機動戦士ガンダム00 第九話感想『大国の威信』
またハロが増殖した件について(挨拶
何やら週代わりでキャラの株が上がったり下がったりするダブルオー。
でも攻めると無敵、守ると存外に打たれ弱いってシチュは伝統ではあるが燃える。
・アバンでのロックオンクローン疑惑
いやまあ普通に親戚オチなんでしょうけど。先に花を供えて木の影にいたのがロックオンかな。
全然関係ないのだが、マイスターの適正条件の中に「両親と死別している、またはそもそもいない」ってのが含まれているような気がしてきた。
・武力介入から四ヶ月
なんて展開の早さだ。良くも悪くもソレスタルビーイングの存在が認められるには充分な時間。
三強のうち人革だけが対立姿勢を維持しているってのは、なんか納得できる。欲しいのは地上用戦力のアドバンテージ。
後述するけど、人革連って人の体をいじったり(問題発言)通信機器や艦船・モビルスーツのOS関連には強そう。乱暴な言い方だけどハードはいまいち、ソフトは優秀、みたいなイメージが。
大人しくしていないとおまわりさんが目を光らせてるぞ、みたいな上っ面の小康状態は生み出されたわけだが、さてそれで終わるわけも無く。
この四ヶ月の間で、各勢力がどう力をつけているかが今後の焦点。
・ガンダム四機、全機がプトレマイオスに帰還
ハロ五兄弟。またも、またも…。なにやらオレンジが兄さん?
二機ありゃ十分だ、って考えは分からんでもないが、帰還したエクシアとデュナメスをほぼ同タイミングでメンテにあげちゃうのもどうなんだ。特にデュナメスはオーバーホール。あくまで人革の大規模作戦はタイミングの産物だし、この辺の読みの外れは予報士の責任では?
「神をうらむわ」ってなげやり状態が一転して「もう間違えないと決めたのに」じゃ説得力がw やはりスメラギ、仕事をしない女。
・国連がアザディスタン視察
結局マリナのお願い旅行はなんだったんだ…。
で、やってきた大使がソレスタルと繋がっているアレハンドロ・コーナーときた。国連関係者だったのか。
侍女メガネも気にしていた通り現状で国連がアザディスタンに優先的な援助を行なう理由はなし。ということは…アザディスタン急進派を煽って内紛激化→ガンダムを呼ぶ、以外に利用価値は無いんだが…大使がアレハンドロという時点で、エサとして武力介入させる目的がみえてこない。ふむ。
・だからラブコメ自重せいっちゅーに
いきなり登場のルイス母ちゃん。コネを総動員して子煩悩振りを発揮。まあ時期が時期だから正常な反応ではあるわな。
「娘がお世話になっております、でももう結構です」辺りからのヒートアップに吹いた。
煮え切らないサジの反応→むしろガールフレンド発言にお前が驚くのかよ→伝統のお母さん呼ばわり 展開早すぎ。
…コテコテやん。
・トレミー船内、どこもかしこも危険な二人。
逢瀬に出くわした僕らのヌワンギが頬を染める、そんな今までに無い芸風にこっちが赤面。
フェルト(オペレータの一人)の両親は、本編で話していた通り第二世代ガンダムの開発に携わっていたマイスター。電撃ホビーで連載中の外伝ノベルですな。模型誌などで展開されている外伝の複線がこうしたところで活きてくると楽しい。でも同時進行でこういう死亡フラグ(つーより死亡確定)が立っちゃうのもなんだかなぁw
まあマイスターの生存を含めた個人情報は最重要機密となっているわけだから、フェルトの両親(どのマイスターかはまだはっきりせず)が生きているセンも捨てきれないんだが。この辺は外伝の続き待ちだな。
その、なんだ、親の縁も断ち切るような重要機密をほいほいバラすなってことですよ、ねえせっちゃん?
フェルトの身の上話に共感したロックオン。うむ、手が早くてよい。
本名はニール・ディランディ。アイルランド出身。ちぃ、覚えた。
「ご、誤解だ」どこがだ。
そして一触即発なティエリアと刹那。食事のローテとかきっちりスケジュールを守りそうな二人だからこうしてかち合っても黙々食事。むしろそのプレッシャーを狙ってた→気まずい。
出くわしたクリスティナが笑える。
つか装舵手の名前も覚えられない男Aが色々不憫っちゃあ不憫。いい人=どうでもいい人。あ、何やら心が痛い。
クリスのお気に入りはアレルヤ。な、なんだってー。
・クロスロード姉、イオリア・シュヘンベルグに迫る
先週も話していた「ソレスタルビーイングの真の目的」ってのが気になってしょうがないクロス姉。単独取材へ。
地味に頑張れ、世界観の掘り下げ要員として。
それはいいとして、今回登場のルイス母ちゃんと鉢合わせしたらまた笑える展開が期待できるのだが。
・人革、大規模作戦を展開。
双方向通信可能なデバイスを広範囲に展開、GN粒子による電波かく乱で通信不能となった宙域にガンダム及びソレスタルビーイングに属する機動兵器がいる、という粒子の特異性を逆手にとった探知作戦。
セルゲイの「何度も出来ん」ってのは、コスト的な面と世間の風当たりと両方なんでしょう。
それと司令塔の存在・組織の大きさについては警戒済みなので、奇策じみた今回の手は一度きりでタネが割れるという判断もあるようで。
天性の智将と歴戦の戦上手、知恵比べの結末は、はてさて。
・人革船隊、ついにプトレマイオス補足!
モニターにトレミーの映像が出てしまった瞬間「ついにワれたか」とワケも無く興奮。まあこの映像を他の二強に人革がリークするかは微妙なところだが。隠しても晒しても得をするカードですよ。
スメラギはキュリオスとヴァーチェを先行させて出撃→これを陽動と敵側が判断することに期待→トレミーに敵機が接近した時点で先行していた二機を反転、挟撃に移る、ってのが筋書きだったのですが。そこはそれ、上手いよ荒熊。
船隊のうち、二艦の艦載機を全発進させ先行→空っぽの輸送艦をそれぞれガンダム二機へ→時間稼ぎの間に全MS部隊をトレミーへ。
目的は船かと思いきや、あくまでも欲しいのはガンダム。実は先行発進のMSは陽動と同時に戻ってきた二機鹵獲用の戦力でもありましたとさ。
地味に電波ロストしたエリアをトレース→機雷を撒いておく周到さにニヤリ。気づかず突っ込むアレルヤが迂闊。
・バタバタしすぎだトレミークルー
船体自体に攻撃手段何もなし、ってのは少し驚いた。
まあ大儀だなんだ言ってても、何処かで「戦うのはマイスターだから」って意識があるのはしょうがない。
それがモロに出ちゃったのはクリスティナ。安全圏からオペレータに専念するだけが仕事だったのだから…つっても打たれ弱すぎる感は否めないか。
逆にロックオンからパワーをもらったフェルトの方が土壇場で奮起。株上昇。
だが、世界はそれを死亡フラグと呼ぶんだぜ?
ロックオンは整備段階のデュナメスで出撃。脚部固定用の予備アンカーとかフロントアーマーの小型ミサイルとか、地味に小物が多い、または追加されていくのがデュナメス。頼むから本当に武器セットを出してくれ、バンダイ。
船隊を直接ぶつけてきた大盤振る舞いの人革に打ち込んだミサイルは、見た目以上に威力アリ。おそらくは注射器よろしく打ち込んだ敵機内部に圧縮したGN粒子を注入→膨張させて破砕、とかそんなカラクリか。
でもキュリオスやヴァーチェの鹵獲が最優先だから踏み込んでこない宇宙用ティエレン。意外に運動性が高く、回避に専念しているだけあってロックオンのスナイプも効果薄。地上型の別名棺桶が嘘のようだ。
コンテナからの攻撃じゃ射角は狭いわいちいちコンテナを回転させないと死角側が狙えないわで踏んだり蹴ったりのデュナメス。
頼みの綱の一人元気エクシアは格闘専用。タイムリミットありの多数殲滅には向いてない。
それ以前に役に立たないな刹那。やはりあのGNソードのライフルモードは命中率が悪すぎるのか刹那の腕がアレなのか。あんな短いバレルじゃなぁ…。
余談だが。
もしデュナメスの整備が完了、またはエクシアの整備のみ開始していてデュナメスが地上からそのままの稼働状態で待機していたら、人革の作戦はここまでセルゲイの思惑通りに運んでいたかな、とスメラギをいじめてみる。
・噂の毒電波遮断ヘルメットは
ソーマの受信・感応だけをシャットアウトするようで。ソーマからの外部電波発信はダダ漏れ。なんだその花粉症マスク。
アレルヤはいいとばっちり「知っているぞ」
人格反転まで五秒前。ってところで次回。
来週はかにバサミ登場!そして天使の羽が宇宙に舞う…
ってことはあれか、ついに脱ぐのかヴァーチェ。
そして抜群のタイミングでキットリリース。
HG 1/144 GN-005 ガンダムヴァーチェ (機動戦士ガンダム00)
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そんなこんなで。