今回も堪能しました。スゲーぜ(挨拶
…たった一晩で大きく戦局の動いた第四次聖杯戦争。と言う訳で三巻です。
さ、だいぶ絞られてきましたな。
興味をひかれた場面をつらつらと。
例によって性懲りもなくネタバレ全開です。ご注意を。
・サーヴァントステータス表キター
やはりマスターが変わると若干パラメータも変動しますな。セイバーの幸運Dとかかなり顕著w
肝心のバサカのステータスは文字がぼやけて知りたいことほど判別不可。ウェイバーも一巻の戦闘でこんな風に見えていたのか。
ただうっすら読めるというか気になる部分がありまして…後述。
・COOLな二人
イレギュラー絶賛迷走中のキャスター陣営だが、馬鹿と天才は紙一重とはよく言ったもの。
竜之介の語る「神の定義」って奴は困ったことに一つの真理なわけで。まあ実際の手段で全て台無しなのですが。
あと二人の清々しいお顔の挿絵は笑うところですよね?
・イニシャルSだか湾岸ミッドセイバーだか
騎乗スキルをコレだけ活用するとは流石虚淵玄。メルセデスの次の出し物はなんぞや。バイクか?バイクだな!
「うむ、さし当たっては足だな」 セイバー+ハーレーとか出てきたら嬉しすぎて死ぬ、俺が。
チャリンコネタで終始した第五次ライダーが歯軋りして悔しがりそうな展開を期待します。
ちなみにメルセデスベンツ300SLってこんなん→http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a9/1955_Mercedes-Benz_300SL_Gullwing_Coupe_34.jpg(ウィキペディアより拝借)
ガルウイングがセクシーです。
・衛宮邸武家屋敷は第四次終結前から利用されていた
土蔵の魔方陣はアイリとセイバーの合作と言う訳で。士郎とセイバーにとってはアヴァロンが召喚の触媒になっただけじゃなかったんだなぁ、と。
所縁の鞘が埋め込まれた士郎が土蔵に逃げ込んだからこそセイバーが召喚されたのかも、とか考えると…
ランサーに土蔵まで蹴り飛ばされてある意味士郎はラッキーだった?
・初回限定版を運で購入する征服王
いやそれ微妙に運違うw
さりげにイラストのゲーム機本体がセ●サ●ーンに見える俺はどうやら功夫が足りていないようだ。
イスカンダルの伝承を直接聞けずこっそり探して見つかって。ウェイバーって。ウェイバーって!! でも男なんだぜこの萌えキャラ。なんでさ。
ウェイバーとイスカンダルのやり取りを見ていると、どうにもこの二人の出会いってのは必然だったんじゃないかなぁ。
卑屈さを向上心に変えて。Zeroのテーマの一つは「遠すぎる理想」
イラストで大戦略Tシャツが見れたのは確かに嬉しいのですが、それよりもこっそり本棚の中にある「奈須きのこ〜」と書かれた本の内容が激しく気になるw
探せばこの本棚、まだまだネタが眠っているかも。
・異次元怪獣キャスタドン 登場
↑みたいな光の巨人のノリで。キャスターはっちゃけた!!
昨日の敵は今日の友(ギル様とバサカ除いて)共闘するサーヴァント達だが、ダメージの箇所、数、規模に関わらず瞬時に修復。何てインチキ。
対城宝具クラスの一撃で消滅させるしか手はないわけですが…。
セイバーは左手の呪いで聖剣使用不能。
ギル様は時臣から散々懇願されても「庭掃除はイヤ。汚れるのイヤ」と一撃で拒否。何だこの主従関係。
余談ですが、怪獣が暴れまわってしかも戦闘機落とされた(挙句に野次馬の中に射殺死体)なんて大不祥事に比べたら
学校で謎の昏睡事件なんてちっちぇえもんですね。頑張ってもみ消せ綺礼。お父上は頑張ってた。
・アーチャー陣営vsバーサーカー陣営
サーヴァント空中戦。 「武器」に分類されれば近代兵器だろうが支配下に置くバサカ。もう何でもありか。
雁夜と時臣の魔術戦は、内容も結果も予想の範疇。合掌。
・てっきり聖剣を使用するからランサーリタイアかと予測したら
真相はもっと男気溢れるものでした。
自分で「必滅の黄薔薇」を折るとは思わなかった。
そしてもっと「相応しい」死に場所があるとも思わなかった。
ランサーやセイバーの持つこうした気高い精神・誇りっていうのもZeroの物語の中では単純に美しいもの、とも限らないわけで。
テーマをもう一つ「もつ者・もたざる者」
・ついにエクスカリバー炸裂!!
待ってた!この光を全国のセイバーファンは待っていた!
バサカの邪魔が入ったりギル様が不敵にアシストしたり…いやー空中戦と並んで映像栄えしそうなシーンですなぁ!!
…映像栄えしそうなシーンですなぁ!!!! 二回言ってみた。
しかし不完全アンド模造品とはいえ、海魔=『旧支配者』のなりそこないを消滅させるとは…やるなエクスカリバー。
極光を目の当たりにした二人の「王」はそれぞれの感想を抱くわけですが…
なるほど。ギル様がセイバーにほれ込んだ理由ってのはエンキドゥと重ねたからか。
言峰との問答といい、つくづく第四次のギル様はキャラが素敵に立ってる。
なんで第五次ではただの油断慢心ストーカーに成り果てたのか…10年引きこもっちゃったからか。
・輝きの裏側で
切嗣父さんマジ外道。
舞弥を「使って」ってのもあるけど、ここまで切嗣が殺傷したマスターの人数=(名実ともに)リタイアした人数。って全員じゃん。
ソラウはもうちょいディルムッドやケイネスとドロドロ愛憎模様を見せてくれるのかと思ったら、その役割はケイネス一人が一手に引き受けてました。
夫婦仲良くあっさり拉致・あっさり取引アンド銃殺のコンボで昇天。
ケイネスは最初から最後まで「魔術師のルール」に翻弄されまくった男でしたなあ。
それにしてもソラウマジいらない子orz
ディルムッドは…ちょっとフォローしようがないですね…。
裏切られ、罵られ、踏みにじられ。ある意味セイバーいじめ絶好調の影でランサーいじめ最高潮。で、結果はアレ。
つくづくランサーのサーヴァントってのは自分の目的を達成出来ない、ままならぬ死に様ばかり。
本来ならセイバーとの騎士としての本分を全うする果し合いも、それに依存するような結果を求めてはいなかった筈。
当たり前のように自身の騎士道を貫き、忠誠をささげる闘いを心の寄る辺としたかっただけなのに、マスターをはじめ魔術師達にはそれが児戯に見えてしまう…ディルムッドの最後の微笑にはそうした足かせに苛まれてもなお気高くあらんとする、またそうであるセイバーに応えようとする、一人の完成された男の姿を見たように思います。
最終巻前ですが断言します、第四次聖杯戦争で最も好きなキャラはランサーっす。
ランサーリタイア後のセイバーと切嗣の問答は…開き直ったというか空回ったというか…切嗣の危うさが痛いほど伝わってきまして…。
セイバー=アーサー王と面と向かって話をすれば、切嗣にしてみれば自分の臆病さが全て透けてしまうようで恐いのでしょうなぁ。
だから見ているこっちが辛くなるほど徹底的に相手を視界に入れないか否定するかしかなくなる。
今まで必死こいてセイバーを無視してきた理由がここに来てよく分かります。
ああ、もうこのオッサン限界だ…。
・で、バサカのことなんですが
ぶっちゃけ真名…ランスロットじゃない?
なんとなく、なんとなーくなんですが、前述のパラメータ表の名前の部分が六文字でそれっぽく見えるのと、
雁夜の命令を無視してまで眼前のギル様でなくセイバーを目の敵にする、
で、極めつけにセイバーが騎士として誉れ高く扱われれば扱われるほど自分が貶められる、とアーサー王の「影」を自称し憎悪をむき出しにする、
そんな騎士をキャメロット所縁の人間から探してみると…ランスロットしかいないような。カミさん泥棒。
マスターとの相性や宝具略奪の能力面に着目しすぎてオルランドゥやパーシヴァルと予想してましたが…うーむ。
で、仮にランスロットとして。宝具三種類はというと…。
1・手にした武器の支配権略奪
2・正体隠蔽
3・やはりアロンダイト?
となるのでしょうか。
・そして、時臣さんのことなんですが…
やはり
この感想しか浮かばない…。
魔術師として優れた資質を持った子が二人。そうだ、養子出そう、みたいな冷酷なノリなのかなーとか思ったら。
実は桜の身を案じての決断でしたー、とか。
後ろ盾の監督役死亡で急に怖気づいて娘の顔を見に行ったり(すんません、本当はFate冒頭に繋がるイイシーンなのに自分にはただの感傷としか…)
自分のあずかり知らぬところでどんどんギル様とのバッドエンドフラグを立てまくったり。
自分がメインで共闘しようぜ悪巧みの巻ー、とか思ったら実は自分だけ蚊帳の外の巻ー、だったり。
挙句
「エクスカリバー強すぎ!つかっちゃらめえ!」
↓
「俺達の喧嘩に口出すんじゃねえよこの不思議アゴ髭」
↓
「だ、だってそんなの使ったら街壊すじゃん!」
↓
「ブー!残念でしたー!ちゃんとこないだ怪獣ぶっ飛ばしたときには船で被害抑えてますぅー。 保険金もおりてますぅー」
↓
「言い訳しちゃらめえ!ちゃんと約束!約束してくんないと綺礼追い出さないんだから!」
↓
「ち、しゃあねえ分かったよこのトッチャンボーヤ」
…と、どう贔屓目に見ても舐められまくっている取引を行うミスター遠坂。
あえて言おう。 どこが優雅だ。
・貴様は…何者だ
ここに至るまで結局ただの一度も直接の対面のない二人。
綺礼はギル様との再契約つーか熱烈ラヴコールに応えマッスルブラザーズ結成。
綺礼の内なる願望・欲望も自覚しつつあり、お膳立ては整った感があります。
さ、あとは四巻になだれ込むのみです。