仕事の帰り道 - 仏の顔も3℃まで

そして寄り道（挨拶

唐突だが。
最近仕事や稽古の行き帰りは、駅から自宅まで歩くようにしている。
自転車は極力使わない。

徒歩だと大体１５分程度の距離を、少し急いで１０分くらいで移動する。

で。
家と駅のちょうど中間くらいにデイリーヤマザキがある。
数あるコンビニの中でも、自分はデイリーヤマザキの惣菜パンや揚げ物が好きだ。
他のコンビニのオリジナル商品と違って自己主張が激しくないところがいい。
レジ横にこれ見よがしにホットプレートなどを置いて、店員がゴリ押ししてこないところがいい。
揚げ物やフランクフルトはセルフサービスとなっており、客が自分で袋に入れるなりトレーに乗せるなりする。

徒歩で移動するようになってからの帰り道、実に頻繁にその店を利用するようになった。
特にメンチカツを好んで買うようになった。
好んでどころか、立ち寄るたびに買っていることに気づいた。
で、それをモソモソ食いながら家路に着く。

今日も立ち寄った。
店員が声をかける。
そこでふと気づく。
自分の顔を見た店員が、続いて店の奥を見る。
視線の先は　メンチカツ。

しまった。
気づかれた。
もうメンチカツを買うと気づかれた。
雑誌を眺めたり飲み物を物色しているように見せかけて、きっちりホーミングしてメンチカツを買うことを気づかれた。
店員さんの手元が怪しい。
ああ。もうすでにレジでメンチカツの値段を打ってる。
自分がレジにたどり着くより早い。フライングしてる。

何かもうアレだ。
自分が来店すると「メンチさん来店です〜」みたいにバイトさん達が話しているんだ。
バイトさんにメンチさんフラグ立っちゃったんだ。
某へっぽこ実験漫画のマスコットみたいに

脂っこい名前が自分についているんだ。

ま、それでも。
自分はメンチカツを買う。
来店したときにメンチのトレーが空だったりすると、それはもうこの世の終わりみたいな顔をしている。
それも店員さんは知っている。
被害妄想でなく、確実に気づかれている。
横のフライドチキンを買う気には、まだちょっとなれない。

・・・なんだ今日の日記。
書いてから首をかしげる。