仏の顔も3℃まで

はてなダイアリー終了に伴いお引越し。思い出は残しておこう…。


狭く浅くしなやかに。惰性の赴くまま更新。用量・用法を守って正しく服用を。
現在、鋼のシスコン番長と全国の貞夫さんと西住殿マジ軍神を応援しつつ、サイト休止中…。
説得力皆無ですが画像の無断転載はご勘弁下さい。  
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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


↑web拍手です。ここで会ったのも何かのご縁。うっかり読んじゃった記念に押して下さいませ。

Fate/Zero読み終わったーーーー!!!!

いやー、第四次レベル高えぇ(挨拶


Fate/Zero読了しました!
始まりましたよ第四次聖杯戦争!血で血を洗う熾烈なバトル!

いやコレはすごい!血湧き肉踊って読み終えた後暫く取るもの手につかず。
つーか早く続き読ませろ!読ませてえぇぇぇ!!!
ボーイミーツガールは自称正義の味方やTRFにくれてやれ!!
良い子は寝る時間だ、大人の重厚なバトルに酔いしれろ!!みたいな。
なるほどー、本来聖杯戦争ってこういう智謀や下準備重視の駆け引きだったんですね!と再認識。
如何に士郎たちの戦いが互いの情報・認識不足の中で進んでいたのか伺い知れます。よく生き残ったな…。
Fate/stay nightは、フットワーク重視、例えるならフェザー級の新人戦決勝。
対してFate/Zeroは、どっしり構えて静動切り替え、まごう事なきヘビー級のタイトルマッチですよ!!




感想と考察を各サーヴァントとマスターの組み合わせでつらつらと。
容赦なくネタバレ含みます、未読の方はご注意ください。

衛宮切嗣+セイバー(+アイリスフィール・フォン・アインツベルン)


とりあえず、最初に一言云わせて欲しい。
セイバーが最優のサーヴァントという肩書きは、そろそろ引き出しにしまった方がいいんじゃなかろうか。
ステータスが優秀なのは確かに認めるけど…万能型というか正統派の英雄は聖杯戦争で馬鹿を見るようなorz
うーむ、切嗣のサーヴァント用法にも問題があるような。
それと、しょっぱなでハンデを背負うのもある意味セイバーのキャラ特性か。というより、クラスではなくアルトリアがうっかりなだけ?
ああ、騎士道とは何時の世もままならぬものなのね…。
怪物揃いの第四次聖杯戦争において、セイバーが途端に地味と言うか力負けしているように見えてしまうのが悲しい。
大丈夫、これからこれから。


で、切嗣パパですが。
もっと冷徹そのまんまな人物像を想像していましたが、セイバーの主観によるところが大きかったみたいですなこのイメージは。
イリヤやアイリとの触れ合いは心和むものがありましたが、文章中からありありと「切嗣が無理をしてる」と感じ取れてしまうのが切ない。
舞弥と再開してから銃を扱うまでの手馴れた切嗣が、なお切ない。
つーかあのルックスで一人称が「僕」って…口に出すたびにえも知れぬ色香が!もう腰砕けっすわ(ぇ
戦闘スタイルが魔術と近代兵器の融合。コレ妙に納得。
魔術師が近代兵器・技術を軽視しているというのは、例のあかいあくまなヒトを見れば一目瞭然w
切嗣の「起源」って何なんでしょうねぇ。魔術師を殺すことに特化している事を考えるに…某アラヤな人と同じ「静止」とか?
または「虚無」「中和」?魔術回路に何らかの形で作用し、回路を無効化するのでは?


舞弥に関してはノーコメント。一巻では何とも申せません。


で、一児の母にしてメインヒロイン、アイリスフィール様。
その純粋無垢な居住まいに、あえて様をつけよう。
やばいよ、スーツ姿のセイバーとの組み合わせはこれ以上無い直球勝負ですよダンナ!!

どうしよう、棘の無いヒロインが珍しい世の中になっちまった…。

言峰綺礼+アサシン


直接顔を合わせる前から、お互いを強く意識する男二人。同属は同属を求めるものなのか。
と言うわけで言峰です。
こいつがいつ遠坂パパを裏切るのか待ち遠しいwそれはおそらく、彼が自分の中にある真の欲望に気づいた時か。
それまでは一見マトモに苦悩する、ちょっといびつな言峰を堪能させてもらいます。
つーか、このアサシンの召喚方法は反則だろう。一個人の「アサシン」を召喚するのではなく、
ハサン・サッバーハ」の名を継承するもの、
またはハサンの一派に該当する集団そのものを「ハサン」あるいは「アサシン」として一括りで呼び出すとわ! …結局合計何人?


あと、言峰パパは友人といい友人の子供といい息子といい、周りにロクな人間がいない。
まずいことにそれを本人が自覚してない。盲目父ちゃん。


遠坂時臣+アーチャー


ここ一番のー、失敗はー、父親ゆーずーりー。
登場人物の中で最も優雅、なのに最もドジっ子の遠坂パパ。やることなすこと完璧なようで早速つぎはぎだらけな印象。
俺の中でのニックネームはハリボテ。
ギルガメッシュとの相性は最悪だなw

凛の回想シーンなどで感じるイメージとは真逆。誰よりも魔術師やってます。
策謀の中心にいながら誰の眼中にもない。やだ、このヒト可哀想…っ!
あ、約一名には強烈に恨まれてますか。


余談だが。
(時臣を除いた)遠坂家の面々はどれも殺傷力満点ですよ。自分はまずマテリアルの葵ママにノックアウト。
そりゃ間桐の良心、雁夜君もメロメロっすよ(最低だ


そんなことよりギル様。
父も娘もアーチャー召喚って言うのはFateで言峰が暴露してた事だし、特に違和感無く。
今回いきなりブチ切れ金剛なギル様。油断は無いがそれを補って余りある慢心我様ぶり。
まず王様は我だけだー!と一般人には理解の及ばない理由でブチキレ。
あげく顔を見せてやったのにイスカンダルに「誰お前?まず名乗ってくれよ?」と至極真っ当な質問をされ
「何で顔見てわかんないの?我だよ我?知ってろよ?常識だよ?あと質問を返すなよ!!?」と
売れないタレントが街頭で無視された時のような理不尽なブチキレ。



ポギー状態



で、バーサーカーに見つめられて「俺を直視するな!!」とブチキレ。

そのほか、地面に降りたこと、武器をパクられた事にブチ切れるはっちゃけぶり。

古今東西もういいから怒らないで帰っておいで」と言う理由で令呪を使用されたサーヴァントは後にも先にもギル様だけ!既存の枠にギル様を当てはめる事こそが無為と知れってなもんですよw


さ、いつセイバーたんに萌えるのかな、この金ぴかは。

ウェイバー・ベルベット+ライダー


…きました、今回の注目株。
マスターもサーヴァントも別路線で萌えを狙う!まさに萌えのコラボレーション!
でもどっちも男だけどな!!なんでだ。
もう彼らから目が話せません。


ここで公式設定に基づいたネタバレを一つ。
既にお気づきの方も多いと思われますが、夏コミでの目玉商品「キャラクターマテリアル」において
「ロード・エルメロイⅡ世」なる人物が紹介されておりました。
…これ、ウエイバーやん。
眉毛とか目つきとか髪型とか、もうそっくり。
自己の才能に関してはとことん平均的。それを疎んで周囲を憎んだ男は、逆に周囲の才能に類稀なる嗅覚を発揮する
名プロデューサーへと成長?したのであった。美談だ。本人は納得してなさそうですが。
イスカンダルはよき父であり、師となったのだなぁ。
「二度もぶった!親父にもぶたれたこと無いのに!!」を見事に体言。
自分の中でCVは古谷徹氏に決定。あれ、意外とはまってる…?


で、征服王イスカンダルですよ。
虚弱なマスターを肉体言語で導くお方w
策謀渦巻く聖杯戦争もこのお方のせいでぶち壊し。あるいは台無し。
大事な緒戦を結局サーヴァントの顔見せ懇談会にしちまった!何考えてんだこのおばか(ほめ言葉
作者と読者に愛される漢。意外と思慮深いと思うんだ。
こういう迷いの無い豪傑が、如何にセイバーを挫折に追い込むのか。

ケイネス・アーチボルト・エルメロイ+ランサー


顔を見せない卑怯者と元サーヴァント候補のイスカンダルに一蹴される時計塔の重鎮。やーいふられてやんのー。
権威と血統、魔術師の妄執にどっぷり浸かった、遠坂パパとは別の意味で魔術師の鑑のような人物。
つーか一巻ではまだ情報が少なすぎ。
間接的にしろ直接的にしろ、その命はウェイバーが絶つことになるだろうが、どうか。


ランサーは…相変わらず好漢ですな!マスターとは完全にそりが合わないご様子。
美貌(魔貌)で無条件に女性にチャーム(魅了)をかける素敵振りもて王サーガ。夜王と呼んでやる。
フィオナ騎士団のディルムッド・オディナといえば、ケルト神話においてクー・フーリンが活躍した時代よりさらに200年程後の英雄かと思われ。
フィオナ騎士団だとどうしてもフィン・マックールの方が有名に思いますが…あっちも槍使ってたような?
派手さは無いけど、手に持つ二本の槍は今回の参戦メンバーと非常に相性がいいのは証明済み。
セイバーとは宝具の特性から優位に立ち回れるのでは。
ただ彼が存命している限りセイバーは左手の傷と言うハンデを抱えたままなので。退散のタイミングは何時のことやら。
伝承では女性関係が影響して命を落とす彼ですが…聖杯戦争でも誰かとロマンスいかがっすか?舞弥とか。

雨生龍之介+キャスター


殺人鬼は気さくな男でした。
間桐慎二+幻視同盟に出てきたカマキリ(偽志貴)のヴィジュアル・性格の待ち主かなーとか思ってましたが
彼は自分の世界だけで完結してませんでした。
自分の趣向を理解し、かつ自分より上を行く存在にはオープンに接し、あまつさえ尊敬する。
サーヴァントを尊敬するマスターってのは珍しい。
しかし…あまりにCOOLを連呼されると何かのあてつけのように思えてしま(ry


で、キャスターですが。
これは真名分かりやすかったですね。「セイバー=ジャンヌ・ダルク」と推理していた過去の自分に素敵な別回答。
彼の正体は、はてなワードで「青髭」または「ジル・ド・レー」を調べれば分かるかと。
残酷と虐殺の代名詞。
しっかしセイバー、モテモテだなぁw

間桐雁夜+バーサーカー


恋慕が人を変える。
まさかマキリの人間にこんな良識人がいたとは!あ、でもそうでもないか。
彼の悲願がどのような結末を迎えるかは、その後の間桐桜の日陰っぷりを見れば想像できてしまうのですが…。
遠坂時臣許すまじ、の一念が岩を通すか否か。
なんかここ一番って時に、よりにもよって葵ママの横槍が入るような気がする。救い無えぇ…。


最後にバサカ。
こいつは正直正体が分かりませんでした。
「自らの素性を幻惑」「どのような武器も使いこなす」等々特徴はあるのですが…なんだろ。
目下思案中。


ギルの宝具「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」の対抗手段として
ギルガメッシュは多くの宝具の『所有者』であって『使い手』ではない」という弱点をつく事が挙げられますが
士郎のように「無尽蔵の武具と同等の貯蔵量を用意し、相殺・凌駕する」以外に
「実際にその武具の使い手となり、武具を奪う」と言う別アプローチがあるとは!
ギル様にはまさに天敵ですな。
マスターの精神力や生命が保てれば、の話ですが。

とりあえず一巻で既に出揃いました七組。まあメンバー入れ替わりは必須事項ですがw
二巻以降が楽しみっす。