仏の顔も3℃まで

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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


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バンプレスト アミューズメント景品 スペシャルクリエイティブモデル 〜黒い三連星〜 ドム

あのパイロットめ、只者ではないぞ…オルテガ!マッシュ!モビルスーツジェットストリームアタックをかけるぞ!(挨拶





人気炸裂、値段高騰…尻込みしていましたが結局手を出してしまいました。
今回は、プライズ景品・スペシャルクリエイティブモデルシリーズにて登場、黒い三連星仕様のドムを紹介!





MS-09 ドム
宇宙世紀0076年。ジオン公国軍は地球侵攻作戦を前提にした局地戦用MSの開発に着手。
公国内の企業各社が新型MS及び支援機の開発を進める中、モビルスーツの推進装置分野に秀でる『ツィマッド社』が頭角を現し、幾度かの試作実験を経て、0078年にホバー走行機能を搭載したMSの開発に成功した。
「従来機よりも分厚い装甲を持ちながら、脚部に有した熱核ジェットエンジンによるホバーユニットで地上を高速滑走する事で、陸戦用MSとしての機動力を格段に向上させる」
こうしたコンセプトの元に開発・正式採用の運びとなった局地戦用重モビルスーツ『ドム』は、開発陣の期待通りの性能を発揮。
またホバー移動を主とする運用方法から脚部の関節疲労が少なく、メンテナンス面でも歓迎された。
ザクの数倍に匹敵する戦果を挙げ、主にオデッサ・アジア方面での活躍が確認されているが、一方で生産ラインの確立には時間を要した為、配備の遅れから戦力としては十分に貢献できなかった戦域も多い。一年戦争後半には、脚部エンジンを熱核ロケットに換装した宇宙用MS『リック・ドム』が生産されている。
その局地戦能力、汎用性は高く評価され、一年戦争後も幾度のマイナーチェンジやカスタマイズが施され、また多数の重モビルスーツの設計母体ともなっている。


先行量産型の三機は、公国軍のエースパイロット「黒い三連星」が受領。
ジェットストリームアタックと呼ばれる三位一体の攻撃フォーメーションを駆使してアムロ・レイの搭乗するガンダムを苦しめた。
その後の正式量産型も、彼らのパーソナルカラーである黒と紫、グレーの塗装を踏襲している。
連邦兵士からはスラスターを内蔵した大型スカートアーマーにちなみ「スカート付き」と呼ばれる。






…という説明文が「今更だなぁ」と感じるほどに有名すぎるドムさん。
プライズ景品でありながら、その造形の緻密さと「変態可動」と称される驚異的な可動ギミックによって注目を集めたSCMシリーズにてついに登場。
相変わらず呆れるほどに良く動きますw 
動くだけじゃなく、見栄えの面でも同シリーズ内でさらに進化した印象。









前後から。
…最初に立体化の情報を見た時、サンプル画像に抱いたコレジャナイ感も今となっては懐かしい(ぇ
当初は物凄く腰が細長くてアンバランスな体形に見えたものですが、実際に手にとって眺めてみるとさほど気にならず。
慣れていくのね。自分でも分かる…(違













近場からぐるっと。元デザインからかなり離れていながら、トータルで見るとしっかりドム。
独自解釈のディテール、モールドに気合が入りすぎています。
装甲・パネルの積層が非常に目立つお陰で密度感や立体感の演出に繋がっているわけですが、これも全て変態可動への布石…。









付属品一覧。
交換用手首(左右銃器持ち手、右サーベル持ち手、左平手)
ジャイアント・バズ
ヒートサーベル(待機状態・発熱状態)


また黒い三連星のキャラクター性にちなんで、三機それぞれにオリジナル武装が一つづつ付属。
ガイア…スパイクシールド
マッシュ…銃剣付きザクマシンガン
オルテガ…大型ヒートホーク










同じSCMシリーズ・ガンダムと並べてみます。
ドムの方が全体的にもっと大きめかと思いましたが…。







ジオンSCM驚異のメカニズム。








ここからは可動箇所・可動域について紹介。
…本体の可動を検証するのにこれほどワクワクするシリーズもそうそうお目にかかれませんねw



頭部。ボールジョイントでの可動。
モノアイこそ非可動ですが、首周りの装甲と頭を別パーツ化することで十分な可動域を確保。
ガッツリ上を向けるドム…(汗






肩アーマーが独立して縦方向にロール。
本体と肩でボール接続。肩内部もボール可動。
胸部装甲が前後にスライド可動して腕の可動域を広げています。
上腕でロール。肘二重関節。手首部分でボール可動+下腕が縦方向にスイング。


肩内部のボールジョイントが固いのに胴体側のボール受けが非常に浅く、動かしていると負荷に耐えられず腕部(特に右腕)がポロリすることが多いです。






胴体と腰でそれぞれボール可動。
驚くのは可動域ではなく背面のギミック。前屈する動きに連動して…。






リアスカートに内蔵された熱核ジェットがせり出します。





こういうギミックの発想、何処から出てくるんだろう…。
ちなみに、大きく身を丸めても内側装甲のお陰で、背中のスカスカ感は相当軽減されてます。
シリーズ内での進歩を感じた部分。





股関節はボールジョイントでの接続。
サイドスカートが独立可動するので開脚の妨げになりません。





フロントスカートの可動がどうかしてますw
装甲板が二層になっていて、脚部の動きに連動して上側の装甲が跳ね上がり、下側の装甲は腰内部に引き込まれます。
脚の位置を戻すと装甲も元通り。
大きく脚部を跳ね上げても腿部分の見える面積が変わらず、短足に見え難くする配慮が伺えますというかスカート周りに情熱注ぎすぎ。









…スカートだけかと思ったら膝周りもおかしい事になってました(汗
膝は二重関節となっていますが、膝アーマーが脚を曲げる動きに連動して展開、脛からインテーク?らしきものが引き出されてきて脚部の隙間をガッチリブロック。
どんな動きをさせてもおもちゃっぽいスカスカ部分や空洞はつくってやるものか、という設計サイドの執念のようなものが伝わってきますw





足首はボールジョイントとロール可動の連動。
前後左右に大きく動いてくれるのと足裏面積の広さが幸いして、自立させた際の安定性が素晴らしい。





裾部分の装甲が、外側・内側連動してスライド可動します。
…SCMゼータの時も感じましたが、パンがなければケーキを接地性が足りないなら足首全体を動かせばいいじゃない、という発想が恐ろしいです。











見た目はドムなのに、弄ってみると腰の入った格闘家じみた動きを見せたり、ライダーキックが可能だったりw




ジムドムファイト、レディーゴー!!(ぇ





ここからは武装を紹介。











ジャイアントバズ。
造形については文句なしなのですが、素材の関係で非常に重く、銃持ち手にかかるテンションが物凄い事に。
またサイドグリップが非可動となっている為に腕部の位置調整が非常に難しく、肩に担いでの両手持ち射撃ポーズがイマイチ決まりません。
脇に抱えた方が安定するしカッコいいという…(汗


重心を左右どちらかに大きく振ってホバー移動のポーズを取らせるのが楽しい。
スペースハリ…なんでもないです。




バズーカ装備でのポージングのついでに、腰部・脚部のバーニア配置、内側のディテールなど。
スカートの中も抜かりなし!









ヒートサーベル。
ラック部分が回転するので斜めでも縦でも刺しておけますし、抜刀ポーズにも対応。
使用・待機それぞれの状態に対応してサーベルが二色付属。
硬質素材が使用されているので、ガンダムビームサーベルの様にヘナヘナに曲がったりしないところが地味に嬉しいです。
でも、左手にもサーベル持ち手をつけてくれたらなお良かったのに…。


(追記…ドムのヒートサーベルの色ですが、設定上、本来は待機状態が黄色、発熱すると水色若しくはブルーに発光するようです。商品外箱のイメージ写真や見栄えを優先して今回は黄色のサーベルを振り回していますが…自分が完全に取り違えていて、実際は逆の色合いが正解だった…と言う可能性も非常に高いので、ここに記載しておきますorz)









横一文字!!









共通武装以外に、黒い三連星それぞれのパイロットに対応した専用武装が付属。
まずはガイア機のスパイクシールド。







マッシュ機、銃剣付きザクマシンガン。







先端のナイフは取り外し可能。順手よりも逆手に持たせるとしっかり保持されるかと。









オルテガ機用の大型ヒートホーク。
ビッグトレーも真っ二つだ!(無理です
サーベルと同じ素材で作ってもらえたらよかったのですが、グリップからブレード先端まで軟質素材を使用。
斧の重さに負けてストック部分が垂れ下がってしまうのが残念。










UCアームズギャラリーの銃器を持たせてもいい感じ。
…本来の付属品よりもしっかり保持できるのは何故なんだぜorz







VSジム再び。
…カードダスだか何かで、こんなイメージで戦う二機のイラストがあったような。
SDながら迫力があって、子供心に妙に惹き付けられた記憶があります。








ここからは例の「アレ」を再現…できるかどうかやってみます。





オルテガ!マッシュ!モビルスーツジェットストリームアタックをかけるぞ!」




「思ったより素早いぞ、いいな!」 「おぅ!!」
「こいつ…来るのか?」






「ぅわあああああぁぁッッッ!!!」






「ゥッ…!!」



「!!」




「いけるぞ、もう一度ジェットストリームアタックだ!!」










「ミデア!?誰が乗っているんだ…? …来る!!」






「しまった!!  …うわああああーーー!!!」





「あぁ!!?」





「俺を踏み台にしたァ!?」







…名台詞、名シーンを変態可動で。今回も堪能しましたw






というわけで。

以上!スペシャルクリエイティブモデル 〜黒い三連星〜 ドムでした!



今回も、クオリティの高さをこれでもかと見せ付けられた気分です。
ちょっと動かしても楽しい。武器を持たせて、ドムさんには似合わないであろうオーバーアクションをさせてもしっくりきてしまうのがさらに楽しいw
見栄えの為だけにただ装甲を細切れにするのではなく、その先の可動にまで意識を向けている…感服しました。
動かしていて思わず唸ってしまったり「アホだ…w」と笑いがこみ上げてしまうほど(賛辞の言葉のつもりですw)


もちろん、不満がないわけではありません。
先の武装紹介で述べたジャイアントバズの構え難さには辟易させられましたし、肩からの腕部ポロリにはそれなりのストレスを感じます。
交換手首のボール受けも浅いですし、サーベルラックもよく落ちる…気になる点は探せばいくらでも出てきます。
そういうプラス・マイナスの部分は他のアクションフィギュアブランドと同じです。


ですが、それを補って余りある設計サイドの熱意が全てを帳消しにしてくれます。
独りよがりのギミック過多…ではなく「こう動いたらかっこいいだろう」「こう見せられたらいい感じ」みたいなシンプルな動機に、高い技術と飛びぬけた発想が盛り込まれた結果がコレ=変態可動なんだろうなぁとw



初期のSCMからまだまだ進歩を続けている事がよく分かったワケですが…ドムを出すと言う事は、今後予想されるのはカラバリやらマイナーチェンジやらの展開。
ワンフェス会場でやたらスタイリッシュなガンキャノンがいましたが…それと同時にリックドムとシャアドムのアソートとか…全三種とか…ありそうで怖い。
でもビームバズーカとか付属させられたら間違いなく手を出しそうでホント怖い(汗








…次回は早めに予約しとこう。
そんなこんなで。