仏の顔も3℃まで

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バンダイ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーカブト ハイパーフォーム

自分のために世界を変えるんじゃない。
自分が変われば、世界が変わる。それが、天の道…!(挨拶






改めて思い返しても、天道語録は色々極まっていると思います。という訳で本日は。

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーカブト ハイパーフォーム

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーカブト ハイパーフォーム

S.H.フィギュアーツより、『仮面ライダーカブト』にて登場した最強フォーム、仮面ライダーカブト・ハイパーフォームを紹介!






「お婆ちゃんが言っていた…この世で覚えておかねばならない名前はただひとつ。 天の道を往き、総てを司る男…天道総司…!!」





天道総司が変身するマスクドライダー『カブト』が、強化ツール「ハイパーゼクター」を装着し『ハイパーキャストオフ』を行う事で変身する最強形態。
全身のアーマーが、内部にタキオンプレートを収納し、以前の二倍以上の強度を持つヒヒイロノオオカネ製のカブテクターに再構成される。
通常形態でもカブト・ライダーフォームの戦闘能力を凌駕するが、全身のカブテクターを展開する事で大気中・真空状態での飛行はおろか、従来のクロックアップを上回るスピードで時間移動すら可能とする『ハイパークロックアップ』を使用可能。
必殺技はハイパーゼクターから供給されたマキシマムライダーパワーによって強化された「ハイパーライダーキック(劇中で天道はハイパーキックと呼称)」
また専用武器「パーフェクトゼクター」を使用することで多彩な攻撃も可能。自身のカブトゼクターの力だけでなく、他ライダーのゼクターを装着する事でそれぞれの能力を行使する事が可能だが、その場合パーフェクトゼクターの指令が何より優先されるため、他ライダーの変身を強制解除してゼクターを呼び寄せるといった強奪まがいの攻撃を行った事もある。
ハイパーフォーム変身の鍵となるハイパーゼクターは、劇中では装着前に一度爆破されて使用不能となってしまうが、天道が別次元(劇場版の時間軸?)から異なるハイパーゼクターを呼び寄せて装着、ハイパーキャストオフに成功している。





カブトの最強フォームがついにフィギュアーツにて登場。各ライダーの最終フォームが少しづつですが揃ってきて嬉しい限りです。
今回のハイパーカブトですが。
ギミック、付属品ともに申し分ない内容なのですが、総ての面で評価できる、と言うわけでもなく…後述。







前後から。












全身をぐるっと。
シルバーとレッドのメタリック塗装の質感が素晴らしいです。細かな塗り分けも相当頑張っています。
頭部複眼部分はクリアパーツ使用。
左腰のハイパーゼクターも細かく造形されているようですが、塗装はシルバー一色。ここはかなり寂しいですね…。


てっきり従来のフィギュアーツ・カブト素体をそのまま使用するのかと思いきや、全身新規造形。
華奢な印象だったカブトに比べて、体形のバランスは良好(それでも若干細身に作っているようですが)









という訳で、ノーマルカブト・ライダーフォームと並べてみます。
似ているようで四肢のバランスやら造形やらかなり違いますねー。
…そういえば以前、カブトのレビューっておざなりに済ませた気がする(汗





付属品一覧〜。
パーフェクトゼクター、ザビーゼクター、ドレイクゼクター、サソードゼクター
ハイパークロックアップ時の展開状態を再現する、腕部・脚部カブテクター
光の羽エフェクトパーツ付き背部カブテクター、ハイパーゼクター
握り手以外に、平手・武器保持手・天を指す右手首が付属。






可動箇所を紹介。
首部分でダブルボールジョイント。ただし頭部の形状と詰まった襟元の影響で、上を向いたり顎を引く可動はイマイチ。
横方向には良く動きます。




肩と胴体でボールジョイント接続。肩内部で軸可動。肩アーマー独立可動。
上腕でロール。




肘は二重関節。曲げられて写真の程度。
手首はボールジョイント+球体関節でのスイング。




腹部・腰部でボールジョイント接続。
ベルトが干渉するので可動域はそれなりといったところ。
左腰のハイパーゼクターの取り付けが若干緩く、ポロリの可能性大。





股関節ボールジョイント+腿で左右ロール。
膝二重関節、爪先で独立可動。
開脚の範囲は広くハイパーキックなど蹴り技のポージングには十分対応可能ですが、問題は足首。
今回のハイパーカブトも、キバエンペラーやダークキバと同様にダイキャストを一切使用していないのですが、金属パーツを使用しないがために脚部に安定性がなく、一応ボールジョイントで接続されてはいるのですが保持力はかなり心許ないです。
従来のフィギュアーツでは標準的だったダイキャスト製足首での左右スイング機構も削られてしまい、可動箇所が減ってしまったのが痛恨。
重心が高い位置にあるので、ちょっとでも両脚の幅を広くとってポーズをつけようとすると簡単に転びます。
魂STAGEなど、スタンドを使用すれば確かに転倒することはありませんが…そういう問題ではないような。


足首を除いた関節可動域・保持力には概ね問題なし。良く動きます。





「ハイパーキャストオフ!」






「hyper cast off」



(ノーマルカブトのベルト接続穴と今回付属しているハイパーゼクターの接続軸は、実は径が合っていないのでスカスカだったりします。
 ↑画像では手を添えて誤魔化しています)







「Change hyper Beetle」




ここからはアクションポーズを何点か。
ツカツカと不敵に間合いを詰めて…。








相手をフルボッコ








ジョウント移動で飛んでくるパーフェクトゼクター。
本体同様、こちらも表裏両面で塗り分けはかなり細やか。







グリップ部分が可動してソードモード・ガンモードをそれぞれ再現可能。
グリップがかなり太めで、付属している武器保持手ではちょっと持て余し気味。







KABUTO Power」
ハイパーブレイドと劇中出番の無かったハイパーキャノン。





各ゼクターを合体させる事が可能です。
まずはザビーゼクター。羽部分がクリアパーツになっています。
残念ながらガンモードの際にターゲットサイトとなる羽の可動は再現されていません。





「THEBEE Power」
ハイパースティングとハイパーレーザー。
確かスティングでの攻撃が要らぬ恋の火種を作ったんだっけか(うろ覚え






続いてドレイクゼクター。
これまたクリアパーツの羽など、作り込みが素晴らしい。





「DRAKE Power」
ハイパーアックスとハイパーシューティング。
ホーミングレーザーで時間停止にも対応。






最後にサソードゼクター。尻尾部分が可動します。





「SASWORD Power」
ハイパースラッシュとハイパーウェイブ。







KABUTO…THEBEE…DRAKE…SASWORD Power」
「All Zector Combine」
三つのゼクターを一度に合体。パーフェクトモードへ。





「Maximum hyper typhoon」






必殺のマキシマムハイパータイフーン。




二形態の変更だけでなく、各ゼクターの着脱が可能というのがとにかく嬉しいですね。
もう一つの大技は後ほど。










「ハイパークロックアップ!」





「hyper clock up







というわけで、ここからはハイパークロックアップモードを紹介。






先に紹介した腕部・脚部のカブテクターを交換し、背部パーツを展開。
肩アーマーの赤いパーツを跳ね上げて、胸部パーツも差し替えで位置を入れ替える事で完了となります。
露出した内部タキオンプレートの造形もしっかり作り込まれており、塗り分けも綺麗です。金色の発色がいい感じ。
ただ展開した胸部と背部のパーツが肩・腕に干渉するので、ノーマルモードと比較して、若干腕周りが動かし難く感じます。
また肩アーマーもちょっとした動きですぐに閉じてしまうので注意が必要ですね。





背部アーマーは、劇中でも印象的な光の羽エフェクトパーツが付いたものと交換が可能。
ガンプラのビームシールド等で目にするPET素材を使用している為、非常に軽いです。
グラデ塗装が美しいのですが、羽の形状を整えるための切り抜きは若干粗い印象…。
基部ボールジョイントの接続軸が長く、肩可動との干渉を避けるためのクリアランスが図られているため、派手な外見のワリには通常の背部アーマーより動かし易くなります。







「Maximum hyper cyclone」





「Maximum Rider Power」




「1, 2, 3」



「ハイパー、キック…!」





「Rider Kick」












「はァッッ!!!」








「どこへ行く…?」
「俺は天の道を往き──妹を救う」



「お婆ちゃんが言っていた…『ちゃぶ台をひっくり返していいのは、よほどメシが不味かった時だ』ってな。
 ちょっと7年前までひっくり返しに行ってくる」







「さぁ、一緒にドライブだ。7年前のお仲間に会わせてやる…ハイパークロックアップ!!」











というわけで。

「おばあちゃんが言っていた…俺の進化は光より速い。 全宇宙の何者も俺の進化にはついて来られない」


以上!S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーカブト ハイパーフォームでした!
本体だけでも二つのモードの再現可能、かつ付属品もパーフェクトゼクターの各ゼクター着脱や光の羽の再現が可能だったりと、とにかく内容てんこ盛りのアイテムになっています。
素体も今までのフィギュアーツ・カブトシリーズを一から見直し、新規造形とすることで良好なプロポーションを実現しています。
造形のクオリティも高く、フィギュアーツ化を待ち望んでいた自分としては満足のいく出来…。


と書きたかったのですが。
はっきり不満点を述べておくと、足首関節の仕様変更が全てを台無しにしています。


今回のハイパーカブトに限らず、ここ最近のフィギュアーツ商品において、足首に金属パーツを使用していない物が何点か見受けられます。
確かに足首周りのデザインラインはすっきりとしましたが、接地性や可動域を意識していないんじゃないかな…と首を傾げたくなるボール可動一点の足首が、ポージングに致命的な影響を与えています。
安定性の面に不安は残りますが、必ずしも脚部が金属パーツでなければいけない、と言う事は無いと思います。
でも使わないなら使わないで、今までの可動スペックを下回らないだけの新たな関節ギミックを検討して然るべきでは無いでしょうか。
今後のフィギュアーツ展開に関して、足首パーツの仕様見直しを切に願います。



平成ライダーの中ではとりわけカブトが好きなのですが、今回は辛口のレビューまとめとなりました(好きだからこそなのかな?)
気分を害された方がいらっしゃったとしたら申し訳ない限りです…。
足首以外はホントに楽しめたんじゃよ…orz



余談。
レビュー画像の合間にさらっと劇場版のセリフとか混ぜてみましたが、コーカサスとかTV版で大好きだった地獄兄弟のフィギュアーツリリース時に、まったく関心を持っていなかった自分がつくづく悔やまれます。
今じゃおいそれと手が出せないもんなぁ…価格的にも実物を目にする機会の面でも。
再販かかりませんかねぇ。


あと、フィギュアーツではとにかく充実しているカブトシリーズですが、イベント参考出展となっていたマスクドフォームの発売は決定…なんでしょうか?



再販に、マスクドフォームに…ええぃいっそのことガタックハイパーとかも出してくれ!
と要望ばかりが雪だるま式。
そんなこんなで〜。