仏の顔も3℃まで

はてなダイアリー終了に伴いお引越し。思い出は残しておこう…。


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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


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機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第20話感想『アニュー・リターン』

もう一度お前を、俺の女にする!嫌とは言わせねえ!(挨拶



…なんというか。
最も想像に易い結果であり、また最もそうであっては欲しくない結末でした。
トリガーを引くのがせっさんだったと言うのは予想外か。
アニュー…。




・「来るべき対話の為です」
リヴァイヴ尋問して、結果として聞き出せたのはこれだけ。ヴェーダの所在は分からず。
というか、捕まえてから普通に座らせて素直に口を割るとは思えなかったんですが…どうするつもりだったんだせっさん達。
そこでハレルヤさんの出番ですよ!残虐ファイト、レディーゴー!!(マテ


結局「対話」って何なんでしょうかね。



・「脳量子波が使えるのが自分だけだと思うな」
マイスター四人とも尋問に駆り出してて艦内の警備とかやばいなーとか思ってたら、確かにソーマが残ってた。
アニューだけじゃなく視聴者も忘れてましたわピーリスさん。


ソーマ(マリー)がCレベルの脳量子波使いとの事ですが、認識能力の拡大とか脳量子波の送受信が出来てCレベル?
とすると、Cレベルに加えてヴェーダへのアクセスが可能なティエリアやネーナはBレベル(ティエリアは怪しいところですがw)、さらに同じ遺伝子情報を持つ個体との感応が可能なイノベイターがAレベルって所でしょうか。
遺伝子情報に関わらずイノベイターの行動を掌握するリボンズはA+といった感じ。


「ピーリスさんが来てくれたです。助かったです」と安堵のミレイナですが、
もしソーマじゃなくてアレルヤあたりが来ていたらどうコメントしていたか気になる(気にするな



・「艦内システムがウイルスに汚染されてる?」
システムダウンすると何でもかんでも手動になっててプトレマイオス内部が大変なことにw
Bパートで被害状況の報告がありましたが、消去されたデータよりも「持ち出されたデータ」の内容が恐い。
ツインドライヴの情報がどの程度含まれているのか。
ガンダムの発進シークエンスも全て手動操作。自力でハッチをこじ開けるのが面白い。
ダブルオーが歩行する音って初めて聞いたかも。



・「クソッ!アニューはどこに…」「…こっちだ!」
勘が鋭いだけでは説明がつかない刹那のナビ。
ライルは「??」でしたが、視聴者からすればどう見てもアニューの脳量子波を感知してます。
ダブルオーに搭乗することで変革をはじめている(らしい)せっさんですが、本人はまだ無自覚っぽい?



・「あなたの存在を失念していたわ、
    Cレベルの脳量子波使い。出来損ないの超兵…」

 「全ての元凶はお前達だ。大佐の仇を…」
脳量子波のレベルについては先ほど考察した通り。
ティエリアさんの「なんでもイノベイターの仕業」理論、通称イノベイター脳がソーマにも伝染したーww
元凶って点では確かにその通りなんですが、あれはアンドレイ、お前は人の話を聞けよ!ってところに原因の大半があるような。



・「そういうわけだ刹那、今まで、世話になったな…」
    「…そうか、分かった!」

見事なアイコンタクト。ただしせっさんに冗談は通じないのであった
上達した射撃の腕で、ブラフだろうととりあえず当てる!それがせっさんのジャスティス!!
しかし「セイエイさん」には違和感ありますな…w



・「女なんかに作るから情に流されたりする」
確かに疑問が残る。
超越者、人間を超越した存在と言っておきながら、イノベイター用の固体に性別を作る必要があるのかどうか。
また、今回のラストのように完全に人格を乗っ取る、または人格を入れ替えてしまえば情に流されることも無いだろうに、「人間」として振舞ってきた際のアニューの人格・記憶を残しておいて、イノベイターとしての記憶(情報)を復帰させる必要があるのかどうか。
リボンズは自分でも言っているように、自分以外のイノベイターすらも下等とみなして人格で遊んでいるふしがあります。
そのくせ人間と同等に見られるのは嫌とか、あんたどんだけ我侭なんだよw



・「何だこのシステムは!勝手が違いすぎる!けど…」
ここでシステム起動できなかったら、イノベイターコーディネイター以下だなとか下世話なツッコミをしてしまいそうになりましたが、このネタで話を広げると大火傷をしそうなのでこのへんで。



・「ロックオン、悪いがオーライザーの奪還を優先する」「分かってるよ…!」
本当はアニューの脱出艇を追いたいところなんですけどねー。



・「俺達には優れた戦術予報士がいる」
つまり赤ハロ=優秀な戦術予報士ということで。そうとしか見えないシーンw
じゃあ優秀じゃない戦術予報士がトレミーにいるの?と思ったのは俺だけじゃないはずだ、きっとそうだ(その辺にしとけ
「トウ!」とノリノリで飛び出した赤ハロが素敵。


まあ書くまでもないんですが。
本来の意味は「イノベイターの逃走という事態を予測したスメラギが、もっとも脱出用の機体として狙われるオーライザー(ダブルオー強化のカギであることは今までの戦闘からイノベイターにも承知済みであろう事を踏まえて)への対処として、事前にドッキングモードへのシステム移行を担当するハロをコクピットに忍ばせておいた、あるいはその指示を沙慈やイアンにしておいた」ということで。
スメラギさんの名誉の為、一応ね。



・「ロックオンの言った通り、万能には程遠いようだな」
シリアスもお笑いも担当できるって意味ではリヴァイヴとヒリングは万能だと思いますが(えー
強引にダブルオーライザーにドッキングすることで、システム主導権をダブルオー側に移行。それが出来るなら以前の戦闘で沙慈にドッキングアウトとかさせるなよwと言いたい。
いつもの合体バンクとは異なる画でした。GNソードが右手だけ。


万能とまでは行きませんが、この後のオーライザーコクピット破壊はリヴァイヴの方が一枚上手。
おやっさんを突き飛ばして搭乗する時にちゃんとライフルをパクッてます。
オーライザーのシステムを無効化すれば、後でダブルオーの奪取は可能。奪っても壊しても結果が同じになるなら、という判断の早さ。
ただ、いくらなんでもその後のモビルスーツ戦は時間かけすぎだろう…。んん?やっぱり万能には程遠い?



・「撃てよ…狙い撃てよ…俺は何のためにここにいる…
  何のために、カタロンに…ソレスタルビーイングに…!」

「何て情けねえ男だ、ライル・ディランディ…俺の覚悟はこんなもんか…こんな!!」
空白の四ヶ月の間に色々あったようです(えー
なんだかんだでこの兄弟、ニールもライルも個人の感情を優先しているって点では同じ。片方は過去、片方は現在に視点がありますが。
でもライルがこういう人間臭い人間だからこそ二代目ロックオンとしてソレスタに「家族」として迎えられているわけで。
せっさんもトリガーを引く役目を引き受けるわけで…。


なんというか。
精密射撃でスラスター部分だけ撃ちぬけよ、とか
リヴァイヴだけ接近して捕まえればいいのに、とか言ってはいけないらしい(マテ



・「本当、愛しているのよ、ライル…」
ガンダム作品で「本当」→「好き」または「愛して」というセリフに続く場合ロクな結末が待っていないんだぜっ…(涙



・「僕は君に期待している。
  このレグナントだって君の為に持ってきたんだ」

という訳でエンプラスの強化型(というより完成形)の新型モビルアーマー・レグナント登場。
設定画で下から見ると、なーんとなく人型に変形しそうな気も。いや、ないか。
しかしまあリボンズは実に人身掌握術に長けているというか。切ない表情とセリフでルイスを説得だ!
それが駄目なら…



・「人類初のイノベイターとなって、この世界を導いて欲しい。
         …いいね、ルイス・ハレヴィ


脳量子波で強引に頷かせたー!!
リボンズは脳量子波を使える人間またはイノベイターの人格や意識をある程度コントロールできるようですね。
だったら最初からリジェネにもそうしておけよ、と思うのですが。
留美にはイノベイターになれないと言っておきながらルイスはおk、この辺の判断基準がどうにも曖昧。
選択の基準や理由がちゃんとあるのかもしれませんが、リボンズの気分次第にも見えますな。
どうもリボンズの計画遂行には、余分というか遊び心が多すぎるような。絶対者の余裕なのかもしれませんが、最初の「遊び」が結果として刹那の変革を促しているのだから、こうした細かい部分での慢心に足元をすくわれるような気がしてならない。


最初から専用の固体を用意して先天的にイノベイターを生み出すケースと、元は普通の人間から後天的にイノベイターに変革させるのと、能力的には何か違いがあるのでしょうか。また後天的なイノベイターの作成方法は?


それと。
リボンズの中の人に「…いい子だ」を言わせるのは色々凄い。いけません大佐。



・「お前には、彼女と戦う理由がない」「…あるだろ!!」
    「戦えない理由の方が強い」

こういう返しは凄いなー。せっさんの言葉って飾らないだけに説得力オーバーマックス。
ここでの会話がそのまま結末になるとは…。



・「悪趣味だな…」
今週も僕らのヒリングはテンション高めでKO☆MO☆NO臭を全開にしております(えー
そんなキャッキャウフフなヒリングの影で大人しいリヴァイヴ。
セリフを聞くに、リボンズの指示全てに賛同しているわけではない様子。
アニューは自分と同じ遺伝子パターン、最も近い存在なので多少の同情はあるみたい。
オーライザー奪取の際も沙慈やイアンを殺害していないし、意外と筋を通す人格者?なのかも知れません。


どうでもいいが、ダブルオーがいないソレスタなんて楽勝!みたいに言われると、
ティエリア達が悟空の抜けたZ戦士のような扱いに見えて泣ける。
実際そんな役回りになってきていてさらに泣ける。



・「粒子ビームが!?」「曲がっただと!?」
レグナントのメイン武装である追尾型GNビーム。これは理論が難解。
例えば種のフォビドゥンガンダムが曲がるビームを使用していましたが、あれは発射の時点で機体前面に磁場を発生させてあらかじめビームを湾曲させる(だったかな?)システム。
「曲げる」のではなく「曲げておく」ビーム。ある程度ビームの軌道を予測して発射することは可能でしょうが…。
ですがレグナントのビームは、どう見ても発射後に敵機の回避位置めがけて角度を変えています。予測とは思えない。
曲線ではなく鋭角に軌道が変わるというのは不思議。
ビームの出力、粒子量が高いから、放出後も部分的にGNフィールドを発生させて角度を変えるとかそんな感じ?
曲がった後のビームはセラヴィーのGNフィールドでかろうじて防御できているので、角度を変えると若干出力は落ちている模様。



・「やられる!」「させるか!」
諦めんなアレルヤww
まああの威力とスピード、予測できない軌道と、アリオスにとっては天敵のようなビームですが…。
ソーマの咄嗟の機転が凄い。ドッキングアウトすることで重心や機体質量を強引に移動し緊急回避。こういうのも能動的質量移動なのでAMBAC効果になるんですかねー。



・「興奮しないでライル!いい男が台無しよ!」
web拍手コメントで情報を頂きまして、アニューの機体の名称は「ガッデス」とのこと。何処かで聞いた名前だな…。
ガデッサが遠距離、ガラッゾが近距離とすると、ガッデスはミドルレンジないしは距離を選ばない万能タイプというところ。
ファングとGNソード、GNビームバルカンを装備。
ファングとはまた因縁の…でもケルディムにはデュナメスと違ってシールドビットがあるので、互角以上に渡り合っている様子。
守ってよし、攻めてよし。



・「まさに、命がけの恋って奴だね!」
誰が上手いことを言えと。つまりは殺し愛



・「突破口を開く!」
ティエリア先生が言って実際に突破口が開けた例がない
今回もしっかり防御。絶望した!ハイパーバーストモード打ち込んだのに防がれて絶望した!
システム的には、GNバズーカのバーストモードをクアッドキャノンのGNフィールドで増強して打ち出す攻撃。
全砲門を一度に使用している以上、セラヴィーの単独攻撃としては最高の威力を持つはずなのですが…どんだけ強固なGNフィールドなんだよ…。


気づけば片腕あぼんなアリオスが泣けるのでござる。



・「分かり合ってた!」「偽りの世界でね!」
  「嘘だというのか…俺の想いも、お前の気持ちも!」「…ならよォ!!」

トランザムケルディムのライルさんが鬼強い件について。
狙撃用の機体なのに、距離をつめてハンドガンで戦闘とか、容赦ないシールドビット攻撃(アサルトモードからオールレンジ攻撃への移行とか)など、MS操縦初心者という設定は成層圏の彼方まで狙い撃って吹き飛ばしたぜ!(えー
ソードを掻い潜って顔面にハンドガン突きつけ→反撃を一回かわしてもう一度顔面に!追従して全方位のビット!!この辺の一連の動きがカッコいい!!
ハンドガンやビットのビームの威力がトランザムモードなのにやたら弱かったのは、相手がアニューだから手加減をしてたのか。
しかしそれが仇になり…せめて右手のソードは無力化しておくべきだった…。



・「そろそろいくよ!」「突破された!!」
そしてみんな仲良くエグナーウイップ(プラズマリーダー)に捕まるのでござる。
いい加減この電撃兵器には対抗策を講じた方がいいような…。


でも、結果として防衛線突破に時間をかけすぎているのはヒリング達のミス。
オーライザーの修理とライザーシステムの調整が間に合ってしまったばっかりに…。



・「欲しいもんは奪う、例えお前がイノベイターだとしても!」
最善は尽くしたと思うのですよ…アニューにも以前の記憶は残っているわけですし。
でも…。



・「人間と対等に見られるのは、我慢ならないな」
馬に蹴られて地獄に落ちろ的なリボンズさんの横槍入ったー!!
自分で人間っぽく作っておいて人間と同等なのは駄目って、あんたどんだけ器量小さいんだ!
あれだけガッデスが動けたところを見ると、ライルさん相当手加減してたようですね。


そして…刹那が…。



・「ねえ、私達、分かり合えてたよね」
   「…ああ、もちろんだとも」「よかった…」

このままエンディングテーマになだれ込むとか、辛すぎる…。


刹那は無自覚なのかもしれませんが、トランザムライザーの粒子でマッパ空間を演出してあげるのはせめてもの情けか。
興味深いのは、トランザムライザーの認識能力拡大は、リボンズの意識掌握すらも遮断するという点。
マッパ空間が広がるということは、オーライザーには沙慈が乗っているということになりますね。


分かり合っているのに、結末は哀しみに。
今回のライルとアニューの離別は、果たして今後の沙慈とルイスの未来を暗示するものなのか…。
境遇似過ぎなんですよね。


台本ではライルにアニューの名前を叫ぶセリフが用意されていたようですが、本編では口パクに。
これは…辛い。



・「貴様のせいで!!貴様のォッ…!!」
理屈では分かっているけど殴らずにはいられない。
刹那は刹那で予告してますしね。そうでないとしても刹那は絶対に言い訳はしない。それがまたライルには辛い。


リボンズに意識を乗っ取られた際、アニューの様子がおかしい(操られているとまでは気づけないでしょうが)事にはライルは気づいていたのだから、最後の最後でロクに反撃をしなかった、あるいは出来なかったのは、敵として自分の手で討つ事など想像もしてなかったということかも。
その覚悟は持てないから、もう一度自分の想い人として迎える覚悟を固めて戦場に向った。
それが叶わなかった。
覚悟の無い自分の代わりに刹那が手を下した。それがまた自分で自分を赦せなくさせている。
もちろん、自分の手で討てばよかったの?救われるの?と聞かれれば、それも違う。


やり切れんですよ…。



・「分かり合ってるのに…なのに。いつか僕も、ルイスと…」
沙慈にとっては他人事ではないですね。
仮の話なんですが、ルイスが「説得の通じない相手」=完全にイノベイターの尖兵と化した時、刹那はどうするんでしょうか。
今までは沙慈の戦いを応援する立場でいますが、もしもアニューとライルのような状況になったら刹那はルイスを討つのかどうか。
もう「会いに行くぞ」なんて言えない段階になっているのかも。
すでに一度刹那はトリガーを引いている。
アニューの死を背負っている。
ライルの恨みを背負っている。


今後が気になります。





と綺麗に纏めようと思ったら。
退却していくリヴァイヴとヒリングが脱出ポッドだけになっていて吹いた!お前らなー!!!
撃墜シーンすらないとは何事か!!!
まあアニュー撃墜にダブルオーライザーが間に合っていたことを考えれば、
あの二人は瞬殺だったことは用意に想像がつくのですが、いくらなんでも…。



・「声が響く…彼女の声が。彼女の、歌が…」
変革を始めるのはいいのですが、余計なものまで受信してますよせっさんー!!
殴られすぎて色々危険だ!




以上っす。
次回は「革新の扉」
気になるのはライルがトレミー艦内と思しき場所で誰かに銃を向けているのですが…相手は刹那…か?
それと白いマスラオが映ってました。武器がビームサーベルではなくて実体剣だったのですが、
まさかあれがリボンズの機体とか…白と黒の衝撃!二人はプリ(ry


シーリンとクラウスの安否を心配しつつ。
そんなこんなで。