機動戦士ガンダム00　17話感想「スローネ強襲」

プロフェッサー…ハワード…（挨拶＆哀悼

まさかこんなに早くエイフマン教授が逝ってしまうとは…。
謎解きが始まった矢先の鬱展開突入か？
グラハム兄さん、恋慕が憎悪に変わる時。

・80年前、木星
イオリア・シュヘンベルクの時代から80〜120年後には、木星で何かしらの研究＆開発が行なわれていたことを示唆する導入部。
現在はネーナが所有している紫のワルハロが木星にあった＋ペットロボットでは無く情報端末だ、と言う点が強調されていました。
ここから先は推測。
ハロとヴェーダはリンクしていると仮定して（ヴェーダがいつから起動していたかは未だ分かりませんが）
紫ハロが保有していた情報の中に太陽炉に関するデータがあり、探査船を木星に派遣した勢力がそれをパクッた、またはヴェーダにハッキングして情報を引き出すなどして入手、スローネに使用している赤い太陽炉を別ラインで製造していた、とか。
太陽炉に関しては、木星でしか製造できない＆完成に非常に長い年月を要する…なので起動しているGNドライヴの数が少ない、これ以上増えないってことなのか。あのビー玉の中に極小の擬似太陽が生成されているとか。
まあ木星って聞いた瞬間に脳裏にザ・パワーが閃いた人は俺だけじゃないはずだｗ

問題は先行して木星に駐留していた開発者の船が何故大破しているのか、探査船の連中は本当に別勢力なのか、またこの時点でエクシアなど四機+Ｏガンダムに使用していた太陽炉は完成していたのか（完成していたとして何処にあるのか）
謎は残ります。

・トリニティ、プトレマイオスクルーと接触
赤い太陽炉もセンサーに引っかかることから一応ホンモノと同等の機能を有している様子。
トリニティの船をスキャンした際の太陽炉の反応は四機…ということは、トレミーと違って母船自体の動力源が太陽炉なのか、またはもう一機ガンダムタイプの機体があるのか。

・刹那、唇を奪われる（次回予告のナレーション風に
双方のファンから悲鳴と怒号が聞こえてきそうなファーストキスでした（ぇ
続く「俺に触れるな」の台詞でコーヒー吹いた。ここでおなじみの台詞が！せっちゃん面白すぎる！

・ミハエルはシスコンと見た
まあシスコン云々の前に、ああいうチンピラキャラの言動そのものが全て歩く死亡フラグと化している昨今。
寿命短そうだな…。ヨハン兄あたりにバッサリと。
しかし「ニヒル野郎」てｗ　元のマイスター四人が急に常識人に見えてきた。

・「ニイサン、ニイサン！！」
感動のハロ対面かと思っていたが紫ハロは全く記憶（データ）に無いらしく一蹴。
ハロ可哀想。もしあの場にフェルトがいたら大変なことに！
まあ真面目に分析すると。ハロ同士のデータリンクがあると考えれば、オレンジハロの側に80年前の兄ハロの記録があるのは当然。もし兄ハロもヴェーダとリンクしているのなら弟？達のデータは当然入手＆更新しているはずなのに。
意図的に消去している？

・「初めて意見が合ったな」「何がだ」「口にしなくても分かる」
前回の共闘といい、妙に微笑ましいなｗもうお前ら仲直りしちゃいなＹＯ！！！

・「女ならほっとかねえのに」
そこでティエリア女性説再浮上ですよ。つーか今週の一件でティエリアの造反はかなり薄くなりました。

・「私を怒らせたら、駄目よ」
なんという本性…ヤンデレ系？分かっちゃいたがこええ。トリニティは三人とも二面性もちか？ヨハンも慇懃無礼な態度のままとは考えにくいし。
ただそうするとミハエルの本性はチンピラ→気弱キャラに変貌とか…ありえそうで笑える。

・「なんであんな連中にガンダムを…」
そりゃ皆が思ってる。ナントカに刃物。

・「何故、ここにいる」
なんか今週ティエリアは踏んだり蹴ったり。憩いの場であるヴェーダのドームにも踏み込まれて。不憫。
ネーナがほいほい侵入できた点を考えると、あのまま放っておいたらティエリアと同様にヴェーダとリンクしていたに違いない。
ヴェーダはやはりハッキングされてる？

・ちゃっかりツーショット
なんか、クリスティナって…いや何も言うまい。

・流石戦術予報士
随分気軽に両陣営の退出を許すもんだからスキだらけだぜスメラギさん！と心配になりましたが、スローネのデータ収集はしっかりと。
ヴェーダに入力するなと釘を刺すあたり…。

・「矜持を見せろよ」
フラッグに対してのプライドが死亡フラグとは…。

・全ては12万の為
物理的なフォローの為に試験期間もアルバイトの沙慈。なんだよかっこいいじゃないか！
でもプレゼントがマトモに行なわれないであろう予感がひしひし。

・「貴方は、知りすぎた」
今回のキモ。
「トポロジカル・ディフェクトを使用しているのであれば全てのつじつまが合う」とか言ってたがなんじゃそらー！
120年前の有人木星探査船が冒頭のもの…40年の間に何らかの事故？で放棄…80年前の調査で紫ハロ回収と…。
有人木星探査（に紛れた太陽炉開発）のどの辺りが「イオリアの目的は戦争根絶などではなく…」に繋がるかは皆目見当もつきませんが、ハロの回収や24世紀になってからのトリニティの介入まで全てイオリアのシナリオ通りだとするなら…どんだけ掌で躍らせる気かあのハゲ爺さん。
つーか木星探査の計画が立ち上がった時に何か事件でもあったのだろうか？「理念に隠した野望」とやらが生じた動機が気になります。

その辺の謎の答えに教授がたどり着いたー。
と言うところでサスペンスチックにメールが。背筋が寒くなる展開。公表せずとも一線を踏み越えたものには容赦なく死が。
合掌。

・ただその場合サジ姉がやばい
スローネにあたりをつけて取材するとロクなことにならなそうだぞ！嫌な予感。
ルイスといい姉といい、沙慈の周りに血生臭い気配。そろそろコメディパートもおしまいか。
スローネを目撃したパイロットって…まさか…。

・スローネ強襲。GNメガランチャー、撃つ。
スローネドライからエネルギー供給を受けての砲撃。もちろん単独でも可能なんだろうけど、大出力の砲撃はすぐ圧縮GN粒子のチャージが尽きてしまうのはヴァーチェを見れば言わずもがな。
しかし照射時間長いな！！整備ドックも指令塔も根こそぎ。ミハエルの言うとおり確かにえげつないんだが、ヨハンの目的は教授の抹殺と推測できるので、被害規模の大きさにまぎれて本来のターゲットを不明瞭にするブラフとも考えられる。

・「堪忍袋の尾が切れた！許さんぞ！ガンダム！！」
ついにハムの人切れる。前回の捕獲作戦からのフラストレーションがここにきて爆発。
だが絶望はまだ続くんだぜ…。
つーかファングを「それがどうしたぁ！！！」で避けるのはハムが凄いのかミハエルがヘボなのか。
曰く、「ファンネルは直線機動しか出来ない機体での回避はめっちゃしんどい」らしいですよ？

・「見たかガンダム！これがフラッグの力だ！！」
どう考えてもミハエルがヘボでした。あと油断しすぎ。次回予告で切りかかっていたのはハワードだったか。
哀れファングでメッタ刺し…再び合掌。漢だぜハワード！！
でも部下がこういう引きをしてしまうと、グラハムはフラッグ以外の機体には乗り換えないであろうワナ。だが一向に構わんっ！！

余談。
ミハエルがこうして大局を見ずにモビルスーツ戦で時間を潰しているあたり、今回の武力介入の真の目的はヨハンだけに知らされているのだろうか（散々撤退を促していたし）

・「無策で追うな！」
今回のハムさんは苦渋の表情ばかり…「どれだけ私の顔に泥を塗れば気が済むのだ」
だがこのままでは終わるまい。ミハエルは兄ではなくグラハムがケリをつけるって線もありそうだ。
今後のグラハムは刹那達へもガンダム憎しで噛み付くのだろうか。それとも「あのときの若いパイロットとは違う」とかトリニティと区別して仕掛けてくる？

・また俺達の風当たりが強くなる
ごもっとも。
目的は同じと話していたけど、その裏に含むものがあるんじゃねえ。
いままで刹那たちは個人をターゲットに動いたことはないし。
しかもヨハンはそんな刹那たちの今までの武力介入を逆手にとって、あえて教授暗殺のついでに基地を無力化させたっぽいし。
「奴らは本当にガンダムマイスターなのか？」せっちゃんの嗅覚はそれを敏感に感じ取る。
単に新しいガンダムを見て羨ましくて拗ねているだけ、と言う線もあるが（マテ

・アムロ、もといリボンズの存在
どうもアレハンドロとの会話から察するに、エイフマン教授の研究をリークしたのはリボンズっぽい。
じゃあやはりアレハンドロ（またはリボンズ当人）とセカンドチームは繋がっている、と言うことになるのだが…
この二人からラスボスの香りがぷんぷん。

というわけで、17話でした。いやー、今回も内容の濃いエピソードですわ。
トリニティが予想通り物語をかき回してくれるもんで。でも今後はちょっと暗めの展開になりそうか？

来週は…ルイスがついに…。ルイス母の死亡がガチっぽくて恐い。
ハワードに続いて次回予告で死亡フラグを立てていたダリル・ダッチはもっと恐い。ハムさん、部下が死に絶えちまう！
でもさり気無くフラッグカスタムがスローネの赤いGNビームサーベルを奪って使用していたように見えるんだが。
機体はフラッグのままでも、奪った武器で抵抗とか。アツすぎる！
本ブログでは全力でグラハム・エーカーを応援します。