仕様、豪華なキットになっています!










装備品なしで前後から。
実機としてロールアウトしたデルタプラス百式の外見的特徴を色濃く受け継いでいましたが、今回のデルタガンダムはそれがより顕著。










近場からぐるっと〜。
フロントアーマーや頭部形状、腕部のケーブルなど、百式を想起させる記号がそこかしこに盛り込まれています。
鋭角的なデザインが実にスタイリッシュです。
金色の装甲部分は御覧の通りメッキ仕様。金の色合いが絶妙で、メッキにありがちな安っぽさを感じません。
メッキパーツを構成するランナーは大半がアンダーゲート方式を採用しているので、パーツを切り離す際にゲート跡やメッキ剥がれが目立たないようになっています。
塗装派の方にとっては頭を悩ませるであろうメッキですが、自分のような素組みメインのヌルモデラーにとってはお手軽に金ぴかを楽しめるので有難いです(汗
足裏やバーニアなど、僅かな箇所のみ部分塗装を実施。
組み立て・撮影時間の殆どで手袋着用…それでも、僅かな油断と横着で装甲が指紋と細かいホコリだらけに。普段とは異なる意味で神経を使いました…。








百式(メッキ無し)と並べてみます。
機体の改良が…というより、撮影していてプラモデルの進化に愕然としました(汗
バンダイ驚異の科学力。






続いてデルタプラスと比較。
各部装甲の大型化、体形バランス見直しの恩恵で、デルタプラスよりもプロポーションに優れる印象。




HGUC No.115 1/144 MSN-001A1 デルタプラス (機動戦士ガンダムUC)

HGUC No.115 1/144 MSN-001A1 デルタプラス (機動戦士ガンダムUC)

付属品や可変ギミックなど、大まかな仕様はデルタプラスと同様となります。
参考レビューとして
バンダイ HGUC 1/144 MSN-001A1 デルタプラス - 仏の顔も3℃まで
此方もご確認頂けたら幸いです。








可動箇所・範囲もデルタプラスとほぼ同等。
頭部デザイン変更の影響で、若干ですが首回りの可動が窮屈になってます。
(首元のボールジョイントのサイズと頭部のボール受けの形状が合わないのか、首が傾きがちになるのが気になる…個体差?プラキットで?とりあえず頭部ボール受けの側を軽く削って対応。)
デルタプラスでは固定式だった背面フレキシブルバインダーの接続がボールジョイントに変更。
MS形態でバインダー全体の角度調整が可能になったのは個人的に嬉しいところです。






続いて武装を紹介。





ロングタイプのビームライフル
資料によると、ガンダムMk-IIIと同タイプとの事。
バレルや後端のカートリッジ部分の形状に百式ビームライフルの名残が。





専用シールド(可変用サブユニット)
内側にビームサーベルグリップを二本収納。デルタプラスと異なり着脱可能。
流石にこれだけ大型のシールドを装備させると、肘・肩の関節へたれが心配…。





ビームサーベル。クリアパーツのビーム刃が二本付属。
とは言えサーベル保持手は例によって右手一つだけ…orz









ウェイブライダー形態。UC0080年代当時の開発者の悲願がここに…!




デルタプラスウェイブライダー形態)と並んで。
カラーリングは勿論のこと、シールドによって形成される機首の形状など、同タイプの機体でも受ける印象はまるで別物です。
デルタガンダムウェイブライダー形態は全体的にソリッドなイメージ。
…素晴らしい黄色スイカバー…パプティマス様逃げて超逃げて。







ここからはアクションポーズを色々と!





























左手でサーベルを持たせたかったので、適当な連邦系プラキットから拝借。
パラオ攻略戦でのプラスの挙動をイメージして。













さらに、百式と言ったらコレ。



HGUC 1/144 MSN-00100 百式 + メガバズーカランチャー (機動戦士Zガンダム)

HGUC 1/144 MSN-00100 百式 + メガバズーカランチャー (機動戦士Zガンダム)

素組ですがメガバズーカランチャーを!










デルタを冠する現と幻、そして落とし子との共演。





というわけで。

以上!HGUC 1/144 MSN-001 デルタガンダムでした!


設定上存在がほのめかされていた真の百式が、まさか今になってプラキットとして立体化するとは思いもよりませんでした。
資料的な意味合いでも幻のMSを堪能出来ますし、ほんとUC効果さまさまですw
キット内容としてもド派手なメッキ仕様、デルタプラスから引き継いだ差し替え式の可変ギミックなど、見所満点。
可動範囲の物足りなさや変形後のバックパックのポリキャップが丸見えだったり…など、細かい部分で気になる箇所もあるにはありますが、組み上がったピカピカの機体を他の百式系列・Z計画の系譜に名を連ねる機体と並べてみると、実に得難い満足感があります。



HGUC 1/144 MSN-001X ガンダムデルタカイ (機動戦士ガンダムUC MSV)

HGUC 1/144 MSN-001X ガンダムデルタカイ (機動戦士ガンダムUC MSV)

てんこ盛りデルタ、ガンダムデルタカイも控えてますし、ガンプラEXPOや模型誌からは、待ち焦がれた「あのMS」のHGUCキットリリースの情報が飛び込んできたりと、今後のMSVとプラモ展開から目が離せません。







ところでZ計画といえば。

RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)

RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)

買ってきたは良いものの箱を開けて色々愕然。
これ1/144ですよね…?


気長に丁寧に作ろう、と言い訳自分に言い聞かせつつ。
そんなこんなで!