仏の顔も3℃まで

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コトブキヤ マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 不知火・弐型 デモンストレーターカラー

―アラスカ制覇の第一歩だぜ?張り切ってぶちかましてこい!!(挨拶





ようやく組み立て終わりました。

コトブキヤマブラヴ戦術機プラキットシリーズから、不知火・弐型 デモンストレーターカラーを紹介!







日本帝国陸軍・戦術歩行戦闘機『不知火・弐型(XFJ-01a) デモンストレーターカラー
マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』劇中、1999年。
明星作戦で横浜ハイヴ攻略に成功した日本帝国は、戦局の悪化に伴い凍結中だった不知火改修計画の再開を決定。
退役が迫るF-4J『撃震』の代替機確保の為、帝国陸軍は各メーカーに改修計画再開を指示するも、国内有力会社は不知火及び武御雷の後継機開発に力を注いでおり、また初期の開発計画において設計されたType-94-1C『不知火・壱型丙』で明らかとなった技術的障害を打破する糸口も見出せない状態であった。
この閉鎖状態を打開すべく、帝国陸軍・巌谷榮二中佐の提案により、日米共同戦術機開発計画「XFJ計画」が始動。
光菱・富嶽・河崎の日本有力メーカー開発陣に加えて、自社戦術機の日本導入実績を持つボーニング社が開発に参加することで、米国の先進技術・蓄積データの導入による技術障害の解消を目的の一つとしている。
計画における日本帝国からの仕様要求は「米欧の第三世代戦術機と比較して同等以上の機動性・運動性」「最低30%の機体稼働時間の増加」「最大兵装時の運動性低下率の局限」と、非常に高い次元での完成度を求められたが、不知火は他の戦術機と比べ機体拡張性に乏しく、ボーニング社は肩部・腰部大型スラスター、跳躍ユニット主機、脚部の換装を中心とした機体大型化を伴う改修を提案。
日本側もこれに了承し、開発試験は2001年4月よりアラスカ・ユーコン基地で本格的にスタートされた。
まず改修計画フェイズ1において、不知火本体に新開発の米国製パーツを組み込み、駆動・機関部等の内装系を強化。
続くフェイズ2でF-15ACTV『アクティヴ・イーグル』開発における「フェニックス構想」で培われたMSIP(多段階改良計画)強化モジュールを組み込み、頭部の電子機器増設により索敵・目標捕捉能力が強化、また跳躍ユニットは推力強化型に換装、腰部装甲ブロックにもスラスターユニットが内蔵された。
脚部の延長、センサーマストとサブスポイラーのデザインも一新され、ベースとなる不知火の意匠を残しつつも、フェイズ2での強化によりその外観は大きく変貌している。
機動性の向上と性能の安定の実現に加え、前腕部のナイフシース、背部ブレードマウントの展開機構の改良により兵装選択から装備(抜刀)までの時間も短縮され、元々評価の高い不知火の近接格闘性能の強化にも成功した不知火・弐型は、2001年8月に日本帝国試作機の伝統に則ったデモンストレーターカラーを纏い、ロールアウトセレモニーにてその姿を披露。各国共同の戦術機開発計画「プロミネンス計画」の成功例として高い評価を受ける事となる。
実証試験の為二機が試作され、主機にジネラルエレクトロニクス社製のFE140-GE-100を搭載した1号機には『ユウヤ・ブリッジス』少尉が搭乗。
計画チーム内での軋轢を乗り越え、カムチャツカにおける試作99型電磁投射砲の実戦使用に成功するなど計画進捗に貢献、ユーコン基地にて開催された各国戦術機による対人類戦闘演習「ブルーフラッグ」初戦でも勝利を収めるが…。







コトブキヤの戦術機プラキットシリーズ(何かシリーズ名はつけないんですかね?)第三弾アイテムとしてリリースされた不知火・弐型。
戦術機としては異彩を放つヒロイックなカラーリングが目を惹きます。
キット自体は相変わらずのパーツ数。さらに今回は(個人的に)慣れないデカール貼りもあったりと、組上げた時の達成感がハンパなかったですw
一通り動かしてみて、武御雷よりも可動や保持力の面で見直しが…された部分もあったりそうでない部分も…。










まずは装備品なしで前後から。
設定画寄りの、ガッシリとした体形バランスかと。












近場からぐるっと。パーツ数に比例して、立体から読み取れる情報量も素晴らしい。
頭部のパーツ精度が物凄い事になってますが、動かしていると破損しないか心配(汗
パーツ成型色の時点でかなり色分けされてます。武御雷では自分で塗るしかなかった膝関節ブロックの配色も、黄色部分を別パーツ化することで対応。
各部のイエローが、センサーとして発光する部分とそうでない部分とでクリアパーツの使用有無をしっかり切り分けていて、組んでいて設定上の疑問点が少し解消しました(戦術機って何処が発光するのか、機体によって分かり難い時…ありませんか?)
フェイス部分の黒、脚部の赤いラインも塗装済みという点が、お手軽素組み派には有難いところです…が。今回のデモンストレーターカラーは、それでも対応しきれない箇所が多かったです(汗
脇腹のライン・腰部ブロック・膝ブロック両サイド・足首装甲などに赤配色が不足していたので、ガンダムマーカージオン軍セットの中のシャアレッドを使って部分塗装。
またデモンストレーターカラー特有の頭部センサーマストの塗装ですが、赤と黒のラインが細かすぎてとてもマーカー塗りだけでは対応できず…以前サイト上でご提案いただいた方法を試してみました。
ガンプラ・MGキットなどに付属している薄手のマーキングシールの切れ端を黒く塗りつぶして、形状にあわせてカットし貼り付け(ホビージャパンの不知火弐型作例でマスキング用の図面が掲載されていたのでそれをコピーして台紙に…非常に役立ちました)
ぴったり張り合わせた隙間に、赤のラインを塗っていく…みたいな方法です。
頭部マーキングの白、装甲裏側や丸モールド部分のグレーも追加。ブレードの柄や突撃砲のセンサーにも色を足してあります。
クリアイエローのパーツは、裏面をこれまたガンダムマーカーのゴールドで裏打ち。肩や膝ブロックのマーキングは付属のデカールで対応。
全身にスミ入れを施して、今回はクリア部分を除いてつや消しトップコートを吹いて仕上げ。武装は半光沢コートで。


…あちこちに塗装のはみ出しやダマになってしまっている部分があったり、成型色と塗装部分の赤の色味が違ったり。
今回ほど自分のへっぽこ作製・塗装技術を恨めしいと思った事は…orz









A3・デモンストレーターカラーと並べてみます。
ノンスケールキットとはいえ、なんだか…やたらとブキヤ版の方が大型に見えます(汗
たけみーの時はそこまでサイズに差がなかったのに。
どちらの体形にもそれぞれ一長一短といった印象。頭部の造形はブキヤのほうが好み。
ただ平手の造形は断然A3版。ブキヤの平手は気合が足りん!(えー








御雷と同様に、全体的に非常に良く動きます。
デザイン上、可動箇所やギミックに相違点もあり。





肩ブロックがポリキャップによる軸接続。上下にスイング。





肩装甲を外すとこんな感じ。
胴体と肩フレームとでボールジョイント接続。肩フレームで横方向スイング。上腕でロール。






肩装甲前面やスラスターベーンが可動式。





肩の後部装甲が長方形のポリパーツで接続されていて、左右にスライド可能になっています。
これを利用する事で、背面にブレードマウント・ガンマウントを装備しても肩ブロックとの干渉を抑える事が可能。
長刀を構えたり、肩を後に逸らすようなポージングに対応できます。






御雷のような肩・腕関節の引き出しギミックはなくなりましたが、それでも腕周りの可動域は良好。
長刀の両手持ちもどうにかいけます。






肘関節は、戦術機の設定にある「複合多重装甲を活用した人体の可動領域を超えた関節可動」を再現する逆方向へのスイングを可能としています。
背面への砲撃ポーズが可能に。





頭部と首でボールジョイント接続、首内部で二重関節、前後に可動。
頭部のボール接続が異常な程に緩く、そのままではちょっと触った程度でも簡単にマミる首が取れてしまいます。
接着剤などでボール部分を太らせるなど対応が必要かと。






腰部ボールジョイント接続。






腰部センターブロックとサイドアーマーがそれぞれ上下にスイング可能。






股関節は軸接続。腿部分でロール。
膝は多重関節を使用、曲げられて90度強といったところ。膝の動きに連動して装甲ブロックがスライドします。
足首はボール接続二点+横方向スイング。足首が独立してボール可動するので接地性は中々…かと思いきや、ボール接続が浅いのか動かしているとよく外れます。
また股関節のポリパーツも保持力がイマイチなので、上半身の重さを支えきれず開脚が股裂きに変わって…A3といいブキヤ版といい、不知火弐型には股裂きが付き纏う運命なのか(滝汗
これまた補強を要する部分。







跳躍ユニットを装備。
各参加メーカーの会社名や計画名称のマーキングは、全て付属のデカールを貼り付ける事で再現。
…このデカール貼りに、実に。実に!苦しみましたo.........rz
貼り付け箇所に合わせてデカールが細かく分割されているので、マークソフターを使って一枚一枚根気強く張り付け。
完全に乾いたところを見計らって、デカールの上からでも吹けるトップコートで仕上げを…仕上げを…あれ。
なんで「KAWAZAKI」のロゴの「AZAKI」だけ吹き飛んでるの?あれ?あれぇ!!?
とか、曲面に貼り付けた箇所が、きちんと空気をぬいたはずなのに後で確認したら破れていて…泣く泣く近い色を乗せてごまかしたり。
デカールだけで異常な程の時間を費やしました。普段ガンプラに慣れてデカールとか貼らなくなったからなぁ…。
近くで見ると(見なくても)アラばかりの跳躍ユニットになってます。
こんなに苦労するのは自分くらいのものなんでしょうね…今回ほど自分のへっぽk(ry










前回の黄御雷に続いて、今回も専用スタンドが初回生産特典として付属。
やはり跳躍ポーズ再現の為にも、こうした付属品は有難いですね。
機体カラーに対応したスモークホワイトの配色となっています。







付属品・交換手首は武御雷とほぼ同様。
↑画像の握り手・平手の他に。






近接長刀、及び近接武器持ち手。





保持角度の異なる持ち手。





突撃砲と銃器保持手。


(それぞれの交換手首の掌部分に黒・黄色の塗装を足してあります)












不知火・弐型独自のオプションとして、ナイフシース展開パーツが二基付属しています。
腕部のナイフシースを丸ごと差し替え。展開したホルダー部分に近接短刀を収納可能。
ホルダー部分がスイング可動するので、抜刀ポーズもこなせます。




その他のキット基本仕様・付属品詳細については、参考レビューとして
コトブキヤ マブラヴ オルタネイティヴ 武御雷 Type-00R(基本仕様編) - 仏の顔も3℃まで
コトブキヤ マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 武御雷 Type-00F 篁唯依機 (ノンスケール プラスチックキット) - 仏の顔も3℃まで
こちらを参照頂けると幸い。





ここからは武装仕様を入れ替えて色々とポージングを!




























「オレが敵を引き付ける!援護、任せるぜ―ッ!!」






























「てめぇに負けるわけにはいかねぇんだよ―ッ!!」








というわけで!

(最後は唯依姫の武御雷と。上を目指すものと、共に歩むもの…みたいなイメージで)


以上!不知火・弐型 デモンストレーターカラーでした!
設定に忠実なディテール再現と、優秀な可動を実現する内部ギミック…といったコトブキヤ戦術機の持ち味は武御雷と同様。
加えて、不知火・弐型のボリューム感をこれでもかと堪能できるキットに仕上がっています。
肩装甲のスライドギミックなど、腕周りの可動・パーツごとの干渉軽減に配慮している点が感じられたのが好印象。
肩ブロックが大型化した不知火弐型にとっては気になる部分ですので、これは嬉しいところです。
ただその分、頭部や脚部の関節保持力の脆さが却って引っ掛かる事に…特に頭部のボールの緩さは…どうしちゃったんでしょうコレ(汗
細かいパーツの接着とあわせて、関節を太らせるなどの自己対応が要求される、そんな印象です。




今後のラインナップとして。

タリサ機とスパホに加えて、赤い武御雷Type-00Fもリリース決定の模様。
今回の反省を活かして、塗装やら何やら、頑張ろう…ヌルモデラーのままだとせっかくのキットを台無しにしかねないっす。
このレビューの最大の問題点は自分というワナorz







でも。
タリサ機の跳躍ユニットはTE本編に準拠って事でマーキング無しでもいいじゃん!
ぃよし!それで行こう!(最悪だ


すぐに手を抜く事を考える…俺って奴ぁ。
そんなこんなで。