仏の顔も3℃まで

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機動戦士ガンダム00 第11話感想『アレルヤ』

種と種死が数年かけてぼかし続けてきた禁忌を一言でばっさり(挨拶



と言うわけでアレルヤ成人祝いの巻。先週に続いてハレルヤの台詞が光ります。



モビルスーツの性能の差が
戦力の決定的な差ではないよ、と。どこの赤い人ですか。
何やらハム兄さんはファーストのオマージュを色々引き受けていて笑える「あえて言わせてもらおう〜」とかw
どうでもいいがフラッグファイターの二人、呼び出されてから四ヶ月ガンダムとの直接交戦がないってどんだけ給料泥棒か。
次回は出番あるよな?



・技術の面で分析を進めるユニオン
エイフマン教授はガンダムがGN粒子を機体内で生成していると大胆予想。あたってるから恐い。
ガンダムは四機のみ、とのビリーの台詞でしたが、外伝のイカレた彼は表舞台には決して顔を出さないってことで。四機以上は存在しない、と世間に意識させたかったのがソレスタルビーイングの本音かもしれないですが、ナドレの存在が人革サイドには知られてしまいました。はてさて。
しかしイオリア・シュヘンベルクの特異性がどんどん際立ってくるな。本当に二世紀前の人間かこの剥げ親父。



絶望した!八つ当たりするティエリア絶望した!
簡単にガンダム降りますとネガティヴに走るような絶望先生ではなかったか。しかし責任転嫁っぷりに吹いた。
受け流すスメラギはあれだ、以前に同じような話で(責任云々)衝突しているティエリアの内情を推し量ってあえて自虐的に振舞っているわけか。
大人ですなぁ。あんまりいい意味ではないですが。
「可愛いよなぁ、生真面目で」ロックオン兄貴が喋ると大人と言うより特定の勢力を狙った発言でアッー。燃えろ年末。二日目あたりな。



・人革は内部でどたばた
あんな短時間で四番艦は撃沈されているのだから羽つき=キュリオスのデータなんてたかが知れてるだろうに。
それでもセルゲイの評価は変わらず。というより他に指揮官として人材がいないと見た。まあセルゲイも辞められるとは思ってなかろう。


で、いつの時代も学者の描かれ方ってやつぁ…(問題発言
超兵研究にもいくつかプランがあるみたいで、脳量子波の実験体はそれほど人数がいない様子。
以前、元の人格はハレルヤの方かもとか考えてましたが、実験後生まれた凶暴な人格〜のくだりから主人格がアレルヤ、後天的に生まれた人格がハレルヤで間違いなさそう。
しかしソレスタルのメンバーってみんな偽名なんだけど、アレルヤ(とハレルヤ)は子供の頃からの名前をそのままコードネームとして使っているのかしら。



・二重人格・脳会議
「自分の過去くらい、自分でケリをつけます」なかなか言える台詞じゃない、少なくとも某夫婦には無理。
…いかん、また黒いものが出てきた。閑話休題
ハレルヤは今回の同胞殺しでアレルヤに何を自覚させたかったのか、ってところが今後のキモ。
しかしせっちゃん、「どうした?」ってお前がどうしたwなんだそのおミソな使われ方w



戦術予報士、飲んでます。
ラストの飲酒シーンの複線ってことで。スメラギさんも飲ませると妙に人間臭く。
酒の入った台詞が微妙かつ絶妙。いい芝居するわー。



・S属性同士の腹のさぐりあい
侍女とコーナーの氷点下バトル。マリナは完全蚊帳の外。
「貴方の神に誓えますか?」「貴国の神にも誓いましょう」うむ、典型的な詐欺商法w
紛争の多いアザディスタンをサンプルとして中東への援助の足がかりを、ってそれガンダム呼ぶ餌っすわ。ちょっとは隠せ、ちょっとは気付け。



・刹那とロックオンは南アフリカへ武力介入。
作戦的にもシナリオ的にも体のいい人払いが完了しました。



ティエリアヴェーダとリンクできる様子。
電脳かはたまた電子の妖精か。放映当初も見せていた謎の球体内で漂うティエリア
スメラギに届けられたはずのアレルヤの作戦プラン及び生い立ちが筒抜け。こんな芸当が出来るところを見ると性別はおろか、人間かどうかも怪しくなってきたぞティエリア



・サジ、地味にルイス母を攻略中。
で、交際が認められたあたりでルイス母かルイスがテロに巻き込まれる、と。
世界はそれを死亡フラグと呼ぶんだぜ。



・キュリオス、人革連コロニー進入
何気に「ガンダムが」コロニーを破壊せずに内部に侵入するって珍しいと思う。内部の気流に同機させるとか細かい演出にリアリティあり。
どうでもいいが表で陽動してるヴァーチェはちょっとは発射角に気を使えwどう見てもコロニー背にしたティエレンにバズーカ撃ってます。
先週の憂さ晴らしかー。



・「引き金くらい感情で引け!己のエゴで引け!」
アレルヤの偽善と逃避と自己弁護を真っ向から否定。主人格に口出ししまくりのハレルヤ。
過激な発言ではあるがハレルヤの台詞はひとつの真理。立場で引き金を引く、ってのは言い訳以外の何者でもなく。
なぜアレルヤソレスタルビーイングに参加したのか、って根本にも関係してきますな。


今回トリガーをひいたのは「ハレルヤ」ではなく「アレルヤ
どうもアレルヤと超兵絡みのドラマはこれで終わりじゃなくてここからスタートしそうです。
超兵計画の最初で最後の成功体?ソーマも、研究施設の壊滅に何を思うか。
ますますセルゲイがお父さんチックに(ぇ


しかしキュリオスの新武装かっこいいよ、かっこいいよ!!武器セットマダー



・「何でこんなに苦いものを…」「そのうちわかるわ」
で、めでたくなく二十歳になりましたとさ。乾杯。





と言う訳で11話を観ました。
冒頭のティエリア(子供)とスメラギ(大人)との対比から始まり、酒というものにイメージ先行で嫌悪感を示すアレルヤ
同胞を殺すことへの葛藤、自分自身から突きつけられる本性。常に理由をつけなければ行動できない。前に進めない。
そして通過儀礼、今まで擁護してきた自分の内面に決着をつけないまま引き金を引いてしまう、その苦悩。
感情に整理をつける術も知らぬまま、気付けば少年から青年へと変わってしまう日。
やはり先入観とスタイルで酒が飲みたくなる。そこに回答があるような。実際は単に苦いだけ。


時間が経過したから二十歳になったと言うのではなくて、決してベストとは言えない状況に流されて否応無しに成長させられる少年と青年の対比を描いていたエピソード。これも一つの成長モノ。面白かったです。
ただここでうやむやにするのではなくて、成人「させられた」アレルヤが今後立場に左右されず自分の意思で何をするのか、または再び立場を隠れ蓑にして逃げる姿を見せてしまうのか、その辺もしっかり観てみたい。






まあそれはそれとして。
来週は主役やライバルなのにここ最近空気だったエアーマンな面々が奮起するお話。





そんなこんなで。