速過ぎる時の瞬きに晒されて 独りでは届かない 願いなんて消えそうなコトバじゃ(挨拶
気付けば膨大なアイテム数になったものです…今回は、ロボ魂・R-Number100のこちらを。
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/09/23
- メディア: おもちゃ&ホビー
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GAT-X105 ストライク
地球連合所属国家の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作モビルスーツの1機。
一定の電圧の電流を流すことで相転移する特殊な金属で構成された装甲『フェイズシフト装甲(PS装甲)』を採用しており、物理的衝撃に対して絶対的な防御力を誇る。また小型化されたビーム兵器を携行可能で、攻撃力も高い。
その反面、従来のMSよりもバッテリー消費が極めて激しく、バッテリー残量に乏しくなればPS装甲の展開も不可(フェイズシフトダウン)となる為、稼働時間への配慮が必要となる。
GAT-X105においては、バッテリー消費対策及び武装の拡張案として、独自の装備換装機構「ストライカーパックシステム」が導入されている。
これは各戦況に適したバックパックやその他の装備を適宜換装することで、1機で各々の専用機と同等かそれ以上の性能を付加することを目的としている。また、各ストライカーには機体の予備電源を兼ねたバッテリーが内蔵されており、戦闘中に母艦から射出されたストライカーパックを換装することによって、後方で補給を受けず瞬時に戦線復帰することが可能である。
システムのひとつ『エールストライカー』は、ラジエータープレート兼用の大型可変翼と4基の高出力スラスターを持つ高機動戦闘用装備である。
本来は中距離宇宙戦仕様の装備ではあるが、大推力と主翼の空力効果によって、重力下でもハイジャンプや短時間の飛翔を可能としている。
汎用性が高く、多くの局面で使用された。また、近接戦装備としてビームサーベルも搭載されている。
本機の開発理念、基本フレーム、ストライカーシステムは後の量産機開発、新兵器の設計構想に大きな影響を与え、多くの派生機を生み出している。
搭載されているOSはG.U.N.D.A.M.(General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver Synthesis System)
記念すべきROBOT魂ナンバー100のキリ番として、ストライクガンダムが登場。
劇中ポーズの再現に主眼を置いた可動ギミックの導入、また大胆なデザインアレンジが施されています。
御馴染みのエールストライカーも付属してボリュームも満点です。
(まーだカメラのクセがつかめない…色合いは実際の商品に近くなったと思うのですが、白とびが酷い…。
とにかく明るく撮影出来ちゃうカメラなので、照明を一から見直さないとorz)
近場からぐるっと。
一見して、手足と胴周りの長さが強調されたデザインとなっています。全身が引き締まった非常にスマートなシルエットです。
正直、好みが分かれるアレンジではありますが…個人的にはプライズ品で耐性が出来てますので問題なし。
装甲部分の塗装はツヤのある仕上がり。フレームについては金属の質感をイメージした塗装が施されています。
(リボの不知火の様にスミ入れをしておけばよかったです…)
気になったのは頭部・フェイス部分の品質。
今回はさほど吟味せず綺麗なお顔のwストライクにめぐり合えましたが、店頭では塗装のはみ出しやアンテナがずれた個体がかなりの数あったような…。
今回のストライク最大のウリは、やはり可動。商品パッケージでも大きく取り上げられています。
・胴体のラインに自然なS字曲線を生み出す「ストリームカーブ」
・開脚の可動域拡大とサイドアーマーとの連動性を実現する「フルオープンレッグ」
・膝を曲げた際のシルエットを鋭角的に見せる「エッジオブウェッジ」
と、劇中ポーズを再現するための可動コンセプトが提唱されていますが…。
動かした印象を身も蓋も無く言うと「スペクリの可動がしっかりした感じ」です。
…なんか色々台無しにした気がする。
主観が混ざってしまいますが、当サイトでも過去に何度か取り上げているプライズ景品・スペシャルクリエイティブモデルの可動コンセプトと、動かした時の感覚が似ています。スペクリの設計担当の方がそのままロボ魂の商品開発にも参加されているという話を聞きましたが、その効果は覿面と言ったところ。
スペクリの様に関節部分の露出を塞ぐ事に全力を…みたいな拘りはありませんがw目指すポージングの方向性は近いんじゃないかと。ヌルヌル動くw
で、それにロボ魂の関節保持力が加わって、狙ったポーズでピタッと決まってくれます。接地性も恐ろしく高いです。
欲を言えば、胴体と腰の可動がおとなしめだったのが残念なところ。腹部の前後スイングと腰部のロールの振り幅にもう少し余裕があれば…。
アーマーシュナイダー×2
57mm高エネルギービームライフル
対ビームシールド
ビームサーベル×2
エールストライカーパック
魂STAGE連結用ジョイント
握り手・平手・銃器保持手・近接武器保持手が左右それぞれに付属。
それぞれ、付属品をストライクに装備させていきます。
まずはアーマーシュナイダー。
折りたたみギミックやサイドアーマーへの収納はオミットされています。
成型色そのままの様で、若干大味な印象。
エールストライカーとライフル、シールドを一気に装備、エールストライクガンダムへ。
エールストライカーは主翼が折りたたみ可能。
背中が一気に重くなりますが、自立には影響なし。
展開した状態。主翼にボリュームがあるので非常に見栄えがします。
ユニット下部のスラスターはボールジョイント可動+本体側との接続部分でスイング可動。
自由度が高いです。
ビームライフル。
フォアグリップが可動式。本体側の肩・腕部の可動がしっかりしているので、両手持ちも楽々こなします。
シールド。腕部とのジョイント部分でボールジョイント可動。
腕部にハードポイントが多数配置されているため、ポーズに合わせて位置を調節できます。
専用スタンドも付属。
クリアパーツのエフェクトベースに魂STAGE用のアームを接続。ジョイントを介してストライクを展示可能です。
ポージングによってはベース部分がストライクの脚部やエールユニットの羽と接触する事があるため、通常の魂STAGEと比べるとどうしても使い勝手の面では見劣りします。安定性もイマイチ。
これは完全に見た目勝負のスタンドですね。商品コンセプトが一貫しています。
角度を変えてもう一点飛行ポーズを。
ウイングだけでなくエールストライカー本体も、ストライクとの接続部分とメインスラスター部分とで折りたたみ可能。
スラスターの角度自体を調節できます。
ビームサーベル。グリップ接続部がボール可動。
クリアパーツのサーベルは長すぎず短すぎず。発色も綺麗です。
ここからはひたすらアクションポーズを!
各部の可動を組み合わせると、ケレンの利いた動きがこれでもかと楽しめます。
ただ動くだけでなく、爪先や武器を持った腕部など、末端までのラインが非常に綺麗です。
今回はエールストライクと言う事で飛ばしてばかりでしたが(ワンパターンな画像になっちゃいました…)
Web受注のソードストライク・ランチャーストライクについても、全く違う表情を見せてくれることと、今から期待しています。
最後は御馴染みのポーズで。
以上!ROBOT魂 エールストライクガンダムでした!
「劇中再現」という一点に拘って盛り込まれた可動、またポージングをつけることで映える体形のバランスがインパクト十分。
個人的にロボ魂のラインナップは設定画などを意識した「可も無く不可も無く」な最大公約数的デザインの商品で展開を続けていくものと思っていました。なので今回のストライクについては、戸惑いが無いといえば嘘になっちゃいます(思い返せばロボ魂ウイングゼロEWの腹部とかにも「それらしい」雰囲気は感じられたのですが)
ただ、ガンダムSEED劇中での射撃・格闘ポーズのスタイリッシュさ、アニメーションならではの構図を立体物の動きに落とし込む試みは非常に新鮮に感じました。
ガンダム系はこう、みたいな固定概念無しに、作品ごとに一番映えると思われるプロポーション・アクション性を追求していく…今後のロボ魂の方向性が少し伺えるアイテムだと思います。
まあ、こうした堅苦しい感想抜きに、気軽に遊べるストライクの立体物としてオススメなんですけどねw
ストライカーパックの換装も楽しめますし。
とりあえずてんこ盛り。この辺のレビューはまた後々。
…ソードとランチャーのセットには手を出しましたが、その先はどうしたものかな。
そんなこんなで!