バンダイ S.H.フィギュアーツナスカ・ドーパント

言っただろう。私もこの街を愛していると（挨拶

本日はS.H.フィギュアーツより。
『仮面ライダーダブル』に登場したナスカ・ドーパントを紹介！
魂web商店限定商品としてのリリースとなります。

物語の舞台となる街・風都で暗躍する秘密結社「ミュージアム」の幹部、園咲霧彦が変身するドーパント。
ナスカメモリを使用することで、ナスカの地上絵のような模様が全身に刻まれた蒼い剣士（ナスカ文明の戦士）の姿となる。
幹部の証である「ガイアドライバー（ベルト）」と、通常のガイアメモリより上位の「ゴールドメモリ」の力により、通常のドーパントとは桁違いの能力を誇る。
このナスカ・ドーパントは特に高速戦闘に秀でており、専用の剣と背中のマフラー（伸縮可能で標的を捕縛したり牽制に使用可能）また手から放つ光弾を武器とする。背中からエネルギー翼を形成し飛行も可能。
さらにメモリの力を使いこなし、引き出していく事で特殊能力が付与されていき、メモリとのリンクの度合いが「レベル2」に達する事で音速に近い超高速移動能力を発現した。
そのあまりに高い能力を引き出すにつれて、安全装置であるはずのガイアドライバーを装着していてもメモリの毒素を中和・相殺しきれず、徐々に毒素が使用者の肉体を蝕んでいく危険性を持つ。
ナスカ＝霧彦はミュージアムの幹部として幾度と無く仮面ライダーＷと激闘を繰り広げるが、戦いの中で、互いが互いを「風都を愛する者」である、という認識を持つに至る。また、街の子供達や自分も含め、全ての風都の住民がミュージアムの「実験台」に過ぎない事を知り、園咲家を離反してＷと共闘するも、組織の裏切り者として妻である冴子によって処刑、消滅した。
その際にナスカメモリは冴子が回収するのだが…。

ダグバ様に続いて、仮面ライダーシリーズにおける敵役（いわゆる「怪人」の枠）から、第二弾としてナスカ・ドーパントが登場。
人気キャラクターを妥協の無い造形で立体化。かなり熱の籠もったアイテムとなっています。

前後から。

全身をぐるーり。
頭部の造形を初め、左右非対称となる全身の地上絵の意匠、スーツのシワに至るまで非常に細やかに作られています。
塗り分けもなかなか。グラデーションが非常に美しい…のですが、若干のはみ出しとベルトの銀色が腹部に写っていたりと、気になる部分もチラホラ。
とは言え、ここまで複雑な造形を再現している点には驚愕。

ダブルと並べてみます。身長はさほど変わりませんが、やはりナスカの方がボリューム満点。

付属品を紹介。まず、交換手首四種。
（握り手・武器持ち手・表情違いの平手が二種）

また、専用武器となる剣（ナスカブレード）が付属しています。

可動箇所を紹介。頭部はボールジョイント二点。

胴体と肩でボール接続。肩内部で横方向スイング可動しますが、デザイン上の問題で肩アーマーが胸の前までせり出していることから、腕を上げようとすると肩アーマーと胸部・襟元が干渉していまい、可動にはかなり制限が加わります。
肩アーマーを大きく動かして、下の写真の様にアーマーの出っ張りを襟の外側に逃がしてやればある程度の自由度は確保できますが、その場合は肩アーマー内部の+ネジが丸見えなのが相当気になります…。
上腕でロール、肘二重関節。手首は球体関節でのスイング可動+ボールジョイント。

胴・腰部でそれぞれボールジョイント接続。
可動部二点で非常に自由度が高いです。

股関節ボールジョイント。腿でロール。
足首はボールジョイント接続ですが、自由度はそれなりといったところ。
気になるのは足首の可動域ではなく保持力。個体差があるのか結構ユルユル。撮影中の自立には骨が折れました…。
膝二重関節。爪先独立可動。

ここからはアクションポーズを何点か。

背中のマフラーが基部でボールジョイント接続。ポーズ付けに躍動感をプラスしてくれます。

まったくの余談ですが、ナスカの頭部って…ちょっとモンハンの装備に似たカホリがしませんか？俺だけ？
ナスカヘルムを初めとしたナスカシリーズ、みたいな。速さに特化したスキルが発動する予感（えー

剣を装備してさらにアクション。
ううむ、カッコいい…まさに自慢の婿（ぇ

ここからは、ダブルと絡んだシーンを切り取って撮影してみた画像になります。
アクションやセリフなどうろ覚えの部分が多々ありますがご容赦を…。

「やあ、仮面ライダーくん」

「一目君を見た時から、ずっと思い続けてきた…」

「真っ二つに割ってみたい…」

「…とね!!」

＼ヒート！／＼メタル！／

「こいつ…強ぇ！」
「翔太郎！あのドーパント…メモリドライバーをつけている。こいつは組織の幹部だ！」

「私の街から、消え失せたまえ！」

「フィリップ ! 俺に任せてくれるな！」
「あぁ。凄くイヤな予感がするけど、仕方ない」

「風都は貴様らの街なんかじゃねぇ!!」

＼トリガー！／

というわけで、肉を斬らせてゼロ距離射撃のファーストコンタクト。

バイクに追いつく霧彦さん。
まあ、結果は奥様からのお仕置きタイムでしたが…（滝汗

「言っただろう、私もこの街を愛していると」

「殺気を感じると体が勝手に動く !そして！」
「貴様みたいな悪党と闘うとモノすげえパワーがこの拳に漲る !!」

「ぐっ…調子に、乗るなァアア!!」

「！？　…体が、超高速について行かない…！」
「今だ!!」

「よせ！フィリップ!!」

「何故…止めた…」「さぁな。ただ、アレが目に入っちまって」

（写真に撮り忘れてしまいましたが、商品外箱にふうとくんの絵がプリントされていましたｗ）

「いい腕前だ」

「この街を、よろしく頼む」

「風都…やっぱり、いい風が吹くなぁ…」

自分でやっといてなんですが。
き…霧彦さああああぁぁぁぁんん!!!（涙腺崩壊

い…以上！S.H.フィギュアーツナスカ・ドーパントでしたっ!!
ダブルの物語序盤を盛り上げてくれる、素晴らしいライバルキャラとして人気のしり霧彦さん。
商品化アンケートでの上位ランクインも納得です。web限定とは言え、待ち望んでいた方も多い筈。
商品自体は、その期待を裏切らない出来。若干足回りの保持力に不安が残りますが（ハズレ引いたかな？）
造形、可動範囲共に満足の行く内容でした。
欲を言えば、背中のマフラーを長く伸ばしたパーツとか、ナスカウイングのエフェクトパーツがあったらなぁ…。

今後は冴子さんのＲナスカ、大本命の井坂先生＝ウェザードーパントが控えています。
これから怪人枠がどんどんフィギュアーツで充実していってくれたら嬉しいのですが。魂ネイションでは園咲家の皆さんが参考出品されてましたが、財団X・加頭のユートピアとか、結構好みのデザインなんですよね…ラスボスとしては微妙な強さと立ち位置でしたが、フィギュアーツで見てみたいかも。
あとは「ダブル」に限らず、他ライダーの敵役も是非。

いい風ふくなぁ。そんなこんなで！