どんなに気合入れて髪型を整えても一時間と保たないこの梅雨という暗黒月間皆様如何お過ごしでしょうかええまあ本を糺せば自分のクセッ毛が悪いという事は百も承知なのですがそれでも何かに憤りをぶつけずにはいられない1/3の純情な感情(特に被害甚大なのはやはり前髪です)誰かわかってこの気持ち
本ブログ史上最長のタイトル(だからどうした挨拶
梅雨入りしちゃったなぁ…自分の髪質的に憂鬱な日々が続きます。同志求む。
さて、今日は友人が初舞台を踏むというので激励+鑑賞に行ってまいりました。
事情により劇団名等は伏せますが、今回が旗揚げ公演だそうで。
舞台全体の出来云々というより、友人の芝居が全然違ってたことに驚き。
しばらくというか一年近く顔を合わせていなかったのですが、友人は友人の環境の中で役者として密度の濃い時間を過ごしてきたのだろうなぁ、と羨ましく思い。今まで観たことも無いようなキャラクターで大笑いさせてもらいましたw楽しかった!
ああいうの観るとつい張り合って「俺の成長も観てくれっ。成長してないかもしれないが俺の過ごした時間を見てくれっ。つーかぶっちゃけるとチケット買ってくれっっ」って拝み倒したくなる。
よーし俺もやったるでー。
で。
話は少し変わって。
この「旗揚げ公演」なるもの、非常に障害の多いものであります。
キャスト・スタッフ等人材の確保、裏方業務、資金繰り、技術的な問題、稽古日程の調整etc…
ノウハウが足りず、些細なことでもトラブル続出。どんな劇団でもメンバーが衝突し、葛藤し、乗り切っていくべきものですorz
主催者、座長と呼ばれる人間の重責たるや想像を絶するものでしょう。
知識が無い、経験が無い、人脈が無い。それでもやりたい。やるしかない。
道のりが困難なだけに旗揚げ千秋楽を迎えた喜びといったらもう…。
ただ。
主催者がその責務から逃げた時。まったく動かない、まる投げを始めるとどうなるか?
衝突したり喧嘩する事そのものをアホらしくしてしまう主催者の言動が「当たり前」になってしまったら。
当然稽古も公演準備も立ち行かなくなります。とりあえずやってます〜、みたいな感じ。
他の出演者にも伝染したりしてorz
この場合骨を折るのは「経験者」という人種。客演だのなんだので、必ず一人や二人は「劇団」を知ってる方が集団内に紛れているものです。
こういう人達が必死こいて舞台成功のために奔走したとして。
確かに舞台は成り立ちます。成功と呼べる結果を得られるかもしれない。
だけど確実に、尽力した人間ほど二回目の公演からはその劇団を離れていきます。当たり前ですな。
何が言いたいかというと。
大変なのは代表だけではない、ということ。
そして「終わり良ければ全て良し」の意味を履き違えてしまうこと。何を指して「終わり」なのか?
人間関係の基本をすっ飛ばした劇団は長くないな、って事です。
だって分かるもの。
芝居に出てるもの。
ギスギスした出演者の関係が。
どれだけ口で感謝の言葉を述べても。
カーテンコールで客に頭を下げようとも。
冷たい事言うと、芝居終わって泣かれても、それが見えてたら客は冷めるよ( ̄A ̄;)
芝居は嘘です。虚構です。ごっこです。
しかしながら、とても正直です。嘘をつきません。
なんて矛盾。
他人のふり「観て」我がふり直せ。