仏の顔も3℃まで

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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


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機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第三話感想『アレルヤ奪還作戦』

頼む、俺達に戦術をくれ(挨拶



戦闘シーンに大興奮しつつ、役者が出揃ってきて人間関係も盛り上がってきた第三話。
いやーしかしティエレンかっこいいよティエレン。良く動く鉄人が大好きです(そこかよ




・「貴方は再び最重要人物となったのです」
…どこが? と素で突っ込んでしまったオープニング。
いやだって一期はテレビ見てテレビ見てテレビ見てたからあのお姫様っ!
まあ冷静に考えればアザディスタン内紛での一件は当然事情聴取の対象となって然るべき。世界が注目している中でガンダムパイロットと会話をしていたのだから見過ごすことはないか。
マリナが刹那の事をどう国連の人間?に答えたかは気になるところですが。



・4000万人規模の軍隊
連邦保安局の軍を独立治安維持部隊の直轄にする。ティターン…もとい、趣味のよろしくないアロウズの制服が4000万人。カタロン涙目。
リボンズと会話している黒人男性は連邦政府大統領。
四年前のユニオンの大統領から世代交代してそのまま連邦政府にも居座ったかどうかは分かりませんけど。
ホーマー・カタギリといい大統領といい、連邦政府の上層部とリボンズがガチで癒着状態。



・「出来るのは僕達、イノベイターだけさ」
リボンズは自分がイオリアの計画を忠実に実行しているものと考えている。
確かに結果だけ見ればソレスタの介入により統一政府が樹立され、その基盤をヴェーダが整える。用済みになったソレスタは同じく利用価値のなくなったアレハンドロをぶつけることで共倒れ。圧力によって戦争根絶はなされるかもしれない。
…刹那たちとは過程も結果も完全に平行線。
リボンズの場合、イオリアの計画を「自分達が遂行する」という一点において執着と絶対の自信を持っています。
人間には出来ない、と。自分達の行動が人間にとって益となるかはどうでもいい。
ただ人間よりイノベイターが優れている、その一点を証明したいだけのような。
だからダブルオーの存在は目の上のたんこぶ。計画云々よりも自分達のあずかり知らぬ存在を人間が保有しているのが我慢ならない。ので、忘れ去られた最重要人物をエサとして引きずり出してきた、と。



・「ようやく出会えた、やっぱり生きていたんだね、マリー」
どいつもこいつも唐突すぐるwwソーマにしてみれば初対面(と思っている)の人間にいきなりこんなことを言われても??状態。
一期ラストで右目を負傷しましたが、やはりハレルヤの存在は完全に消えてしまったのでしょうか。
脳量子波の影響を受けていないってことで頭痛の種(比喩にあらず)はなくなったわけですが。


しかしソーマは自分の事をデザインベイビー、とかつてセルゲイに話してました。人革の技術者もデザインベイビーとして超兵育成・調整を行なっていたようですが、さらわれてきて調整を受けていたアレルヤと「話し相手」とは。普通ソーマだけ隔離されててもおかしくないような気もしますが。
…ソーマの出自が怪しくなってきた。



・「宜しく頼むよ、可愛い教官殿?」
デレが余ってツンが百倍。
赤面しつつ、ティエリアの脳内では「この男は彼じゃない、こんなんロックオンやない、ロックオフや!」とリピートされているに違いない(マテ

そんな二人の様子を覗き見るフェルト。何この三角関係未遂。



・「…スメラギさんは何してる?」
飲んでる。



・「仲間じゃないと?」「ああ」
スローネと絶縁宣言のせっさん。即答かよww
まあ刹那にしてみれば「あいつらガンダムじゃないから」と理念の相違を伝えたいんだろうが、沙慈を含め一般人にとっては同じソレスタには変わりないので。なんか「我々には関係ない、社員がやったことです」みたいな弁明にも聞こえて吹いた。
どんだけスローネ嫌いなんだよww



・「僕の平和を壊したのは君達だ!」
 「…自分だけ平和なら、それでいいのか」
 「…!そうじゃない!でも、誰だって不幸になりたくないだろ!?」
沙慈の発言というか発想って、凄く現在の日本人的な意識に近いと思う。
勿論こういう時に「日本人」とあまりに広義に過ぎる括りをするのは正しいとは言えないのですが、それでも日本のような環境で過ごせば、平和に対する感覚が狭くなる、というより世界平和みたいな発想が湧きにくくなるだろうなー、とは思います。
自分だって同じ問いを投げかけられたら「うん」と即答したいですが口にするには世間体とかプライドとか良心の呵責とか、色々な抵抗が生じるだろうなぁ、と。沙慈の気持ちはよく分かる。世界平和とか言われても、自分の事で精一杯っすよ僕ら、って言いたいけど「ちっちぇぇ」と思われるのは癪だし…ごにょごにょ。
二期に入ってからの沙慈へのモヤモヤ感の正体は、ある意味同族嫌悪なのかも知れません。


刹那の言葉はこれ以上なく正論。でも理不尽な言葉でもある。その理不尽さに言葉がつまる沙慈。
今は戦争行為そのものへの嫌悪が先走っているようですが、ガンダムをヤる気満々のルイスを見たらどうなってしまうやら。
沙慈が「自分の世界を自分で見る」には、二人の再会が鍵と見た。



・「羽つきのパイロット、あそこに収監されていたのか…」
実働部隊だったカティにも捕虜の収容先は通達されていなかった。こうなると荒熊さんも知らない筈。
とすると気になるのは、アレルヤを四年間収監するよう指示を出したのはだれか。
また、四年間生かし続けた理由は。例えば見せしめとして世界に顔をさらして処刑するって手も無くは無いはずだし。
リボンズの指示?だとしても生かしておく価値があるか微妙。


キュリオスは鹵獲の時点で太陽炉を分離・投棄していたので、オリジナル太陽炉が連邦の手に渡ったわけではなく。
本体を修復して擬似太陽炉積んで出てきたら燃える。ソーマ専用機とか。
機体性能で利用できそうな部分は…変形機構とカニバサミ?そういえば四話次回予告で水中用モビルアーマーらしきものがトレミーに噛み付いてましたが、あの辺に流用されてるかもしれないですね。



・「レベル2にあった情報どおり」
ネーナはヴェーダへのアクセス能力を有している&留美リボンズは協力関係。
ということは、留美側でもヴェーダの情報は閲覧可能ということに。リボンズがまいたエサに食いついて、それを刹那たちに流す、と。
世情に関しては留美の情報任せになっている復活ソレスタですが、その出所は結局ヴェーダのままってところが恐い。
留美リボンズたちイノベイターの存在にたどり着いたのは、ヴェーダ経由と見て間違いないでしょう。
今にして思えばトリニティ三兄妹に留美接触したのも、ヴェーダへのアクセス能力を当てにしての計画だったのかも。
情報を制するものは世界を制する。このチャイナ、本気でヤバイ匂いがします。


刹那たちはもうヴェーダのミッションプランに頼ることは無いからアクセスそのものをしていない(出来ない)
新トレミーにはティエリアの個室もといアクセスルームは無いんでしょうね…。


そしてネーナの乗っていた機体。カラーリングはスローネドライですが…なんだあの未確認飛行物体。
下部にライフルらしき砲門が見えましたが…可変機か?



・「司令部がソレスタルビーイングにエサを送ったらしい」
片方には人質の情報を。片方には戦力分析という魅力的な材料を。
だから踊らされてるぞ君ら。



・「後悔はしない。例えミッションに失敗しようともあんたのせいなんかにしない」
 「頼む、俺達に戦術をくれ」

と言われて「あたしのせいにならないならやります」とは流石に思うまいw
制服を受け取らないのはその意思表示か。
しかしせっさんが説得の中に駆け引きと、仲間を思う熱意とを織り交ぜて実に良く喋る。
ミッション遂行の為の部品ではなく、一人の人間として考え、行動する刹那のスタンスが表に出まくってます。
二期にしてようやく主人公っぽいぜ!!(えー



・「ライル・ディランディのこの能力値の高さ、いったいどういうこと…?」
まあド素人という自己申告は嘘でしょうなぁ。カタロンの構成員としての任務がどういうものかは分かりませんが、モビルスーツの操縦に不慣れってことは考えにくい。
ただ、刹那がそこまで見越してライルを引き抜いてきたかには疑問が残ります。web拍手のコメントで先日情報を頂きましたが、ニュータイプに掲載されたショートコミックにて、刹那がライルを仲間に誘うかどうかの葛藤が描かれてます。

漫画は高河ゆん


それを見るに、刹那は刹那なりに再びソレスタルビーイングとして戦場に向うことに若干の恐れ(というほどの気持ちでは無いですが)を持ち、ロックオン・ストラトスと共に戦場に戻れたら…とかつてニールから聞いていた弟に会いに行った様子。本編の前に会ってたんですね、この二人。



・「トランザムを使用するなよ」「了解」
相変わらずうそ臭い了解だ…。
今回はシールド装備のダブルオー。肩ではなく二枚連結で腕部への装着。
ソードは一本。早く二刀流が見たいもんです。



・わずか300秒の電撃作戦
作戦名「まっすぐ行ってぶっとばす 右ストレートでぶっとばす」作戦(えー
ティエリアが「さすがスメラギ…」とか褒めてますが、以前「何て無謀なミッションだ」みたいなことをもらしていた彼からは想像がつかねぇーw
そしてスメラギルームの冷蔵庫にぎっしりのビール。誰が用意したのやら。
ティエリアだったら笑える。
ビリーの家から出て行く前に刹那が冷蔵庫ごとかっぱらっていたら更に笑える。
とりあえずソレスタの面々は、酒さえあればスメラギさんが付いてきてくれると考えている、ってことでおーけー?(マテ



・「あれ、俺にも役割あんのかよ。けど、そっちのほうが好都合だな…」
都合とはもちろん、この後のカタロン人質救出作戦。
ガンダムが突撃かけるってことで、ライルからカタロン本部に情報流して時間合わせしたっぽい。
ライルが胡散臭いという感想を度々聞きますが(自分もそう思いますがw)まあ彼にしてみれば、自分の今の立場はあくまでカタロンの構成員、ソレスタに情が湧いたわけでもないしー、というところでしょう。
ブリーフィングも若干皆とは距離を置いてました。一番近い位置にティエリアがいたのにはニヤリ。
兄がマイスターとして共に戦っていた連中、という興味はあるようですが、どうもニールとライルの二人の関係ってごちゃごちゃしてそうです。時々兄貴を「あの人」呼ばわりしているし。兄をどう思っていたのかが引っかかります。



・大気圏突入 トレミー潜水モード「海に突っ込む!!」
着水どころかどう見ても墜落です、本当に(ry
しかしGNフィールドの万能ぶりは素晴らしい。津波起こしておつりが来るぜ。ルルーシュが欲しがるなこれは!!(ぇ
今回はトレミーごと大気圏突入が可能に。脱出もでき…ますよね?
前回は母艦が狙われた際ブリッジ内がてんやわんやでしたが、今回は落ち着いたもんです。
ミレイナもいつもの調子だし。「大胆ですぅ〜」←お前がな。



・「残りの二分でもう一人を助けたらどうだ?」
命令違反を推奨するティエリアが拝めるとは、長生きはするもんです(えー
攻略難易度が最も高いだけあって、一度落ちればこんなもんよ(さらにえー
つーか、スメラギさんの戦術予報も微妙にマリナ救出の所要時間まで余裕とって作られてないかこれ。
意外に皆に気を使われてます、せっさん。


でも、刹那とマリナの微妙な関係って、ソレスタの人間に筒抜けみたいですねw
発端はおそらくアザディスタンのクーデター解決の際に刹那とマリナが会話していたところから。当然ボイスログとられてたでしょうし。
あとで調べてみたら自分がマイスターであることはあっさりバラすし、決戦前に夜這いにいくしメールは送るわで、ティエリア辺りはパチキレてもおかしくないかもね!上の台詞は額に青筋浮かべて話したものと脳内変換すると、また違った趣がありますよ!(ぇ




・四年たっても鉄人は現役です
高機動型ティエレンがホバーで高速移動とか、でも波にさらわれるとか、もうたまらんだろう!
タクラマカン砂漠で登場した機体とは微妙に違って、全身の防塵処理はされていない様子。そこがまた良い。
そんなティエレンを的確な射撃で撃墜していく刹那の腕前に驚く。一機ごとにしっかり二点命中で丁寧に数を潰してます。上達したのねw


フラッグも四年間現役であるところを見たかったのですが、対空戦力はジンクスリーがいるので御役御免なのか、そうなのかっ!
まあ防衛戦に足の速さは要らんですからね…空中での機体制御に長けた太陽炉搭載機におハチが回るのは当然なんですが…フラッグ、見たいなぁ(遠い目
同様に鉄人の狙撃型がいませんでしたが、砲台は基地と空母からのビーム兵器で事足りているようで姿が見えず。
今回無力化されてしまい活躍できなかった艦船のビーム砲ですが、流石に四年もあるとGN粒子を使用したビーム兵器の転用がかなり進んでいますね。
バーロー大佐の空母にも擬似太陽炉が積まれているのか。


しかしまあ、
新トレミーが海に突っ込み
ティエレンがビルに突っ込み
ダブルオーがビルに突っ込み
アリオスもビルに突っ込む、そしてガラスを割りまくる。

ビルが良く倒壊しなかったもんだw



・「オーライ、ロックオン・ストラトス
   ケルディムガンダム、狙い撃つぜ!」

中の人の芝居の違いに感動。微妙に軽薄さが混じった狙い撃ちw
奇襲とはいえジンクス一機撃墜、しかもその後残りのジンクスを接近させずに逆に一箇所に固める優秀なスナイプ。嫌なところにビームを放り込むのが実に上手い。まあ、それを見越してのスメラギプランっぽいですが。
山間部に隠れたままでなく姿をさらしたのは射角の確保もですが、カタロンの救出作戦の為に、注意をガンダムにひき付ける意図があったのでしょう。



・「テコでも動かん!!」
無人となったダブルオーを守護するのと、不用意なバーストモードでの施設への被害や粒子量減衰を防ぐため、今回のセラヴィーの射撃は威力が控えめ。砲台潰す時も通常のライフル程度の威力だし。
ホント、仲間思いになったもんだメガネの人。以前なら味方もろとも一撃必殺も躊躇わない人だったからなぁ…捕まった?ならばマイスターに相応しくない、みたいに。



・アリオス射出
というよりビルを攻撃しているんじゃ無いかと疑うほどの突撃ぶりなんですがw
でもこれ、アレルヤが五体満足で救出されること前提のミッションプランだよなぁ。



・「これが君の本当の名前なんだ、マリー…マリー・パーファシー」
フラッシュバックしたビジョンの中でマリーと呼んでいた女性が誰か、ってところで。
ハレルヤ+アレルヤと同じように別人格が芽生えたor植えつけられた?
ソーマとマリーが別人って可能性もあります。



・「ガンダムが三機!?」
アレルヤは四年ぶりでよく操縦できるな、体が動くな、と突っ込んではいけないらしい。
前衛二人の連携がアツい。
アリオスが距離をつめてバルカンで牽制し、入れ替わってダブルオーが射撃で一機を足止め、アリオスがサーベルで無力化、振り返ってすぐバルカンでもう一機を釘付け、今度はダブルオーが接近して攻撃、武装を無くしたところでセラヴィーの極太ビームで二機同時破壊。
最後にセラヴィーがおいしい所を持っていくのを見て、スパロボの経験地稼ぎに見えた自分はもうダメだ。「幸運」+「努力」でレベルの底上げと資金稼ぎをですね(ry ビーム攻撃が別の作品の機体のようでした。砲門四門でフィールドを作り、集束して開放。
ジンクスもグラハムフラッグのように左利き仕様とかあるようですね、シールドが右腕についていた機体アリ。つか、GNランスが先週から脆すぎるw



・「そのリアクション、飽きたよ」
で、「ごめん」と赤面するアレルヤが可愛いのですが、とりあえず弟だということは教えてやれw
彼のことだから説明も無いままハブラレルヤになると、普通に「ロックオンは生きていたんだ」とか思い込んでしまいそうで恐い。
まあそれよりも、アレルヤにとって四年ぶりの最大の驚きはティエリアの豹変振りではないかと思いますがw
その優しさが気色悪…なんでもない。



・「無理に変わる必要はないさ。お帰り、アレルヤ
こんな和やかな二人が見られるとは、長生きはするもの以下略。
ティエリアにしてみれば「変わることの無い自分」を皮肉った面もあるのかもしれませんね、この台詞。



・「戦いの無い生き方なんていくらでもあるじゃない」「それが、思いつかない」
例えば一日中テレビを見るとか!とはいわないで姫様。



・「…なぜ泣く?」「貴方が泣かないからよ…!」
世界に変革を促した人間としてではなく、一人の人間として穏やかに生きてもいいんだと刹那に言ってあげられるのは、今のところマリナだけ。
一期ラストの手紙には世界の歪みと、それを正すことを求める刹那の願いしか記されていなくて、それを読んだマリナは刹那の純粋さと、戦いしか知らない刹那を哀しく感じて泣いたわけなんですが…。
今も昔も、マリナの涙は刹那の代わりみたいですな。


ソレスタが崩壊して四年経ってからガンダムが再び現れて、もしかしたら…と思っていたらやはり刹那は戦い続けていて。
もういいじゃん、休もうよ!とマリナが訴える気持ちもよく分かる。
今後トレミーで行動を共にするとして、どうなっていくんでしょうねえこの二人。
と言いつつ、意外と早々にマリナが船を下りるような予感もしますが。






以上、三話でした。今回は戦闘が実に素晴らしかったです!
それとラストの刹那とマリナの問答が切なすぎるんじゃよ…。


次回はますます拗れる人間模様。
ロックオフめ…あやつフェルトにやってのけた

効果音はズキュゥーーン!!





そんなこんなで〜。