社員食堂もやっぱり戦場
そして今日のタイトルはハニー・カム(挨拶
所詮この世は弱肉強食。(運が)強ければ生き、弱ければ死ぬ。
それは昼食時であっても例外ではない。
ここは某KD●Ⅰビル。天気のいい日には高層階から富士山やら色々見えてしまう、そして地震が起きるとかなりのっぴきならない揺れを体感できる、魅惑のオフィスである。
そのビルの地の底、B1F。そこは戦場である。
社員食堂。
全フロアの社員、関係者達の大半が、飢えを凌ぐ為この場所に集う。
それを迎え撃つは、どう考えても人手が足りていない白衣姿のおっちゃん・おばちゃん・お姉ちゃん。
来てみればわかる、
本当に 足りていない
地下はいくつかのフロアに分けられ、それぞれ定食・麺類・どんぶり等、メニューに応じてレーンが分けられている。
悲劇は カレーとどんぶりのレーンで起きた。
精算はプリペイドカードで行われる。皆、丁寧に列をなし、精算し、商品を受け取る、といった寸法だ。
当然、並んでいる途中でメニュー品切れ、という事態も往々にして起こりうる。
その日のメニュー、私はカツカレーに決めた。
同期の人間が休みだったので一人の昼食だ。
カレーに何かトッピングが乗るだけでその日一日をハピネス気分で過ごせる、都合のいい脳内構造をしている私だ。
このカツカレーは、譲れなかった。
だが考えることは皆同じなのか。みるみるカツカレー用の豚カツはその山を低くしていくようだった。
いけない、このままでは。つーか皆、たまには外に食いに行けよコンチクショー。と言いたかったが、自分も同じ穴のムジナなので言葉をぐっと飲み込む。
そしてフロアに響き渡る、おばちゃんの無情の宣告。
「こちらの列、カツカレー ラスト3で〜す」
空気が 変わった。
だがこの時、私は勝利の確信を得ていた。私の前は僅か4人。危険な人数ではあるが
「今日は中華丼にしね?」と彼らが話しているのを、私は聞き逃してはいなかった。
やってきた。
私のターンだ。
レジの機械にカードを差し入れ、注文を口にする瞬間、背後からの視線に気付く。
僅かだが、ためらいが生まれた。
彼らの声が聞こえる。
「頼む」・・・「頼む」・・・「カツカレー以外」・・・「頼む」・・・「頼む」・・・「頼む」・・・「ホント頼む」・・・「頼む」・・・「はずむ可愛いよ」・・・「頼む」・・・「頼む」・・・「頼
だが断る!!!
「お次のお客様、ご注文は〜?」
「あ、じゃあ
カツカレー大盛りで」
しかし、だがしかし!!
ダンコ桜木!!!
このストレイツォ容赦せん!!
所詮この世は・・・弱肉強食。
私は勝利の味を口に運んだ。うむ、脂っこい。
ま・・・単に大人気なく昼食をカレーにしたよ、ってだけの話ですorz
今日のタイトル。
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