機動戦士ガンダム00　第10話感想『ガンダム鹵獲作戦』

中の人は歌舞伎役者（挨拶

いやはや、散々ヤキモキさせられていざ登場シーンを観てみたら、キチＧＵＹに全てかっさらわれてしまっているワナ＞ガンダムナドレ
そしてどんどん主人公が空気のように扱われるワナ。せっちゃん当分出番ねえなー。別にいいが。

気になったこと〜

・ラブコメは10話にねじ込む必要があったのか
平和な日常と戦争シーンの対比が云々…とか真っ当なことを語りだすといかにも制作サイドの掌の上で踊らされてる感が漂うので放置の方向で。個人的には着物ルイスが眼福だったのでその旨をよしとする（するのかよ

・時間稼ぎ
やはり守りがエクシアと射角を限定されたデュナメスだけでは手薄に過ぎる。しかしロックオン7、刹那9という撃墜スコアは一見しっかりしろ刹那ｗとツッコミが入りそうな戦果だがよくよく考えると納得の数字でもある。
空間戦闘の恩恵を最大限に活かして、プトレマイオスから付かず離れずの距離を維持し続けなければならない接近戦用機の弱みをついた人革のMS部隊の陽動をこそ褒めるべき。
しかし戦力の大量投入をしたうえで、その「犠牲ありきで成り立つ」作戦なので、セルゲイの「何度も出来ない」「死ぬなよ！」の台詞の重みがここに来て染みる。やはり暫く荒熊のターン。

・ソーマとアレルヤ接触。
まさか量子波の影響で気絶にまで追い込まれるとは思わなかった。
そして拒否反応→ソーマの時と同じ→超兵出身？と真相に迫るセルゲイ。
来週もアレルヤがらみの話らしいし、そろそろマイスターの過去話に何人かケリをつけるいい頃合かも。

・キュリオス鹵獲
セルゲイが自戒している通り、四番艦への移送から拘束→傷をつけるのはヒートカッターでコクピット周りだけ、という指示は詰めが甘いと言わざるを得ない。
脳波が途絶えて安心していたってのもあるけど、当然時間をおいて覚醒したり、ブラフだったり（外部からの脳波スキャンを誤魔化す、みたいな）する可能性は予測して然るべき。ひょっとすると重力ブロック押し返しの一件で、少々羽つきのパイロット＝アレルヤに感情移入している部分もあったのかも。
まさかそんなこと（輸送艦輪切り）をするはずがない、とか。

・万死に値する
タオツーの横槍が無ければ本気で撃っちゃってたのが絶望先生ことデカブツさん。ただこの後の一連の戦闘判断・操縦はティエリアのセンスの無さをこれでもかと露呈。むしろこのしょぼい操縦をカバーする為にヴァーチェには鬼火力・鬼バリアが実装されていたとしか。
絶望した！やることなすこと全て邪魔されてコーラサワーのような台詞オチにされて絶望したっ！
ま、これは布石なんだがね。

・むしろいい動きするピンク「二度も避けた！」
実際のところは二度どころか一般兵たちにも避けられすぎのティエリア涙目ｗ
それはいいとして、ソーマは操縦だけ見たら登場人物ナンバーワンの技量かと。
たとえばマイスターのような他のパイロットには無い「持久力」も特筆すべき材料。ヴァーチェ捕獲の際はゼロ距離からの射撃や囮となっての足止め、ワイヤーで捕獲した仲間に向けられたバズーカを蹴り飛ばすなど、地味にピッチでいい動きをしてますねー。
ただ、冷静なようでいて意外に感情豊かｗタオツーの脚が吹っ飛ばされた時も激昂していたり、機体に愛着があるタイプとは思わんかった。

・覚醒、スタッグビートルクラッシャー
あの短いシールド内のブレードでどうやって輸送艦を輪切りにしたかはさておき、またまたハレ覚醒。軌道エレベータでのファーストコンタクトではハレルヤに人格がシフトしてからも頭痛に悩んでいたようだが、今回はいたって元気。
「なんか頭が重くてイライラするぜコンチクショー」程度の感覚なのか。
人格が変わった途端凶悪な武装が正体を…みたいなノリが大好き。

・絶望先生、つづき
地味に研究されていたヴァーチェ。チャージから発射までのタイムラグをしっかり盗まれてます。セルゲイ技あり。
「当たらなければどうと言うことはない！」ネタにしか聞こえない自分は負け組か。
しかし…これだけ拘束される前に、ビームサーベルと言う選択肢はなかったもんかのう…。結果は同じかもしれないが。
見事な連携でヴァーチェを拘束する人革MS部隊に燃えた。

・どう見てもキャストオフです、本当にありがとうございました

↑もしくはこっち。
装甲パージだけならまだしもそれを敵機にぶつけちゃう時点でもう脳内変換終了。で、ガンダムナドレ登場！「天使の羽が宇宙に舞う」とか言ってたからてっきり「また羽モノか…」と予測していたが…髪の毛とは恐れ入った。あれはバーサーカーモードとかになるわけかい？（大間違い
脱衣後は天の道を往きクロックアップで瞬殺…かと思いきや火力がコーラサワーぶっ飛ばした時並みに強力になったGNキャノンを撃つだけー、でおしまい。戦闘力はそれほどでもないかも？
ナドレを衆目に晒したことを悔いていたワリには撤退するセルゲイ達を追わない辺り、どれだけテンパってたんだティエリア。
「俺は、僕は、私は…」の一人称の変化に「もしやコイツ女？」みたいな世間様で囁かれている噂が俄然真実味を帯びてきたー。余談だが「ナドレ」と言う名前も両性具有の神の名前らしいし。「声色くらい変えられる」とか言って女性声優が二役で登場したりしたら楽しすぎて死ぬ、俺が。

・ナドレの存在
どうもティエリアのへこみっぷりから察するに、戦力としての露呈を恐れているのではなくて、ソレスタルビーイングの（あるのかはわからない）最終目的の鍵になる？のだろうか。スケジュールとして早かったみたいなニュアンスだし。
しかし組織の歯車として少しでも逸脱するとあれだけ取り乱すあたり、やはり一度折れると面倒なタイプだったかティエリア。
問題なのは今後。刹那やアレルヤと同様、自分自身もマイスターとして不適格、ガンダムには乗りませんーとか言い出して引きこもったりしちゃうのか？似合いすぎて泣けてくる。俺にはナタクに乗る資格が無い、みたいな。

ナドレの存在がトレミークルーの誰に知られていたか、が結構疑問。スメラギやフェルトが関知しているのはいいとして、ロックオンや刹那は知らなかった様子。以前ティエリアが「組織の全容を知る必要はない」云々の話をしていましたが、マイスターも知らされていないナドレの秘密が気になってしょうがない。アレルヤの過去バナにケリがついた辺りでこの辺も消化して欲しいところだが、さてはて。

・僕は、ひとでなしだ
いやあ、やはり僕らのヌワンギはこれくらいやってくれないとｗ流石だ、時代が必要としているキレキャラの存在意義を分かってる。
ハレルヤVSソーマの戦闘で、やはりアレルヤは超兵出身と判明。人革に関しての恨みは相当根が深そう。
問題は、アレとハレ、どっちが「もともとの」人格だったかってトコロですか。
ソーマはヘルメットのおかげで脳量子波は遮断されているが、代わりに相手も超兵であることは知覚できず。対してハレは「同類だから分かるんだよ！」と量子波での認識能力を最大活用。何度ビームを当てても破壊できない辺り、これは意図的に出力を落としているとしか。「遊んでるの！？」ハレさん鬼畜っぷりが光る。

・「今ごろ走馬灯で子供の頃からやり直してんのか？」
「邪魔をするなよ一般兵！」「お前にゃかなわねえ…なんてな（はぁと」とかミン中尉フルボッコ中の台詞が神がかりすぎる。
男の覚悟もあざ笑うこのハレルヤ容赦せんっ！そうか…シールドで真っ二つなんてまだまだだったのか…中央部のブレイドがあんな用途に使われるとは。

激しく同意

そして人間の体を弄くって作る秩序に何の意味がある、とさり気無くコーディネーター全否定。

・「どうしようもないわね、私…」
そのどうしようもなさは一体何話ほど前まで遡っての台詞なのか聞いてもいいかい？
と傷口に塩を塗ってはいけないらしい。

・古谷さんは別芸名
ガンダムに出演する際にアムロ以外で「古谷徹」の名前を使うことはないそうな。

・地味にチャイナセレブ株が絶賛下落中
「マイスターの不完全さ」を嘆く言葉にちとカチンと。
ソレスタルビーイングの組織内でどの辺りのポジションにいればこういう台詞が出てくるのやら。
アレハンドロは「監視者」と名乗っていましたが、王留美の立ち居地はいまいちはっきりしないもんで。ぶっちゃけ何様かー。
事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で（ｒｙ

以上。
来週も超兵・人革連絡み。刹那にスポットが戻らない以上ハム兄さんとフラッグファイターは海の上を飛び回り続ける羽目に。今週リリースのグラハムフラッグの売れ行きが心配。　ｱﾄｺｰﾗｻﾜｰﾏﾀﾞｰ
いい加減マイスターの人となりにがっつり踏み込んで欲しいっす。次週も期待。