そらよかったな、給料いくらだ
『ひぐらしのなく頃に 祭囃し編』終了しました。
感想をいくつか箇条書きで。
かつネタバレで。
エンディングまでたどり着き、一息ついて思ったこと。
…求めていたものとベクトルが全く異なっていた。
箇条書きで各場面にコメント
・赤坂強すぎ。でも赦そう。
・羽入が段々うざったく。でも赦そう。
・機関車トミーとメイドインヘヴン、ここは赦せんw
・葛西デラカッコヨス。散弾銃の辰、あんたの『上の上』を教えてくれい。
・上記に関連して。大石や薗崎母をはじめ、大人大活躍。
その分部活メンバーの存在が希薄。あ、いたの?
・今回、誰が主人公?視点がバラバラ。
・テンションもバラバラ。かつ戦闘が間延び。ついていけない。悔しい。
・軍人なめんな。裏山の戦闘で完全に「ひぐらし」が自分から遠くなった。
「いえいえファンタジーですから、コメディですから、エンターテイメントですから」
…そうだったのか。
・あらゆる意味で「空気を読まない女」魅音。またやらかした。
空気投げ等のはっちゃけぶりをなぜ「皆殺し編」で出来んかったのか。
「いえいえファン(以下略
・難解ミステリを期待した過去の俺の情熱を返してください。
・罪と人のあり方に切れ込んだ事とその結論は評価。
でも視野狭窄に思える。
誰もジョーカーにならない、誰の罪も赦す、とあるが
少なくとも僕は広義的に見て「野村」さんは赦せないよ?
直接その「罪」と「被害者」に関与してなかったらまる投げなの?
鷹野を「東京」の首謀核にすえず、黒幕を用意した点は理解できる。
でも東京の連中も「人間」でしょ?意図的に人間味を薄くして「鷹野にも事情があるのよ、勘弁してやって」の理由付けにしてない?
ど〜もすっきりしないなぁ。
おかげで冒頭の虐待も鷹野の罪を赦すための言い訳つくりにしか感じられない。
最後に末期症状者でしたとオチをつけて鷹野擁護はカンペキ。
むうぅ…すっきりしないよ。
スタッフルームで鉄平も赦す術を「皆殺し編」で探して…という意味合いのコメントがあったが。
「罪」の定義はあまりに広い。
・高野一二三氏が何故あれほど研究内容を世に出すことに不器用だったのか理解に苦しむ。
ラストであっさりと入江の論文に引用として高野・鷹野両名の名前が記載。
か、簡単な事じゃない。拍子抜け。
よかったね? …よ、よかった…ね、うん。
・エンディングテーマは素敵だった。いやほんと。
何日か前の日記でも書いたが。
最後の最後で書き手と読み手の温度差が如実になった。これは主義主張を通り越してエゴだよ。
僕はうけつけない。残念でならない。
祭囃し編をプレイして良かったと思った方がもし自分のこの感想を読んでしまったら。
まあ華麗にスルーしてくださいってことで、ひとつ。
なんでも隠し要素があるらしいですが、自分はもう一度プレイする気にはとてもなれません。
さよならひぐらし。
出題編は心底楽しめた。これは嘘偽り無く本音。