良い最終回でした
見える、キスシーンの瞬間ガッツポーズをかます柚木涼香女史の笑顔が(挨拶
「うたわれるもの」最終回でした。
「うたわれるものらじお」の雑念に負けることなく
しっかり泣けました。いいラストです。
最初のハクオロとディーの戦闘は見ごたえ十分。でもいかんせん長い。
合間でフラッシュバックするハクオロ(アイスマン)の過去。
環境の変化で地上での生活に適応できなくなった人類。
亜人の研究+発掘?した巨大生物の調査を進めていた折、研究員の一人が巨大生物と融合(だったっけ?記憶が曖昧)
これがアイスマン。
その後アイスマンと亜人の研究体・ミコトは、他の亜人達と地上に脱出。ミコトはアイスマンの子を宿す。
が、当然それを旧人類が黙認する筈もなく彼らは捕らえられ、ミコトは貴重なサンプルとして「解体」される。
人間を超越する事に躍起になる科学者に、アイスマンは「超越者」としての力を発動。あわれ旧人類は軒並みスライムに(作品全体にいえることだが、残酷描写が容赦ないなしかしw あのクオリティでやるなよww)
目覚めてしまった他者への憎悪と力の発動を抑えるべく、アイスマンは自らの死を選ぶ。
アイスマンの「娘」ムツミは衛星軌道上に浮かぶ人口衛星にリンクするというはっちゃけぶりを発揮し、サテライトビームどーん!!
それでも自身を滅しきれなかったアイスマンは自らを封印。できるならビーム打つ前に最初からそうしろと突っこんではいけないらしい。で、封印の際に憎悪の心からアイスマン(ハクオロ)とディーに人格が分離した、と。
ここで個人的にツボだったのがアイスマンを捕らえてご満悦の研究員。
アイスマンがよっぽど羨ましかったのか、石仮面(大間違い)のレプリカまでこさえて、装〜着!!
「俺は人間をやめるぞ、ジョジョーーーーーー!!!!」
脱線ついでにもうひとつ余談。
- 出版社/メーカー: バンダイ
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公式サイト(http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ps2_jojo/)で上記のセリフが聞けたり聞けなかったり(聞けるよ
本題に戻って。
ベターマンの殴り合いもひと段落。ハクオロはディーの肉体を取り込み、ウルトリィに自身の封印を命じます。
融合を免れようともがくディーとそれを押さえつけるハクオロに突き立てられる仲間達の刃。
超越者や管理者など必要ないというハクオロの言葉を亜人達が行動で証明したシーンでした。
この辺前後の別れのシーンがもう最高。
ありきたりといえばそうだし思いっきりベタなんです。
が、ここまでのストーリーで主要な登場人物の描写・掘り下げをしっかりこなしてきた成果なのか、
おざなりにすることなく全てのキャラにハクオロが別離の言葉をかけてもしつこいと感じない。
最初から最後までキャラへの愛情を維持した成果ですな。見習えどっかの一年間。
特に凶悪なのはアルルゥ・エルルゥ。
「でも、おとーさん…いない…」とか言われたら!!
契約がなくてもハクオロがずっと好きだったとか言われたら!!
挙句制止を振り切ってあんな美しいキスシーン見せられたらアナタ!!
力也さんの決心揺らぐじゃねーかコンチクショーーーー!!!!!
だが断る。
モテ王はクールに去るのです。それを理解した上での抱擁なのです。
…涙腺弱いわぁ。
それからそれから。
仲間達はそれぞれあるべき場所へ。それぞれの生き方へ。
とか思ったら。
ユズハが最終回で一言もセリフのないまま気付けば墓の中だったというワナ。
そしてクーヤもアレなまんまだったというワナ。
クーヤはともかく、ユズハはゲーム版と比べてワリ食った印象がありますな。合掌orz
そしてハクオロに国を任されたくせに妹がいないよ傷心モード+修行が足りない、そうだ京都行こうモードがチェーンで発動のオボロ兄さん。
結局こいつはよく分からんwポジティブなのかネガティブなのか。
戦闘中はかなり凛々しいし頼りになるのにセリフの端々に甘えが残ったまま。
黙ってりゃいい男なのに。それもまたオボロの良さか。
ともかく今後の国の建て直し、風通しのよくなったベナウィの采配に期待です。
物語のラストはエルルゥの笑顔で〆。可もなく不可もなく。
若干駆け足の印象は否めません。
結局ハクオロとディーがどういった存在なのかとかムツミの誕生とか、あと「契約」やらに代表される
世界観・設定が消化不良だし
エルルゥ=ミコトの結びつけもすっきりしない。
過去にあったとされる、ゲンジマルとディーの友情?この辺のエピソードももう少し観てみたかった。
自分がちゃんとストーリー追えていないというのもありますが、原作ゲームやったときも似たような感想もったから
ここは受け手が好きに考えて、ってことでいいのかな。
PS2版で自分なりに補完出来たら、と発売を楽しみに待ちます。
何はともあれ、いい作品でした。スタッフ・キャストの皆さんに
観続けてよかった。
余談。
千葉テレビに文句言ってもしょうがないのだろうが、あのCMは何とかならんものか。
渾身の引きを見せた本編が台無しw