仏の顔も3℃まで

はてなダイアリー終了に伴いお引越し。思い出は残しておこう…。


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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


↑web拍手です。ここで会ったのも何かのご縁。うっかり読んじゃった記念に押して下さいませ。

機動戦士ガンダム00 第17話感想『散りゆく光の中で』

ホリィ…すまない…(挨拶



勢力を超えた一致団結で希望を見出した途端、絶望のどん底にシフトっすわ。
小熊さんの株大暴落…というより、ホントに可哀想な男に見えてきた。
以下感想です。




・14年前「あれも軍人だ、覚悟は出来ている」
冒頭のシーンが14年前。なので、太陽光発電装置の稼働開始から単純計算で四年前の話。
(ファーストシーズン一話の天柱完成10周年記念式典から逆算)
かなりギリギリまで反対勢力から茶々を入れられていた事になります。
(2/7追記…web拍手にてご指摘を頂きまして、冒頭シーンの時間解釈が間違えていることが分かりました。
 一期から二期までに4年の時間経過があることを失念してました。
 14年前はセカンドシーズンから考えての計算なので、軌道エレベーター完成直前もしくは完成直後ということになります。
 もっと崖っぷちなタイミングでしたw 完全に勘違い。コメントくださった方、有難うございます)


母殺しの父。
アンドレイの怒りはもっともなんですが、じゃあ妻を含め現地の兵を守るため結果として技術者・市民を巻き添えにし軍人としての責務を全うしない選択をとれば良かったの?とツッコミたくもなる。
どちらも守るんだ!なんてご都合展開は望めないわけで。現場のギリギリの判断には、常に賞賛と叱責が並び立ちます。
意見の違いは単に、その人の立場によって左右されるわけで。
アンドレイは軍人という「立場」になったことで、それを学んだりはしなかったのかしら…。



・「指令は恒久和平実現の為、全ての罪を背負う覚悟でいます」 
 「メメントモリ…人類は死を想い、平和の尊さを考えねばならんのだ」

それにしたってやり方はあるだろうよ、と突っ込んではいけないらしい。
ホーマー指令に、ビリーの言うような覚悟があったとしても、結局のところ裏でリボンズが鼻で笑いつつ糸を引いているわけでして。
…急にこういうカッコよさげなキャラ付けがされてくることも含め、長生きできそうに無いな、叔父さん…。



・「考えが甘かった…」
そうですね!(マテ
アロウズがいくらメメントモリを地上にぶっ放す無法集団だとしても、それはあくまで反対勢力相手だから、という自分の線引きを信用しすぎていたように感じます>ハーキュリー
いただけないのはそこで呆然自失となる点。最後まで責任は全うしてくれい。
良くも悪くも正規軍としての尺度から逸脱できなかったのがハーキュリー初めクーデター派の失敗。



・「いわば君にとって僕は創造主、
 人類を導くのはイノベイターではなくこの僕、リボンズ・アルマークだよ」

…最近リボンズ様が口を開くごとに、某国連大使と同じオーラを感じるのですがw
イノベイターを優良種と感じてはいるのですが、自分はさらに別格だ、と。
リジェネとの会話からするとリボンズだけがイオリアに生み出されたイノベイターのプロトタイプみたいな位置に当たるのでしょうか。
一期ラストのヴェーダ掌握後にまとめてリジェネたちが調整されたっぽい。


しかし、その、なんだ。
来るべき対話〜しか喋ることがなくて、リジェネのキャラがどんどん薄くなって来ているのですが。

↑今この位置。
戦闘用ではないにしても、もうちょい本編に絡んでこないと…あと何話でしたっけ。
それとも溜めに溜めて最後に造反とかね。気が長えー。



・「刮目せよ…一世紀以上かけて創り上げた人類の英知が滅びる様をな…!」


顔でかいし!瞳孔開きかけてるし!
ちょ、この人上司の覚悟とか全くわかってねえええええ!!!



・「アロウズの奴ら、本性を現しやがった!」
 「これも、イノベイターが裏で操っているというのか」

今日もゲーム脳ならぬイノベイター全開のティエリア先生、絶好調です!
とりあえず世の中の悪いことは全てイノベイターゴルゴムの仕業にしておけば無問題。



・「貴様ら…今頃ンなって!!」
ライルの指摘はごもっとも。
勿論包囲していた正規軍にしてみればタワー倒壊の危険性なんて予想もつかないでしょうから、降りてきたカタロン軍に対して制圧行動をとるのは理解できますが…。
むしろ頭に血が上って突っ込むライルと抑えられずにそのまま戦端を開いてしまうティエ&アレも状況の混乱に拍車をかけているのでいただけない。
ソレスタの武力介入のルールってもうあって無い様なものですねw



・「六万もの人命がかかっている、これは守るための戦いだ」
  「成功の確率は低いだろう、だが、始める前から諦めたくない」

変革せっさん、最初の出撃は守るための戦いってことで。しかしよく喋るしキャラが分かりやすい。一期とは大違いです。
面白いのは、沙慈を相手にする時が一番喋るところ。沙慈は相変わらず流されるまま搭乗っすか。


ところで腕の傷の治療に、思った以上に時間がかかっている件。
次回予告でも治療していたし…サーシェスの銃は擬似GN粒子でも放射していたのかしら。
あとは度重なる出撃と戦闘で処置が遅れていたのも原因かも。
治療シーン観ていて、そういえばアニューって医療関係にも強かったよなー、とか再認識。



・「相手は機械だ、人じゃ、ないんだ…」
相手がザクなら人間じゃないんだ!(大間違い
機械だから、生身じゃないからってのは勝手な理屈ですけど、踏ん切りつけるにはこう言うしかない。
ラッセにサポートに…とか言いつつ沙慈のパイロットスーツを用意しているおやっさんに吹いた。いつ取り出したw最初から乗せる気満々じゃねーかw



・「貴様は軍人だ!軍人なら市民を守れ!
  一人でも多くの市民を救い、その上で死ね!」

放心状態のハーキュリーを叱咤するセルゲイ。
台詞の裏を探ると、言葉通り軍人の責務を果たす意味と、ハーキュリーの脱出を促すのと、二重の意味が絡んでいるようにも聞こえます。
前回セルゲイ自身が話したように、軍規に従う自分の中で、もう自分の周囲の人間を見殺しにしたくないという思いも芽生えつつある様子。
ただし、二兎を追うものという言葉もありまして…。



・「ライザーシステムを作動させろ!」
ってライザーシステムって何よ!?
その後のライザーソードを見るに、トランザムの稼働時間減少と引き換えに、粒子使用量を爆発的に引き上げるシステムっぽい?三倍どころのスペックではないですものねー。
オーライザーコクピット側にチャージタイム表示が出ていたので、コンデンサーに貯蔵粒子を充填していくまでに時間を要するって事でしょうか。しかもそのコントロールオーライザーからしか出来ないとか。だから沙慈が乗る必要があるんだ!と自分を納得させてみます。
…え?ハロがいればおk?
…その、えーと、多分トリガー承認みたく、危険性のあるシステムだから人間による入力、認証が必要とか、そんな感じなんですよきっと!(どんな感じだ



・「ブリングの…仇!!」「トランザムライザー!!!」
どうしてガンダム世界における電撃って避けられないんでしょうか…。ヘタなミサイルよりも誘導性能高いのか?
真っ二つのエンプラスに合掌。ですがGNフィールドで微妙にライザーソードの射角?を変えている。
ただの砲撃なら良かったんですけどね…!



・「砲撃では…ない!? ビームサーベルだと!!」
砲撃ではなく斬撃!どうみてもブラスティングゾーンです。
ロボ魂のエフェクトパーツに驚いている場合じゃないぜ!(えー
これでスパロボ参戦の暁には
・ライザーソード(全体)射程1〜12 気力140 攻撃力4800 クリティカル率+10
・ライザーソード(MAP)射程1〜9(方向指定可能) 気力140 攻撃力5100 クリティカル率-10
とか追加されるに違いない。


でも面白いのは、この超兵器で万事解決、メメントモリ沈黙…とならないところ。内容だけ見ると刹那のミッションは失敗に近い。
まあ完全破壊してしまったらリングも千切れるわけでしてw


一基目のメメントモリに使用しなかったのが不思議でならないのですが、前述の通り完全破壊に至らない確実性の無さ、事前にカタロン艦隊が展開していたので巻き添えを食う点、トレミーが狙撃される可能性があるためオービタルリング上からしか接近できない、リング状から切り込めば被害が馬鹿にならない、と複数の条件からミッションプランとしては却下されたのかなー、と。
まあ代わりの共振部狙い撃ちもハイリスク極まりない作戦ではありましたがw


ところで、グッドマンは随伴の戦艦に乗っていたから今回は死亡してませんか。存外にしぶとい。



・「…やった!」「駄目だ!」「え!?」「や、やめろ、やめろぉぉぉぉ!!!!」
という訳で破壊失敗。
気になるのは、せっさんのまるでメメントモリの発射を予測しているかのような発言。
ダメージ箇所からすぐに気づいた? …にしては確信持ちすぎのような。
まるでトランザムライザーで予知でもしたかのように見えました。



・「ピラーの外壁が!!」「軌道エレベーターが…崩壊していく!」
流石はオチ担当、AEU開発のタワー。何処よりも率先して壊れたぜ(えー
外装のみのパージでタワー自体が崩壊しているのではない様子。タワーの重量軽減の為&衝撃分散の措置って事でしょうか。
ただ脱出用のエレベーターまでパージの巻き添えを食うのは設計に問題があるのではなかろーかw
と言うことは一期一話でテロリストのヘリオンが軌道ステーションに衝突していたら、同じ現象が起きていたのかも。



・「このままでは、何千万という人々の命が消えてしまう。
    だからお願い、みんなを助けて…」

もうミッションプランでもなんでもなく、ただの願い。
お尋ね者にも関わらず顔を晒すのも、少しでも信用を得ようととする真摯な行為。
しかし落下予想地点と人口密集地がドンかぶりってどうなんだwまあステーション近辺で働く職種、その家族にしてみればタワーに近いほど住みやすいのは分かりますが。こういう被害計算ってアロウズ得意そうだな、リントが生きていたら特に。


メッセージを受けていの一番で飛び出していくアリオスが輝いていた。足の速い奴から遠くの被害予想地点に飛ぶのは当然!
自分の仕事を分かっているアレルヤに拍手。断じて出番欲しさでは…ないと思う。
その後をケルディム→セラヴィーの順に移動するのも納得。



・「これは戦いじゃないわ…命を守るための!」
ようやくプラキットインストの台詞キター!GNアーチャー参戦です。アレルヤの複雑な表情がなんだかなぁ。
ワイドタイプのビームライフルはこういうミッションに大活躍ですな。


アチャ子以外の面子も、武装を駆使していて燃える。
ケルディムのシールドビットはこういう時に実に使える。あとデュナメスと同様に、着弾後膨張型のGNミサイルをフロントアーマーに装填していた事が判明。
アリオスもサブマシンガンとライフルを撃ちまくり。地味に可変機構を利用して右手首だけを回転しライフルを反転、両手でサブマシンガン弾幕を張ってました。芸が細かい。



・「こんな状況で、全てがひとつにまとまっていく…」
   「皮肉なもんだな…だが、悪くない」

各軍勢が敵味方の垣根を越えて人命救助の為に…という展開は皆大好き、僕も大好き(えー
逆シャアみたいな展開ですか。あっちは最終的にガンダムだけで何とかしてしまいましたが(実際は周りの人の意思をかき集めてるっぽいですが)
今回はガンダムだけではどうにもならない状況に対しそれ以外の勢力が動く、というパターンなのが興味深い。
で、コーラはちゃんと仕事してましたか?
マスラオ&ブシドーさんはお休みいただいて結構です、嫁さんの出産でそれどころではないでしょうから(クラナドネタ自重
まあマスラオとダブルオーの共闘は見たかったりもする。



・「指揮官が彼女なら、きっと…」
 「いくら命令とはいえ…」「私は、命を見捨てない!父とは違う生き方をする!」

アロウズも破片除去に参加。
ルイスの台詞には二通りの解釈が。
ひとつは「いくら命令とはいえ、ソレスタルビーイングを攻撃できる絶好の機会を見過ごすなど」という意味。
メメントモリの照射は知らされていなかったので、命令とはマネキンの独断、それに反発。
ひとつは「命令とはいえ民間人を巻き添えにするような結果は見過ごせない」という意味か。
現状のまま待機命令が出ていたのを無視したのか。
最初の説だったら最悪っすルイスさん。


アンドレイは…まあいいや(いいのか
アロウズの過去の作戦行動を知っていてなおこの台詞がはけるなら大物です。状況が違うのは分かるけど、カタロン殲滅の巻き添えになった民間人相手に…ねえ。
知らないのはそれはそれでまた性質が悪いのですが。



・「協力を感謝する」「やはり、スミルノフ大佐」「…ピーリスか!なぜMSに…」
むしろ何故今頃テイェレンに…。
そして戦場での再会。お父さんは許しませんよ!この辺の理由を語ること無いまま逝ってしまわれた…。



・「アロウズ…」「その声、ハーキュリー大佐!?」「アンドレイ?」
   「あんたは…何をやってんだ!!」

自分達の行為も被害の片棒を担ぐどころか首謀者なんだが、その辺の事情を無視して怒り心頭のアンドレイ。
人の死に敏感なのはいいが、安易に軍規と命、過去のトラウマに直結しすぎにも見える。
分かりやすく言えば空気嫁



・「歌が…とどけばいいのに…」
届くタイミングを間違えると取り返しのつかない事態を招くのが姫の歌w
まあ今回は届いて欲しかった…。



・「有り得ん…こんな事が…こんな、取り返しのつかないことが…」
僕は、ララァをこ(ry
今週はオマージュっぽい内容が多いですなぁ。
そしてこれが最後の台詞になるなんて。



・「この惨状はお前達が引き起こしたものだ!」
いやちょっと待てと。
正義感結構ですが、ハーキュリーは事の発端でこそあるけれど、その過程には大きくアロウズが関与しているわけで。
外装パージも全てクーデター派が仕組んだことと考えているのでしょうか。じゃあなんで外装破壊に協力していたんだよ、推測しろよ、と。
ましてや警告なしに動きを止めているクーデター首謀者を狙撃って、最もやってはいけないことではないのかと。
恐いのは、アロウズ上層部にしてみればどうせクーデター派の口は塞ぐつもりでいたので、逮捕ではなく現場の兵士がハーキュリーをきっちり始末してくれたのは結果オーライどころか最も望むべき展開。何処から真実が漏れるか分からないんで。
これにてタワー崩壊の責任は全てハーキュリーの責任。 ってそれが赦されていいものか。



・「軍規を守って母さんを殺したくせに、クーデターに加担するなんて!」
 「待つんだ、アンドレイ!」「軍人の風上にもー!!!」

軍人の風上にも置けないのはアンドレイも同様。まずいなー、フォローするところ無いなー今回は。
軍規を守る父が赦せない男が、じゃあ軍人でありながら軍規を破って自分の正義感を満たす行為に奔るのはいいのかい!



・「母さんの…!」「アンドレイ…」「仇ぃぃぃぃぃいいいぃ!!!!」
最後に本音が出た。つまるところ私怨でした。これは哀し過ぎるだろう…。
傍目からみれば単なる勘違い。これこそまさに「取り返しのつかないこと」ですよ。
ホント、届いて欲しい時に姫の歌は届かんでえ…。
てっきりマリーのアチャ子が間に合うかと思ったんですが…。



・「アンドレイ…すまなかった…」「!?」
   「心を閉ざしたお前に、どう接すればいいか、努力を怠っていた…」
      「今更そんなこと!」「離れるんだ…」

勿論責任はアンドレイだけにあるわけではなく。セルゲイの言う「親の責任」ってのも重い。繰り返しですが、だからこそ哀しい。
個人的に思うところがありまして。
自分も一時期、父親と険悪な雰囲気になったことがありました。勿論母が死んだとかそんな話ではないので比較するのもなんですが。
すれ違いって、その引き金となった出来事よりも後の過ごし方なんだなぁ、と痛感するわけで。理解できない時間が積み重なれば重なるほど修復が難しくなる。冷静に話せば殆どがなんでもない、くだらない事のはずなのに。


まあ自分の話とセルゲイ&アンドレイの話じゃそのきっかけも過ごした時間も雲泥の差があるでしょうが、セルゲイが溝を埋める努力を怠ったからこその結末なのが何とも。
セルゲイがマリーを養子に迎えるなど親心を持って接していたのも、こうした反動だったのかもしれません。
ラストでホリィに謝罪するのは、妻との約束、アンドレイを見守れなくなった自分の不甲斐なさをわびているのでしょうか。
大佐…。




以上っす。
次回は一気に四ヵ月後。もうカップルのひとつや二つ成立していてもおかしくないぜ!
本命はアニューとライル。大穴がミレイナとティエリア(ええええ
せっさんが未だに腕治療中なのが嫌な予感。
無駄にアンドレイの表情が偉そうなんですが…まさかクーデター首謀者討ち取ったりで昇進していたり!ば、ばかな!
もうホントに、セルゲイがタワーにいた真相を知った時のアンドレイを想像すると可哀想でならない。
でもちゃんと真実を知って、立ち直って、軍人になった意味を証明して見せろ!荒熊継いで見せろ!!と叱咤激励しつつ。




そんなこんなで〜。