仏の顔も3℃まで

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千値練 RIOBOT 01 デルフィング 第二形態

(ド変態可動で)運命に 抗おう(挨拶




商品発売日から実に一ヶ月の遅れとなってしまいましたが。

RIOBOT 01 デルフィング 第二形態

RIOBOT 01 デルフィング 第二形態

今回は、千値練のアクションフィギュアブランド「RIOBOT」シリーズより。
ブレイクブレイド」主役機・デルフィング第二形態を紹介!





機体解説らしきものは、以前コトブキヤデルフィングのレビューで行ったので割愛するとして。
今回のRIOBOTですが…デルフィング立体物の決定版と言えるかもしれません。
セールスポイントはと言えば勿論、イベントや模型誌などでも取り上げられた「変態可動」と呼ばれる可動性能なのですが、ただ動くだけではないです。
可動以外にも(あるいは可動との相乗効果を狙って)商品のそこかしこに製作者の拘りが詰まっています。








前後から。
プロポーションは劇中のデルフィングのイメージに近いです。少し細めかな?
サイズ的にはバンダイのロボ魂と同程度(比較対象を横に置けば良かった…撮影後に気づきましたorz)












ぐるっと見回してみます。
シャープな造形が目を惹きます。頭部と背部の折れた剣の造形も文句なし。
(頭部ブレードは細すぎて破損が怖いほどです)
外装は全身に渡り硬質素材を使用。手首パーツと肩・腰の布状のパーツに軟質素材を使用。


造形に加えて塗装の質がとんでもない事になっています。
外装は「黒銀のゴゥレム」の異名そのままの、落ち着いた色合いのシルバーをパール塗装で。
デルフィングの圧倒的な機動性能・膂力の源となるインナーフレームは、ツヤを抑えたマット仕上げとなっています。
塗り分けも秀逸で、まさか小スケールのアクションフィギュアで頭部の紋様まで再現されるとは思いませんでした。
イベントでサンプルを触らせて頂いた際にスタッフの方に伺った際、塗料と塗装工程において塗膜が剥がれ難いよう研究をした、とのお話がありました。
実際、ガシガシ動かしてみても特に塗装に傷が付いたりといったこともなく。
細かな点ですが、各部を動かす事でパーツが干渉する事前提のアクションフィギュアとしては、この配慮は非常に嬉しいところ。





ウリとなる可動箇所を紹介。
頭部は首の上下でボールジョイント可動。
襟元が詰まったデザインが可動域にも若干影響しています。




肩アーマーが腕部と独立して上下スイング。かつフレームとの接続部で縦方向にロール。




肩関節自体は、縦方向にロール+横方向にもスイング可動。
上腕でロール。肘二重関節。肘のプレート(衝撃吸収棒)が独立可動。


手首は横方向ロールと若干の上下スイング。ボールジョイントではなくプレート状のジョイントを使用している為保持力が非常に高く、重い武器を持たせてもヘタれる事は無いのですが、固定部分が頑丈すぎるのも考えもの。
手首の交換の際は横方向に力をかけずに腕部から引き抜くようにするのですが…破損が心配。





(上の画像では肩アーマーを外してあります)
肩フレームと胴体でボールジョイント接続。フレーム部分で前後可動。





胸部と腰部でそれぞれボールジョイント可動。
腹部の板状のパーツが腰の可動に合わせて伸縮。





フロント・サイド一体型の装甲が腰側面でボール接続。
リアアーマーは一軸接続。横方向にロールします。







股関節ボールジョイント。腿でロール。
脚部は横方向への開脚だけでなく、縦方向にも大きく動かせます。





膝は軸可動一点。通常のメカモノフィギュアと異なり、可動部が膝のかなり低い位置に配置されてます。
曲げた時の隙間をカバーするために、何と膝部分に連動可動式のフレームを内蔵。
普段は折りたたまれているフレームが膝の可動に連動して展開、膝を曲げきった時には、露出した膝内部を覆うようにフレームが張り付いてくれます。
で、膝を伸ばせば元通り。
広い可動域に加えて、見栄えにも考慮がされてますね。このギミックのお陰で膝を曲げるのが目茶苦茶楽しいw





足首はボールジョイント可動。
爪先とかかとがそれぞれ独立可動。




脛のフレームにも、連動ギミックが内蔵されています。
足首を動かす事で脛フレーム部分が伸縮。このギミックのお陰でかかとを(ry





総じて、変態可動の名に恥じない動きっぷりだと思います。
四肢それぞれの可動ギミックも優秀ですが、各部の可動を組み合わせることで躍動感のあるポージングが可能に。






付属品一式。
交換用手首(武器保持手・平手)
武装は左から、ヘビーランス4型、ソード(ガンデ2型)、イーストシミスター、試作重大剣、槍
どの武器も、ウェザリングに加えて、刃毀れやプレスガンを弾いた際のダメージ表現など、細かく作りこまれています。
それぞれの武装に設けられた柄頭(搬送用フック)等は別パーツ化されており、自分でランナーから切り離して接続が必要なのですが…。


今回のRIOBOTについて唯一かつ最大の不満点が、組み立て内容やオプション品を紹介する説明書です。
とにかく印刷されている写真が暗い&粗い…柄頭と武装の組み合わせが判別できないほどです。
商品外箱にもサンプル写真は無く、どのパーツがどの武器に対応しているか、すり合わせが必要かも(特に重大剣とガンデ2型)





続いて商品付属のスタンド「ライオボード」
(手前にあるのは交換用の小型アームと、スタンド連結用のジョイント)


支柱部分で三点スイング、基部とアーム付け根で横ロール…こう聞くと、figmaスタンドや魂STAGEとさほど変わらないようですが…。




台座の外周部分で支柱の接続位置を変更可能となっているため、ポージングに合わせて支柱の場所を調整したり、支柱を増やして複数のフィギュアを飾ったりと使い勝手はかなり良好。支柱やアームの強度もなかなかです。




アーム付け根で回転するので、飛行ポーズなどフィギュアを斜めの体勢でディスプレイすることも容易。
水平位置で飾りたい時には、付け根の溝にアームをはめ込んでロックも可能。




台座裏面には前述した交換アームやジョイントなどの余剰パーツを収納しておくことができます。
表からは目立たない位置に固定できるのが嬉しい。





本商品をヨドバシカメラで購入する場合、特典が同梱されています。
追加の台座用アームと、支柱の強度調整用ミニドライバー、また荒野の岩肌をイメージした台座用のテクスチャーシートが一枚付属。
シートは台座表面のクリアカバーを外して挟み込みます。








スタンドを利用して適当に動かしてみます。





テクスチャーシートを使用。
また台座外周のスリットに、ランス以外の武器を引っ掛けて飾る事も出来ます(ランスは太さの関係で不可)
気分はアンリミテッドブレイドワークスw





特典の追加アームを使って、リィとの戦闘のラストで見せたランス投擲とか。




ここからはひたすらアクション!








ガンデ2型を装備。









槍を持たせてみたり。











第二形態の装備と言えばやはりこの二点。
ヘビーランス4型と試作重大剣。










武器保持手を活用すれば、ランスでの刺突も。






イーストシミターに持ち替えてみます。









重大剣での空中ブレーキ&急反転もスタンドを利用する事で再現可能。
ただ、大剣はもう一回りボリュームがあった方が良かったかも…。







イーストシミター(*´Д`)ハァハァ







というわけで。

戦い済んで日が暮れて、機能停止のデルさんで〆
RIOBOT デルフィング 第二形態でした!


圧倒的な可動性能と、見た目を両立するための内蔵ギミック・フレーム。
無骨なデルフィングの中にアクションフィギュアとしての拘りがみっちり詰まっている、そんな印象です。
内蔵ギミックは繊細なようでいて、保持力・強度面には不安無し。加えて剥がれ難い仕様の塗膜も素晴らしいです。
これだけユーザーが動かして楽しむ事を考慮したアクションフィギュアも、そうそうお目にかかれないかと。
豊富な付属品もサービス満点です。


が。
これだけ満足度の高い内容なのに、説明書の印刷が…実に勿体無いですね。
こんな事を書くと申し訳ないのですが、参考にならない状態の写真を見て武器を組み立ててね!と言われても…(汗
第二弾以降はきっと改善がされていると信じて。



地味な商品内容、パッケージ、そして高めのお値段…と購入に足踏みしてしまう要素を持ったアイテムかも知れませんが、手に取ると印象は間違いなく変わると思います。
第二弾以降も「とんがった」ラインナップが続くようですが…デルフィングのバリエーション以外に、他のゴゥレムもシリーズに加えて貰えたら非常に嬉しいですね。
エルテーミスは黄・赤それぞれリリース、黄色には色違いの胸部装甲差し替えパーツ、赤にはロングプレスガンや「折れた脚」を付けるとか…。
うは、凄く欲しい!!



想像とwktkが止まらなくなりつつ。
そんなこんなで!