さあ、地獄を楽しみな!(挨拶
今回は。
S.H.フィギュアーツより、劇場公開作品『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』にて登場した、仮面ライダーエターナルを紹介!
世界各国で破壊活動を行う国際的な傭兵集団「NEVER(NECRO-OVER=死を超えるもの)」のリーダー、大道克己が次世代型・T2ガイアメモリ「エターナル」で変身する仮面ライダー。
NEVERは化学薬品とクローニングによって蘇生された死人によって構成されており、人間離れした高い身体能力と不死身の肉体を持つ。
元はミュージアムのガイアメモリと競合、財団Xの新たなるウォービジネス商品としての正式採用プランを争っていた。
そうした常人を超越した力を持つNEVER・大道を装着者とすることで、元々強大な力を持つエターナルメモリのスペックは、仮面ライダーWの中でも一際高い戦闘力を誇るファングジョーカー、サイクロンジョーカーエクストリームをも凌駕する。
加えて、T2以前のガイアメモリを永続的に機能停止させるマキシマムドライヴ「エターナルレクイエム」を発動可能。一時は仮面ライダーWを完膚なきまでに圧倒、無力化に追い込んだ。
あらゆる攻撃を無力化するマント「エターナルローブ」を纏うが、全力で戦う際にはこれを脱ぎ捨てる。専用武器はマキシマムスロットを備えたコンバットナイフ「エターナルエッジ」。
腕・胸部・脚には、25基のマキシマムスロットを設けたコンバットベルトを装着。AからZまでの全T2メモリを装填し全ての力を解放する事が可能。
エターナルエッジの刀身にマキシマムドライヴの力を集束させた「ブラッディヘルブレイド」、メモリの力で光弾を作り出し対象を粉砕する「ネバーエンディングヘル」を駆使し、風都を混乱に陥れる。
魂web商店での受注生産アイテムとして、評価の高い劇場版の敵役、エターナルが登場。
既発売のダブルの素体をベースに、新規パーツ・ディテールが追加されています。
↑の画像は自分で手を加えたマントを装着、商品同梱物とは異なりますのでご了承を…。
(2011/2/6…画像掲載漏れがあったので追加しました)
ぐるっと近場から。
メインカラーとなる白部分にはパール塗装が施されています。
色合い自体は綺麗ではあるのですが、非常に塗りムラが目立ちます…角部分のゲート跡(ですかね?)の塗装部分とか…。
腕部の炎をイメージした紋様は、メタリックブルー塗装+モールドで立体感ある仕上がり。
新規造形のコンバットベルトはマキシマムスロット部分まで丁寧に作りこまれています。流石にこのサイズではメモリ装着状態は再現が難しいですかねw
他に嬉しかった内容として、関節パーツが本体カラーに合わせて白配色になっている点が挙げられます。
しかし、ダブル系フィギュアーツの頭部には、どうしても劇中イメージと造形にズレを感じるなぁ…角が長すぎるんでしょうか。
まあ立体物として見る分には十分許容範囲内ですが、額のシグナル部分だけは納得いかんです。
オレンジで丸く塗っただけって…orz
可動箇所・可動範囲は他のダブル系ライダーと同様。
特に干渉部分もなく、よく動きます。
付属品として、交換手首(握り手、平手、人差し指と中指を伸ばしたポージング用手首、武器保持手)
また専用武器エターナルエッジと、左手にのみサムズダウン用の手首パーツが付属しています。
武器握り手は人差し指が独立しておらず、そのままではエターナルエッジのトリガー部に指をかけられません。
劇中ではトリガーに指を通してクルクルとナイフを回す画が印象的だったのに…。
また、ユーザーからの要望で追加されたサムズダウン手首も、何故か左手用のみ付属。
追加付属してくれた事は確かに嬉しいですけど、あれだけ両手サムズダウンのキメポーズを目立つ場面で見せてくれていたのに…どうして片手だけ?
大型の付属品として、トレードマークとも言うべきマント・エターナルローブも付属。
一旦頭部を外して、マントを首に通す事で装備します。
造形面は文句なしなのですが、素材がPVC製、また肩部分まですっぽりと覆うようなデザインとなっているため、マントを装着してしまうと可動部分の殆どが機能しなくなります。アクションポーズには非常に不向きに。
見た目は非常に素晴らしいのですが。
マントを翻してのアクションが出来ないのは本当に残念。
…だったので。
今回、どうしてもマントの仕様に納得がいかなかったため、こっそり二個買いしていたエターナルの片方に手を加えてみました。
(自分、エターナル好きなんで…中の人、実は目茶苦茶ファンなんで…)
まずは付属のエターナルローブの首周りだけカットして、本来の装着方法と同様に首に通します。
で、可動式マントの代替策として。
特撮リボルテック008 ダークナイト バットマン ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み アクションフィギュア
- 出版社/メーカー: 海洋堂
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: おもちゃ&ホビー
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エターナル本体側・背中に3mmドリルで開口しリボ球を接続。そのままマントを装着してみました。
やっつけ加工ではありますが、リボ球によってマントに大きく動きを付けられるようになりました。
とは言えバットマンのマントは相当な重量がある為、スタンド無しではポーズをつけても自立が困難…。
加えて、マントが三つのパーツで構成されている事で、動かしすぎるとマントの隙間やリボ球が目立ってしまうのも反省点。
今回行った方法以外にも、可動マントの再現方法はあるかと思います。
…figmaでリリースされた某ライダーのマントとか使えそう…なのかな?
あと、武器保持手にもちょっと細工を。
人差し指と小指をデザインナイフで切り離す事で、トリガー部分に指をかけられるようにしてみました。
さて、ここからはお手製マントを駆使しつつ、劇中再現(らしきもの)に挑戦。
劇場版を御覧になっていない方には「??」な内容になってしまうかと思いますが、ご勘弁を(汗
「よう、兄弟! …お前の事だよ、フィリップ。
運命的に誕生した科学の怪物…俺達は同じ、バケモノだ…」
「フィリップはバケモンじゃねぇ。死人のお前と一緒にすんな…!」
「…調べたのか。ならば話は早い。死人の…NEVERの力を味わわせてやる」
「…お前もドーパントに!?」
「違う」
「俺は…仮面ライダーだ」
「仮面ライダー、エターナル…!」
「ふざけんなよ…!仮面ライダーはこの街の人たちの希望なんだ。戦争屋が名乗っていい名前じゃねぇ…!!」
「俺は新しい街の希望だ。間違ってはいない」
「さあ、地獄を楽しみな」
『エターナル!マキシマムドライヴ!!』
「終わりだ…過去の仮面ライダー」
その後、大道親子によるフィリップの拉致、翔太郎の復活を経て…。
「最後の一本を持って来てくれて有難う」
「ふざけんな!貴様フィリップに何を!?」
『ユニコーン!マキシマムドライヴ!!』
「A to Z…26本全てのメモリが揃った…」
「発射だ…!」
「やめて克己!!」
フィリップの挺身とマリアの決意によって、エクスビッカー照射は失敗に終わるも…。
「まだ…まだだ!エネルギーはもうタワーに蓄積された!俺自らの身体で、街に落とす!」
「そうはいかない! 君は悪魔だ…僕が止める!」
「笑わせるな…お前もそうだろう!」
「いや!今なら確信が持てる!僕は悪魔じゃない!」
「僕は人間で!探偵で!そして…仮面ライダーだ!」
「相棒…それを言うなら『僕達は』だろ…?」
「ああ…行くよ、翔太郎…!」
『サイクロン!』『ジョーカー!』
「さあ…地獄を楽しみな!!!」
『サイクロン!』『メタル!』
「うおおおおぁぁぁ!!」
「ぬッ…アアアアガァァァァ!!!」
「させるかぁッ!!」
『アクセル!』『バード!』『サイクロン!』『ダミー!』『ファング!』『ジーン!』『ヒート!』『アイスエイジ!』『ジョーカー!』『キー!』『ルナ!』『メタル!』『ナスカ!』『オーシャン!』『パペティアー!』『クイーン!』『ロケット!』『スカル!』『トリガー!』『ユニコーン!』『バイオレンス!』『ウェザー!』『エクストリーム!』『イェスタデイ!』
『エターナル!マキシマムドライヴ!!』
タワーから転落するダブル…結末は!
つづく。
…レビュー記事なのに続いてどうする、って話ですが。
(続きは真ん中金ぴかの彼を無事入手できたら、と言う事で)
というわけで。
最後は「リターンズ:エターナル」のジャケット画像をイメージした一枚で〆。
以上!S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーエターナルでした!
ダブルの登場キャラクター立体化の勢いは止まる事を知りませんね。
劇場版ライダーも、web受注とはなりましたがこうしてしっかりとリリースしてくれるのは本当に嬉しいところです。
既存のダブルのボディを土台に、想像を上回る量の新規造形パーツを盛り込んでの登場なのですが…。
自分がエターナルというキャラクターに思い入れがあるのを差し引いても、今回の商品内容には多分な「もったいなさ」を感じます。
本体の品質も勿論ですが、最も気になるのは付属品の数々。
エターナルのオプションとしては必要十分なものが揃っているとは思いますが、ナイフのトリガーに指をかけられない武器保持手しか付いていなかったり、サムズダウン用の手首も左手だけだったり。
劇中でマントを翻してダブルやジョーカーを圧倒するエターナルの姿はイヤでも印象に残ると思うのですが、マントはおよそアクションポーズには向かない固定式のもの一点のみ付属。
これなら、可動式で無いにしても、以前のダブル・サイクロンセットに同梱していたような大型マフラーの様に、風になびいた形状のマントをもう一つ付属してくれても良いのでは…。
出してくれたことにはとにかく感謝感謝!なのですが、こうも劇中再現という側面と離れた内容ですと…一番酷い言い方になってしまいますが、開発担当された方は映画をちゃんと観たのかな?という思いにも至ってしまったり。
自分だけかもしれませんが、造り手側と受け取って遊ぶユーザー側との温度差みたいなものを感じたのは、寂しいもんです。
本体そのものの出来は決して悪くないし、マントの加工とか楽しんで出来たので結果オーライと言えばそれまでなんですがw
ひょっとしたら、開発側も不完全燃焼な部分を持ってるんじゃないかな、とか想像しつつ、これからの商品クオリティアップに期待するばかりです。
そんなこんなで!