とりあえずアニメ感想で - 仏の顔も3℃まで

例によって、なんだかんだで観続けている作品の感想なんぞを。

『武装錬金』
パピヨンとの第一ラウンド終結。攻爵と次郎、二人の蝶野のやり取りはいい感じに歪んでて印象的。
最初の頃はまひろを初めとする登場人物の奇行が鼻についてどうにも辟易していたが、ホムンクルスとの戦闘が進むと
原作に忠実かつ丁寧。るろうに剣心の志々雄を髣髴とさせる斗貴子サンの包帯シーンも個人的にツボ。よくぞ残してくれた。
せっかくだったら蝶野との最終戦、ダブルトマホークもといダブルランス使用の場面を鉛筆書きかモノクロでやっても良かったような。
来週からは真の主役、キャプテンブラボー登場。

…え？武装錬金の後の３０分？そんな時間にアニメなんてヤッテナイデスヨ？

続いて。

『コードギアス　反逆のルルーシュ』
やあこれは素晴らしいガルマ追悼式典ですね（大間違い
タイトルが「奪われた仮面」だったが良い意味で名前負け。
殺伐としていた展開が続いていたので、コミカル路線で息抜きと言うかお茶を濁した回。
ク−ルビューティーかつ頭脳明晰なルル様に「ドジっ子属性」が加わりました。
何この完璧超人？確かに素っ頓狂な声。
Ｃ.Ｃ（シーツー）登場時には驚きこそすれ取り乱すことは無かったルルが今回猫に仮面をパクられた途端大慌て。
まあ「家の内外での出来事」と「自分の裁量で解決できる内容」かどうかの判断が速攻で出来る男だからこそ
猫と毒ガス女、どちらが自分にとってトラブルに直結するか瞬時に理解できたんだろうなぁと。
良くも悪くも頭の回転が早過ぎるんだろう。でも躊躇無く女生徒にギアス使用ってどうよｗ
後半Ｂパートは完全に学園ラブコメと化しました。
カレンの巻き込まれっぷりが最高。自分を半人前と評するナナリーは将来素敵な淑女になる。
頑張れスザク（何をだ
お茶を濁したついでにスザクを学園に溶け込ませよう作戦も今回で終了。ただ生徒会メンバーの眼鏡とはひと悶着ありそうだが。
彼女のスザクへの恐怖心＆懐疑心は単なるイレブンへの差別意識からか、それとも過去にエピソードありか、さてはて。
サザーランド大好きな「奴らを全力で見逃す」男は降格処分のようで。もうオレンジで引っ張るのはやめよう。
彼の本名が思い出せなくなったから。
それと馬鹿皇子クロヴィスに意外にも絵の才能があったことが密かなサプライズ。

もっと書きたいことがあるが、それは後ほど。

んでもって。

『天保異聞妖奇士』
実は密かに観てました。声優目当てで。
だんだん人物像がしっかりしてきて見応えはあるのですが…夜のシーンが多すぎて気が滅入る。
とにかくこの作品、ストーリーを広げるだけ広げて収拾の目処をつけないまま次週へ投げる、という印象があります。
雲七とユキの過去話に進展がありそうかなーと思ったらちょろっとユキの罪とやらが見えた程度。じゃあ異人の女の子と馬の件は？と思ったら、
こっちも経緯を大急ぎの回想シーンでまとめるだけで、あとはケツァルコアトル大暴れ。
単純に俺に作品を見て取る力が足りないだけかもしれませんが、せっかく複数エピソードを同時進行して最終的に主人公の内面を探るように展開をもっていくのなら、毎週三十分のテレビ放送という方式をもっと逆手に取るほうがいいのに、とか浅慮します。
例えるなら二時間なら二時間で、すぐに結末が待っている映画の作り方だよなぁコレ。
「起承転結」の「結」をいくらでも曖昧に出来る方法です。
折角世界観やエピソードが魅力的なのに、番組として構成する時点に不満が。
如何に壮大なストーリーでも、まだまだ氷山の一角だとしても、やはり観ている側からすれば「観てるぞ！」って実感が欲しいもんですよ。
伏線をはって「あえて視聴する側に不親切にする」のと「単にまとめる力がない」のは、やっぱり違うような。
前者はその後の展開を想像するのが楽しいのですが、後者は…見るだけでお腹一杯で疲れてしまう。
この違いって、つくる側は中々気づかないみたいで。
新しい試みが山と積まれた作品ですが、何故か視聴したあと疲労感と空虚感が残ります。
切り時かもなぁ。
分かったような事書いたけど、結局相性が悪いだけかもなぁ。

余談ですが。
夜空を飛び回るケツァルは、どうみても「ウルトラセブン」のナースです、本当に（ｒｙ<<

最後に。
今週は若本規夫祭りでした！！以上！

…どこぞの国のバカが聞いたら大喜びしそうな演説や「あすてぃか」、果ては遠山の名奉行！！
ああ、もう若本節で大満足。
その人がいる、ってだけで気になってしょうがない、
つくづく声優って凄い仕事だと思った！