機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第一話感想『天使再臨』
破壊する。ただ破壊する!こんな行いをする貴様達を、この俺が、駆逐する!!(挨拶
というわけで、セカンドシーズン始めました。
どうしてもギアスR2の始まりと比較して見てしまったのですが、ギアスは一期の流れやギミックをトレースしつつ新キャラ・要素を盛り込んで…という展開。対してダブルオーは完全に「続き」モノですね。一期知らん人完全置いてけぼり。
まあその分四年後の世界に集中して観ていこうってことで。これからの展開に期待できる一話でした。
以下、だらだらと各シーンの切り取りを。
・四年後の世界-西暦2312年-
軽くおさらいというか整理。
ソレスタルビーイングの敗北という結末で一連の武力介入(世間一般にはテロ)騒動も決着し、地球連邦政府が樹立。
再度ソレスタのような組織行動が起こる可能性はゼロではないため、世界の意思統一を図る意味合いで発足されたわけですが…。
で。
独立治安維持部隊として連邦軍の中でも異色の存在がアロウズ。四年間の何処で組織編制されたかははっきりしませんが、その暴虐ぶりは相当世界の反感を買っている様子。連邦内部も含めての話かは微妙ですが。
対して、連邦の支配体制に異を唱えるのが反地球連邦組織カタロン。ぶっちゃけエゥーゴか。ただゼータの世界は地球に住む人々と宇宙に住む人々、という明確な線引きがされてました。宇宙での行動圏が宇宙世紀より狭いダブルオー世界での反政府組織って、要するに利権にあぶれた人々、国家の集まりって事になる。少々結成の経緯がキナ臭いものを感じます。
例えば一期におけるタリビアのような大勢に反旗を翻す先進国家とか、またはアザディスタンのように太陽光エネルギーに対する恩恵にいつまでも近づけない国家とかが主要メンバーになるのかなー、と。想像ですが。
そう考えると、シーリンがカタロンに籍を置いている経緯も少し想像できる。自らが行動できる場所で母国を救おうとしているのかも。
まあ今となっちゃ、アザディスタンの存在意義って…ねえ。多少強引な方法に訴えないと、解体または吸収は時間の問題。つか四年もあれば(汗
・青と赤
カタロンとアロウズのMS戦。両陣営の背景が透けて見えて興味深い。
アロウズはアヘッドという新型機の生産に成功。ジンクスも改良型となってますし。擬似とはいえ、太陽炉の恩恵は地球連邦が独占している模様。
オリジナルの太陽炉は当然開発不可としても、GNドライヴタウの量産には成功しているようですね。エネルギー変換装置の恩恵は、わずか四年で大幅な技術進歩をもたらしたようです。
加えて、技術力の最も顕著かつ効果的なアピールは、装置の小型化。ジンクスの四枚羽根が小型化されているのにメインの出力及び粒子制御能力はむしろ向上している様子。
反面、カタロンは独自のMS生産ラインは持っていない様子。過去の機体の使いまわしでした。
気になったのは、カタロンの構成員の装備。ノーマルスーツがバラバラ。過去の三国の宇宙服が混在していた点。
ますます構成メンバーがわからない。
しかし、冒頭のコロニーレゾルス壊滅を見ていると、いかにもガンダムなオープニングでニヤリ。侵入シーンとか。
・「あの部隊には秘密が多い、内情を報告してもらえると助かる」
荒熊さんの自宅訪問。いいところ住んでるなぁ…。
セルゲイは連邦軍に在籍しているようですが、アロウズの存在には疑問を持っている様子。手段にか、または部隊結成の理由か、はたまた両方か。
バーロー大佐がアロウズに出向となるようですが…あの男も金魚のフンのように(ry
・「例の件については考えてもらえたかな」
マトモに考えれば養子にならないか云々の話なんでしょうが、色々すっ飛ばして
プロポーズに聞こえた自分はもうダメだ。
しかし、デレとなったソーマ可愛いよソーマ。
・ラグランジュ4 コロニープラウド 高重力区画
叛乱分子は処刑するのではなく労働力に。うーむ、無駄が無い(のか?
高重力区画の存在意義は、例えば鉱物の精製とかの技術的要因が半分、嫌がらせが半分w
沙慈、登場早々とばっちりでテロリスト扱いとは、姉さん同様微妙に幸が薄い。
・「GN粒子、撒布!」
エネルギーとしての有用性だけでなく、広域撒布することでレーダー撹乱に使えるのは周知の事実。
過去に相当痛い目見たもんなぁ…w
ミノフスキー粒子のような扱いになってきた。
・アヘッド第一小隊
三体編成が基本ってことで。三体編成か…ダリル、ハワード…。
唐突ですが、ジニンをジーンと聞き間違えた方は自分を含めどのくらいいるのでしょう。ある一定の年齢以上でその傾向が顕著かと。
よくもジー(ry
・「宇宙にいれば、いつかルイスに」
惜しいことに、かなり近くにいたりする。
四年の間に連絡とか取ってなかったんでしょうかねぇ。
リボンズとのリンクとかを見るに、ルイスの方が音信不通になったと推測できますが。
・「狙われているのか。ここも…!」
地味な登場のせっちゃん。
四年間、こんな風に各地の戦場に首をつっこんでいたようで。
他の人間が対重力用の強化服を着込んでいるなか、一人でズシンズシンと軽快に歩き回る刹那、鍛えてます。
・カタロンの救出作戦
別に揚陸用の艦船でもないのに強行突入とかするから…。アヘッドが来ているのに対空機銃の一つも上がらなかったのがなんだかなぁ。
反面、ユニオンリアルドがいい動きをしていて燃えた。結構善戦してるじゃん。
先ほど過去の機体の使いまわしと書きましたが、ディフェンスロッドに対ビームコーティングが施されているようで、地味にジンクスのビームを弾いてました。ちょっとした技術の流用にニヤリ。
まあアヘッドのかませ犬だったわけですが(涙
・「新形オートマトンの稼働を開始する」
またえげつない兵器を…。
何処が開発したかは知りませんが、少なくともユニオンの技術者は含まれているでしょう。マシンガンの形状がフラッグやリアルドのコクピットそのままの円形ドラム型。機銃の位置もまんまです。
刹那の投げた爆弾で意外に簡単に破砕されることから耐久力はいまひとつ。テロ鎮圧用というより、本当に非戦闘員用の無差別攻撃兵器なのでしょうか。いや、何が目的なんだアロウズ!
・「もしかして、刹那・F・セイエイ?」「沙慈・クロスロード…」
お互いしっかりフルネームで記憶しているところが凄い。
メットのバイザーがアレだけ濃くフィルターかけられているのに刹那と気づける沙慈はもっと凄い。
・「三番機、いい判断だ」
…撃ってしまった。
・「変わってない、あの頃から何ひとつ。
こんなもの…求めていない、ロックオンも、俺も。こんな世界など!」
統一の輪から外れるもの、外れたものを苛むもの。首がすげ変わっただけで結局は同じこと。
四年間の放浪に答えが出たようです。そのきっかけになっているのが沙慈との再会ということに刹那は気づいていない…。
・半壊のエクシア
試写会だか何かのイベントで「マントは宇宙空間では揺れない」とかツッコミがあったそうですが、そんなものは下種の勘ぐり。
カッコイイは正義。クロスボーン全否定にもなっちゃうしな!!
というわけで、刹那の応急処置が施されたエクシア。
グラハムのGNフラッグに吹き飛ばされた頭部を改修して、破損した右目はティエレンのメインカメラを流用。
他に、各部の装甲が破損してはがれたまま。左腕の喪失、アンテナも右側が吹き飛んだまま。
セブンソードも、アルヴァアロンのフィールド破りで全て損壊。かろうじて右腕のソードが残っているのみ。
せっかくのオリジナル太陽炉も、GN粒子をフルに使用しての戦闘は…あの機体の状態じゃ無理ですな。出来っこないですが、万が一トランザムを発動していたら、高速ですっ飛んだ瞬間機体がバラバラになっていたに違いない。
・「何故、今になって現れた!!」
この台詞から疑問が少々。刹那は四年間の放浪生活の中で、当然エクシアを使って戦闘行為をしていたはず…なのですが、今までエクシアはだれにも目撃されていなかったのでしょうか。
ティエリアをはじめソレスタの面子はかなり前から刹那の生存に気づいていたような口ぶりでしたが。
一期の外伝メンバーのようにもみ消し要員が頑張っていたか、またはガンダムの存在を禁忌とする地球連邦政府がもみ消しの張本人か。
カタロンの二人も驚いてないし。
・「ガンダムと言えど五年前の機体」
かつては次元と世代の違う圧倒的な性能差を見せ付けたガンダムでしたが、太陽炉の技術が浸透した世界では絶対の優位性もなく…。
ましてや完全稼動も出来ないダメージエクシアじゃあ。
そもそも一期のジンクスとの戦闘のあたりから、アドバンテージなしの戦闘になってましたしね。
改良を加え独自生産したアヘッドなら、当然ジンクス開発における技術のフィードバックはあるはず。
中央のコーン型太陽炉からの粒子放出だけでなく、肩のスラスターベーンからの大出力の粒子放出を見ると、スローネ(ドライ)の技術も流れてる?
性能も同格以上、ハンデもありじゃあ勝負にならない、しかも二対一。
・「貴様らの時代は終わっている!!!」
よりにもよって接近戦でパワー負けするエクシアは見たくなかったんだぜ…。
ハムさんにも砕けなかったGNソードがバラバラに。これまた初めて…あれ、サーシェスもスローネパンチで砕いてたっけ。
・セラヴィーガンダム登場「背中に顔が!!」
相変わらず素敵に移動砲台。肩だけでなく膝にもGNキャノンを装備。
地味に機動性も向上している様子。ビームを身軽に回避してました。
あとは背中の顔ww早速ばらした!!
ホビージャパンの外伝で、ガンダム顔の盾やら剣やらを装備したナドレの改良型が紹介されてましたが、それと扱いは同じなのか、それとも合体するのか(まだ諦めてませんw
一話で見せた機能はGN粒子の散布量向上。強力なフィールドを張ってましたが、それ以外にもギミックはありそう。
今回、四機が四機とも設定画から分析しにくいギミックが隠れているのが楽しいです。
・「彼、きっと驚きますよ、ラッセさんに会ったら」
視聴者はそうでもないが。
・「これでエクシアの太陽炉が試せる」
オリジナルの太陽炉は各機ごとに特性が異なるようで、なかなか二機のブレンドは困難な様子。
エクシアの太陽炉だって完全にオーガンダムのものと同調するとは限らないので、今後暫くは完全稼働はお預けっぽい?
出撃しても時間制限があるとか、いきなり動作不良に陥るとか。ありそうで恐い。
・「彼らは、私達と志を共にするものだよ、シーリン」
人々はそう考えるでしょう。
でもシーリンの一言が正確なところを突いてる。ソレスタルビーイングは武力を行使するもの全てに介入する組織。
・「四年ぶりか、随分雰囲気が変わった」
「そういうお前は何も変わっていない、あの頃のままだ」
急に仲いいなこいつらw
特にティエリアの軟化が顕著。身内と判断したものには特に優しく、身内で無い沙慈に対しても安易に口封じをしようとか考えてない。
ヴェーダとの別離がよい方向に影響しているようで。
・「ルイスも、姉さんも、いなくなったんだ!!」
言い訳をしない男、刹那。しかし肝心な場面でただでさえ少ない口数が更に減ったりガン無視になったりする癖はどうにかした方がw
沙慈にしてみれば、敵のように思いながらも、どこか自分とは接点の無い存在としてソレスタやガンダムを捉えていたふしがある。それがいきなり「隣人がガンダムに乗って武力介入してた」と現実感を持たされた、敵意の矛先が具現化して目の前にいる、っていうんであの叫びが飛び出すわけなんですが…。
しかしいつも横で見てるな、ティエリア。
それと銃を簡単に取られすぎなせっちゃんに吹いた。
・「これで我らの必要性がより高まった」
というより、普通に考えればカタロンにガンダムが加担している可能性を予見してアロウズみたいな愚連隊が組織されたんじゃないんかい、と。
どうも手段と目的が入れ替わっている組織に見えるなぁ。
・「何故、こんな奴がアロウズにいる」
それは僕らが聞きたい。
しかし、なんという強化人間…。
・「良かったね、ルイス・ハレヴィ。これで君にも戦う理由が出来た」
ルイスとリボンズがリンク。どういう経緯でそうなったのか。
また、今までティエリアやリボンズの瞳の発光現象といえば、ヴェーダとのリンクと相場が決まってました。
今回のルイスとリボンズのリンクも月のオリジナルヴェーダを介しているのでしょうか。
…リボンズは真っ当な人間で無いとしてwルイスが何故リンク可能なのかが今後の疑問。
・「リボンズ、面会だよ」
中華セレブ、留美がまさかリボンズとも繋がりがあったとは。
まあ一期の頃から「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」な心根を見せていたので、変革された世界がお気に召さないのであれば、新生ソレスタルビーイングに出資する一方でリボンズとパイプを作るくらいはしそうだ。
このチャイナの場合決して騒動の矢面には立たないが、全ての事柄に自分が関わっていないと気がすまない、そんな傲慢を感じます。
アレハンドロに通じる部分があるなぁ。どうしてこう、監視者って奴らは…。
・「自分が乙女座であった事をこれほど嬉しく思ったことは無い」
センチメンタルな夢を見続ければいつか叶うよ(はぁと みたいな意味か。
またはあれか、星座占いで一位になって素敵な恋に出会う予感(ry
しかし誰なんでしょうねこの人(棒読み
・「アンドレイ、お前がいつアロウズに」「お答えする義務はありません、父さん」
荒熊の息子登場。親子間で確執がある様子。親が同じ職で優秀すぎると二世は複雑な気分になるものですよ、どの業界でも。
ソーマがアロウズ入り、か…。
・囚われのアレルヤ
どこのアルカトラズですか。
・エンディングでOPテーマ挿入
情報がたっぷり、スタッフロールのキャストの多さに吹いたw
・冒頭の各マイスターの幼少時代を新カットで見せるところがいい。
・ティエリアの出生?と言っていいのか、こうした画は始めてかも。ナンバー5のシリンダーか…。
・相変わらずOPカット限定でマリナが美しい点について。だって本編じゃテレビ見るのが仕事だしw
ところで、前回マリナの年齢の話を書いてから、妙に背中がゾクゾクスルノデスガ。
・ネーナはOPだけ登場。機体は?
・スローネツヴァイ改とサーシェス。このヒゲ年とらないですねwバスターソードとファングは今回も健在。
・最初気づかなかった、巻き添え食らって吹っ飛ぶジンクスにコーラサワーが!
出番あった、すまんコーラ!! その後回転しながらアリオスガンダムのカットに変わるのが笑えるw
・一瞬登場のオーライザー。だからパイロットは誰だ。
で、残り。
・「何故刹那を撃たなかった」
「人を殺せば、君達と同じになる。そんなのはごめんだ」
今回初出撃で敵機を撃墜したルイスと再会したとき、この台詞がどう跳ね返ってくるやら…。
・「君は現実を知らなさ過ぎる。自分のいる世界くらい自分の目で見たらどうだ」
いち部外者であった沙慈を「当事者」に引き上げるとどめの一言。
今回はどんどん巻き込まれていきますなー。
・「ガンダム。ダブルオー、ガンダム…」
そして天使改めガンダムバカ再臨。
きっとセラヴィー見た時羨ましくてしょうがなかったんだぜせっちゃんは!!
…すこしエクシアが不憫でもある。
・「お前を迎えに来た」
「そしてお前もガンダムマイスターとなる、ライル・ディランディ。
いや、ロックオン・ストラトス」
どう見ても怪しげな宗教の勧誘です、本当に(ry
いくらダブルオーが調整中で手が余っているとはいえ、説得要員に刹那を使うって…一期で懲りとらんかったのかww
来週はスメラギさんをたたき起こして連行する刹那(えー
なんか各地に散った仲間を家まで出張って集めるって、劇場版パトレイバー2みたいだw
以上です。あー、たんまり書いたー。
模型も含め、ダブルオーには思い入れが強いので、今後の展開が楽しみでしょうがないです。
あとはサーシェスの復活と…コーラだな。
スタッフが使いどころを分かりすぎているので、きっと自分の予想の斜め上を行く登場をし、別ベクトルのやられっぷりを見せてくれるに違いない!!
そんなこんなで。
あれ。
フラッグは…?