俺んちの中の「世界」の巻
い…いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが…(挨拶
夏公演の稽古、その初日を追え、家路に着く。
油断していた、それは認めよう。
先週の掃除を忘れていた。頼んでもいない来訪者の存在を忘れていた。それも認めよう。
だが、なんじゃこりゃ。
帰宅時間、夜の23時。
疲れた自分を多少のねぎらいが待っていると思っていた。
が。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは 昨日までと同じように家に帰ったと思ったら
部屋で 姉貴と相方がグデングデンに酔って寝ていた』
な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも 何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
ドッキリだとか嫌がらせだとか寝たふりだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
つーかさ。
この部屋の散らかりよう、誰が片付けるの。
そして姉貴、本気で何しにきたの。暇なの?
ダメだ、こいつら冗談抜きで起きない。
俺が片付けるの?
そして
俺が片付けたの。