コミック版コードギアスを味わう

予想外の評価となりました（挨拶

一挙に三冊リリースされていましたので勢いに任せて購入。
掲載誌はどれ一つチェックしてないので（ぇ　期待に満ちて初見…だったのですが。
まあ一冊づつ。

コードギアス反逆のルルーシュ 第2巻 (あすかコミックスDX)

コミック版では最も本編に近い内容のルルーシュ視点メインですが、一巻を読んだ時も感じた印象として
「ナイトメアが出てこない時点でコードギアスの世界観を描くのはムリ」というわけで。
ユーフェミアとのファーストコンタクトのタイミング違いとか、ナイトメア戦がないのでナリタ攻防戦の前にシャーリーのお父さん巻き込まれーとか、アニメ版との差異として面白い部分もあるにはあるのだが、軍事的な側面として機動兵器と言う駒が無いのでどうしても各事件の展開が唐突かつ説得力に欠ける。本編をロボものにしてたのは伊達じゃなかった。
ユフィに気に入られただけでスザクが技術部出向・昇進って無理がありすぎる。

まあ感想を一言で言うと。

次は無いなー。さよなら。

続いて。

コードギアス反攻のスザク 第1巻 (あすかコミックスDX)

実は購入前一番期待してました。種死で言うところのアスラン視点の漫画みたく、アニメ版の内容をスザク視点で見せてくれるのかなーとか期待しておりましたが、そんな使い古しの想像の斜め上にこの漫画は位置しています。
断言します。物凄いネタマンガ。そんだけ。
オリジナルの技術部ヒロインがユフィとセシルとシャーリーの役割を一手に引き受けて大忙しとか、そんなことはどうでもよろしい。
僕らのヒーローランスロット仮面を見て失笑する。面白いですよー（棒読み　
まあ数百円支払ってまでネタを仕入れる価値があるかと問われれば微妙ですが。
少しはヘルメットのデザインに疑問を持てスザクorz
出来の悪い特撮ヒーローのコスプレでデパート屋上のヒーローショーに紛れ込んじゃった、そんな感じ。
間違いなくスタッフに仕事舐めてんのかゴラァ、と怒られます。

↑まだこっちの絵のほうがマシのような…。

こちらもナイトメアフレームは出番なし。アクションが地味で地味で…ま、メインの購入層は耽美なスザク君が見れればそれでいいんでしょ？
もういっそ突っ走って真っ白なバイクに乗せてランスロット仮面ライダーにして俺、惨状！とかやったらいい。

…まー、コードギアスだからー、こういう需要もあるのは分かるけどー。

二巻は買いません。

最後に。

コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー (1) (角川コミックス・エース 175-1)

これは良かった。一番期待薄だっただけに。
作者のたくま朋正さんは大好きなんですよ。古くはルームメイト小説の挿絵とかからー、とか過去の傷をほじくり返してみます。
ただナナリーメインでどうやって描くんだろう…と一歩引いていたのですが。
その心配は杞憂に終わりました。
アナザーストーリー書くならここまでベクトル違いで突き抜けないと！
オリジナルのナイトメア、オリジナルの敵キャラ（女性率が高すぎなのはいただけませんが）
そして一話でルル様退場！と見所は多い。
ゼロは登場しますし黒の騎士団として動いていますが…中身がルルなのかは微妙。ルルの亡霊？弾丸はじくしマントと肉体が融合してるっぽいし、どこのアメコミヒーローか！ってくらいの逞しさ。こっちのゼロは油断とか詰めの甘さとかうっかりはなさそう。頼れる兄貴風味。
面白いのはホテル立て篭もりまでストーリーが展開しているのにスザクが出てきていない点。ただ冒頭のカラー見開きでランスロットの姿は確認できたので、ナナリーの機体とランスで黒白バトルマックスハートなノリは期待出来そう。

三作のうち、これだけ次も購入します。おススメ。

三冊見て面白かったのは、アニメ版でスタメンだったキャラが設定・世界観の違いからモブキャラと化したり出番そのものが無かったりと散々な扱いなのですが、カレンだけは皆勤賞ｗやはり愛か。愛なのか。動かしやすいんだろうーな。

で。
泳いだり切られたり散弾レールガンでかませ犬となったり。
僕らのオレンジはどこでも元気にオレンジです。安心して。

以上。