仏の顔も3℃まで

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バンダイ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボ

歌は気にするな!(挨拶





気にするなと言うか、もう慣れたよ♪と言うべきか。本日は。

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボ

S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボ

S.H.フィギュアーツより『仮面ライダーオーズ』に登場する、「仮面ライダーオーズ タトバコンボ」を紹介!






「死んでもメダル取り返せ」「死んでも、ねぇ…」


火野映司がオーメダルの力を用いて変身する仮面ライダー。ベルトに挿入した3枚のコアメダルの力により、戦況に応じてその姿を変える。
800年の眠りから目覚めた欲望の怪人「グリード」との、メダルを巡る戦いを繰り広げる。
「タトバコンボ」は「タカ」「トラ」「バッタ」の三枚のメダルを使った姿で、パワー・スピード、攻守のバランスに優れる。
通常、同種のメダルを揃えたコンボ変身は装着者の肉体に多大な負担をかけるが、タトバに関しては異種三枚でありながらコンボとして成立し、かつ装着者の体力消耗も抑えられており、オーズの基本形態として用いられる。
必殺技は、オースキャナーにより三枚のメダルの力を解放(スキャニングチャージ)することで発動する「タトバキック」
バッタレッグの跳躍力を駆使し、超高空から対象めがけてキックを放つ…が、映司が初めて使用した際には、敵対するグリード、カザリの妨害に合い十全な威力が発揮できなかった。
このタトバキックを皮切りに、オーズの必殺技は突発的な乱入者や妨害に見舞われる事で不発に終わるケースがしばしば見受けられる。
また手持ちの武器として、鴻上ファウンデーションが開発したオーズ専用の大型剣「メダジャリバー」を使用することが可能。全てのフォームで使用可能で、三枚のセルメダルを投入、トリプルスキャニングチャージを発動させる事で、周囲の空間ごと対象を両断する「オーズバッシュ」を繰り出す。


映司にオーズの力を与えたグリード・アンクは、コアメダル独占の為に他のグリードと敵対、映司=オーズと共闘関係にあるが、右腕のみの実体化、メダルを取り込んでも右腕以外の身体部位形成がされない…等、その復活には謎が多い。






放送期間中に主役ライダー登場。という訳で、フィギュアーツでオーズ・タトバコンボがリリースとなりました。
オーズの特徴とも言えるコンボチェンジギミックはオミットされ、造形・可動にウェイトをふったアイテムに…アイテムに…なっている部分と、そうでない部分が(汗
長所と短所がくっきりと浮き彫りになっている。そんな印象のオーズ・フィギュアーツ第一弾です。


今回、初回特典として同スケールのアンクも付属。そちらも紹介したいと思います〜。








まずは前後から。












近場からぐるっと。
プロポーションと全身のディテール再現は中々の出来栄え。
頭部タカ・アイとオークォーツ、及びベルトのオーズドライバーにはクリアパーツを使用していて、特にドライバー部分が美しい。メダルの色分けまできっちりと再現されています。
若干ですが、気になるのは塗装部分。頭部の紋様、胸部のオーラングサークルやバッタレッグまで、塗り分け箇所は非常に多く、細やかなのですが、要所要所で塗りムラや大雑把なスミ入れが目立つのが残念。
頭部隈取りに、設定上存在しない赤いライン(複眼の下)があるのは一体…?
足首部分はダイキャスト未使用となっています。








付属品一覧。
メダジャリバー、トラクロー(展開状態)
オースキャナー、交換用手首(握り手、平手、メダジャリバー保持手、右手のみスキャナー保持手)


メダジャリバーとオースキャナー用の持ち手が別に用意されているのが嬉しいところ。









可動箇所を紹介。
頭部はダブルボールジョイント。
襟元のデザイン上、顎を引く可動は苦手かと。






肩と胴体でボールジョイント。肩内部で横方向スイング。
肘二重関節、手首が球体関節+ボールジョイント。
手首ボールジョイント部分の接続が、以前のフィギュアーツ商品と比べ柔らかめになっていて、手首交換が非常にスムーズに行えました。
ダブルはとにかく硬かったからなぁ…細かな点ながら嬉しい改善点。






胸部と腰部でそれぞれボール可動。







股関節部分でボール接続+上下スイング。腿でロール。
膝二重関節。



さて。
今回のフィギュアーツオーズ最大の不満点が…言わずと知れた(と書いてはいけないか)足首です。
ダイキャスト使用時の足首に採用していたスイング式の多重関節は今回使用されず、ボールジョイント一点の簡素な接続方式。
爪先は独立可動。
…以前のハイパーカブトなどで不満点として挙げた足首可動域の狭さが、全く改善されていません。




一応、ボールジョイントが足首からすっぽ抜けるかどうかギリギリのところまで動かせば、ある程度の接地性は確保できるのですが、安定性に欠けます。
(今回のレビューでは、特に関節周りを削ったりといった工作は行わずに、何処までポーズが付けられるか試しています)


加えて納得がいかないのは、パッケージに写っているサンプル画像では、前述の多重関節が使用されている点です。
流石にコレはちょっと…「写真はイメージ」「パッケージ写真と商品は異なる」の注意文を載せておけば済まされるレベルを飛び越えてしまってるんじゃあ…。


だからですね。
ダイキャストを使わないのだったら、そろそろ!いい加減!別の可動ギミックの回答を見せて頂けませんかバンダイさん…(涙







気を取り直して!



オースキャナーは右腰から取り外し可能。
本体と比較して、ベルトや付属品の色分けは総じて素晴らしいですね。






みんな大好きトラクロー。メダルぶっこ抜きのスペシャリスト、トラクロー。大事なことなので(ry
今回のフィギュアーツでは、収納状態と展開状態が別パーツで再現されています。
展開状態のクローは一回り大きく、シャープな造形。
手首取り付け位置にダボが設けられている関係で、クローの接続位置は固定されます。動かしている間にクルクルと回転しなくて済むのは嬉しいところですが、もう少し触れ幅と言うか、位置調整に遊びがあっても良かったかも。








メダジャリバー。
メダル投入やレバー可動ギミックはオミットされていますが、こちらも塗り分けが細やか。







続いて、初回特典のアンクを紹介。
S.H.Figuarts 3周年記念キャンペーンの特典として付属。
専用パッケージ、専用魂STAGEまで用意されているという拘りが凄い!





魂STAGEには、アンクのシルエットとネーム、第一話の台詞がプリントされています。










メタリックレッドのメインカラー、そしてグリーンへのグラデーションが美しいです。
掌の皺や手首の鱗部分まで、恐ろしいまでの作りこみ。
手首部分でボールジョイント可動。また後端のスタンド接続部分は、魂STAGEの支柱に対応した3mm径の穴が空けられています。
ということは…思いつくことは一つ。後述。









「こいつ、ただの馬鹿だ…だが、使える。いや!今はこの手しかない!」


「お前、名前は?」「火野映司だけど…」
「映司、おまえには感謝した。助かる方法を教えてやる」





「映司、助かるならやつを倒すしかない」





「メダルを3枚、ここに嵌めろ。力が手に入る」





「…あちこち行ったけど、楽して助かる命がないのは何処も一緒だな!」





「これを使え」












「…変身!」







タカ!トラ!バッタ! タトバ!タトバ タ・ト・バ!






歌は気にするな!
という訳で、ここからはアクションポーズを何点か。











スキャニングチャージ!






オーズ!オーズ!オーズ!オーズ!  щ(°д°щ)カモン!! 














ラクローを展開して、せいやぁー!
















メダジャリバーも装備!






トリプル!スキャニングチャージ!






「はああぁぁぁ…せいやあああぁぁぁッッ!!」






ダブル・サイクロンジョーカーと並べてみます。






「誰だか知らねえが助かったぜ!」
「ライダーは助け合いでしょ」









名(迷?)コンビ、オーズとアンク。





「アンク、メダル!」「ちょ、映司お前…!」




ポイス






ここからはおまけ。




天敵そのいち…犬。





天敵そのに…子供。 ツチノコじゃない!







…で。すでに同じ様な事を試している方も多いとは思いますが。



憑依させてみた。






「映司、今度はメダル取られんなよ」







「フッ…チョコアイスなら食ってやる」





…リボよつばにチョコアイスが付属しているのを思い出し、ついかっとなって(ry
(余談ですが、リボルテックよつばの左腕では本来アイスは保持できないようになってます。自分でアイスの棒をつかめるように開口してみました)


しかし、よつばの交換フェイスは今回の為に用意されていたとしか思えないほどのはまりっぷり(えー






という訳で。


(最後はビル巻き添え次元断!で〆)
以上!S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーオーズ タトバコンボでした!





造形の面では流石フィギュアーツ!と思わせる内容でした。
また手首交換の改善など細かな進化も確認出来て、フォームチェンジは無くてもトータルで見れば非常に遊べる、プレイバリューの高いアイテムになっています。
さらに特典のアンク。とにかく出来栄えが凄まじいです!オーズとセットで飾る事で魅力倍増。
今回紹介したように、3mm径の接続穴を利用して、リボルテックfigmaなど他のフィギュアに憑依させる…なんて遊び方も楽しめます。




が。
他のプラス要素を帳消しか、あるいはマイナスにひっくり返してしまう程の足首関節のお粗末さ。ここがとにかく痛恨でした。
ボールジョイント一点での可動を採用するにしたって、もう少し可動に配慮があっても良いのでは?と首を傾げてしまいます。
苦言を呈するようですが…フィギュアーツのセールスポイントである「人型可動によるキャラクター表現の追及」を謳うにしては…人間の足はもう少し自由に動くものですよバンダイさん…(涙


以前からの頭痛のタネではありましたが、入手難度の高さも…キビシいものがありますね。
今後の他コンボリリースの際もどうなる事やら。





散々遊び倒して、楽しんでおいて…書く事でもないのですが。
何なんでしょうね。最近感じるこの微妙な「温度差」は。
良い所も山とあるのに。嬉しい改善点もあるのに。



なんだか微妙なまとめになっちゃいました。
そんなこんなで。