仏の顔も3℃まで

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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


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機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第五話感想『故国燃ゆ』

断固辞退する(挨拶



着実にミスターブシドー語録が集まっていく最近のダブルオーですw
今回は少々重ためのエピソード。




・拡大されていくアロウズの権限
世論の支持を取り付けるのに真実は必要なし。
行動の内容云々は脇において、政府の発表としてソレスタルビーイングの復活を大衆に提示すれば世論はアロウズの権限拡大にも異論を挟まなくなる。
アロウズの非道に異を唱えるために新生ソレスタは立ち上がったのに、アロウズの増徴を招く結果になるのは皮肉。
今後刹那たちが本来の意味でアロウズの無力化を願うなら、散発的な武力行動だけではどうにもならない段階まで来ているような…。
そこで議会を占拠してスピーチをですね「議会の方々には、突然の無礼を赦していただき以下略」




ガデッサ、ロールアウト
おそらくはイノベイター用のモビルスーツの名称なのでしょう。
そしてリヴァイブ・リヴァイバル登場。なんつー髪型…。他にもリヴァイン、ブリングなど人名がチラホラ。
出番とはなんぞや…。
余談ですが、ラスボスはリボンズの乗るガンダムタイプのMSと見た。白くてーシンプルでーかざりっけの無い奴ー。




・「人間だよ。ある意味その枠を超えてるけどね」
さり気無く人間外扱いされるほど極まったぎっちょんの人。倫理道徳オール無視の男ですから。
一期ラストで生存は確認されてましたが、アレハンドロ繋がりで新たな雇い主はしっかり確保。




・「やることがいっぱいあるのよ」
  「分かってますけどブーブーですぅ…!」




待て待て落ち着け俺。平常心平常心。デスっ子に反応するな俺。
い、いやーフェルトが四年たって随分面倒見のいいお姉さんになりましたねー(棒読み




・GN粒子撒布装置「常識の範疇だよ」
なんて金をかけた嫌がらせ…。擬似太陽炉そのものを配置しているわけではないでしょうが、いちいち粒子に変換して、貯蔵分を撒布して…非加盟国への圧力にしてはコストに見合うものとは思えませんw
それよりも気になるのはライルがカタロン構成員であることをティエリアが知らない(っぽい)点。せっさん、もしかして皆に説明してない…?




・カタロン中東支部到着「我々には秘匿義務が」
もの凄く今更感が漂うのですがティエリアさん。
マリナは仕方ないにしても沙慈にめっちゃ正体さらしてるし情報端末貸してるしw
まあ反政府組織を相手に用心って事なんでしょうか。
沙慈をカタロンに引き渡すのは、容疑じゃなくてガチで構成員と同等の扱いになってしまうのでは…
と危惧した矢先にラストのあの悲劇。




・「ソレスタルビーイングにいたいの?」
  「貴女こそ反政府組織に…」「いけないこと?」

相変わらず凄まじいツンですなシーリン。だんだん微笑ましくなってきたw
基地内の子供には受けが悪そうだな…。




・「カタロンの構成員として育てているのか?」
孤児を見るとスイッチが入りますねせっさん。




・「あーマリナ様だ!」「さすがシンボルといったところね」
いやその前に、一国の主に子供の世話頼むってどうよ
マリナが自分で言い出すならまだしも、率先して追い出しにかかってて吹いた。




・「我々は貴方達に協力したい。補給や整備だけでも…力になりたいのです」
この台詞を聞いて、クラウスという人物が相当切れる男だと認識。交渉に長けています。
こうした説得の場合とかく自分達の希望が先行しがちなんですが、それを抑えてソレスタ主導で協力体制を求める論法を冷静に選べるあたりにニヤリ。
真意がどこにあるかは別にしてね。




・「ワンマンアーミー、たった独りの軍隊なのだよ」
免許証はあの仮面です(えー
いやいや免許証はあの陣羽織です(さらにえー


上官命令を断固辞退する仮面の人。

発言の一つ一つが重み(と笑い)を持つミスターブシドー
誰がこうした独立行動の許可を出しているか…ホーマー・カタギリでしょうねえ。当然正体を知った上での特例とは思うのですが。


笑いの部分ばかりでも何なので。少々ミスターブシドーの立ち居地を真面目に考察すると。
仮に、仮にですよ!? ブシドーの正体がハムの人だとしてw独りの軍隊、つまり部下を持たないってのは、ハワードやダリル、オーバーフラッグスの面々への義理立てなのかなぁ、と思います。
最終決戦で、意地を曲げてまで擬似太陽炉をフラッグに搭載して、ただガンダムとの決着に固執したグラハム。
ガンダムを討つという目的は遂げられましたが、同時に自分だけが生き残ってしまった。
部下は先に逝き、打倒するべき敵も姿を消した。目的無いまま生きるわけにもいかず、かといって軍人である以上自ら命を絶つことも出来ない。死ぬならば戦場で。
そんな宙ぶらりんの状態で、それでも再起の目はあると、恥を忍んでホーマーの誘いを受けアロウズに。
ユニオンのエース、フラッグファイターのグラハム・エーカーとして軍に籍を置くことは自分が赦さない。そして仲間を持つ資格も無い。だからあんなw格好になって独自行動の免許を得ている、と。
ガンダム固執した自分へのケジメに見えてくるわけで。


こう捉えると、ワンマンアーミーの台詞が結構重たく聞こえてきます。
うむ、考えすぎw




・「よもや正規軍がアロウズの小間使いにされようとは」
アロウズの方針とはどうやっても相容れない荒熊さん。まあそれはアロウズ側も同じで、セルゲイにはアロウズへの転属は話すらも出ていない様子。
ホーマーやアーサーにしてみれば、自分と同等のキャリアをもつセルゲイがアロウズ入りするのは実に扱いにくいってことで。




・「私は軍人であっても人の親ではなかったということだ」
親子の確執話再び。
ここで「養子の話を受ける」と切り出すソーマが実に優しい。セルゲイの心情を慮るこの配慮!四年経てば人も変わる。
と、いうかですね…
そうか、養子か…いや僕はてっきりプロポーズの返事をですね(マテ




・「私は幸せ者だ…」
まるでメインヒロインの扱いですね!ところでダブルオーのヒロインって…おや、電波の状態が。


そして。
幸せを噛み締めているところに水を指すのがドラマです。そうは問屋とオートマトンが下ろさない(涙




・「あの子供達も君達の犠牲者だ。君達が変えた世界の…!」
  「分かってもらおうとは思わない。恨んでくれて構わない」

今週も続く沙慈のソレスタバッシング。ここまでは被害者の視点で刹那を避難する沙慈ですが…。
三者→傍観者→被害者→(間接的)加害者。立ち居地が目まぐるしく変化しますね。だからこそ刹那との対比が見ていて理解しやすい。


刹那ってやはり、マリナに対して母の面影を重ね合わせているようですね。マリナ自身も母性を感じさせる面が強いし。




・「なんならそのまま帰ってこなくてもいい」「馬鹿を言うな」
人の恋路(勘違い)をアシストし、冗談も交えるティエリア。 …誰ですかこの人はw
ところで輸送機を刹那とマリナが使ってしまったら、残る機体はケルディムとアリオス。
アレルヤとスメラギの組み合わせは分かるとして、ロックオフのコクピットシートの後ろで仏頂面のティエリア…やばい、超見たいw




・「この四年間に何があったんだい?君が冗談を言うなんて」
  「本気で言ったさ」「え?」「フ…冗談だよ」

だから誰なんだこの小粋なジョークをかます男は!!
まあ素直に考えれば、ロックオンの抜けた後のソレスタで、潤滑油であろうと努める姿勢…なんでしょうなぁ。まだロックオフの方は当てにならないんで。
そしてアレルヤの反応とハブりっぷりは一期からそのままなので安心です(何が




・「そんなところにいられるか!」
と沙慈大脱走。ってアムロだこれーーーwwwwジープとかマントとか!!
その場合荒熊さんがランバ・ラルですね、分かります。




・「君は戦士ではないな」
簡単な推理だよワトソン君。
尋問されたり殴られたり散々な扱いの沙慈ですが、冷静に考えればあんな軽装で砂漠に出ている自殺行為をかましていたので、逆に救助してもらったと言えなくも無い。
で、恐い刑事の後に優しそうなベテランが出てくるのは取り調べのお約束、と考える僕は刑事ものの観過ぎのようです。


「目を見れば分かる」とカタロンとの関与を否定してくれるセルゲイ。もし沙慈がパイロットとして今後戦場に出るようなことがあれば、この台詞は複線になりますね。戦士の目になってしまった、とか人殺しの目になってしまった、とか荒熊さん落胆。




・「悪いようにはしない」
と言われて事態が悪くならなかった例がないのは世の常。
しかし、盗聴とかじゃなくて廊下で聞き耳ですか。なんと古風なw




・ジニン隊、地上へ
沙慈とルイスの再会は地球に…なりそうかな?




・「オートマトンをキルモードで使用せよだと…!」
拒否反応を見せるカティ。ディフェンスに定評のある掃討戦に定評のある男は当然の反応とはいえ、アンドレイも掃討作戦に慣れた言動をするのには少々驚き。
まあ荒熊ジュニアの場合は作戦内容への嫌悪云々というよりは、父親の人情派な部分への反発にも見えますが。




・「あの男は、母を見殺しにしたんです」
ソーマの養子話と併せて、少々この親子は拗れそうですね。
母を見殺し…漠然としていて現状では確執の原因は何とも。事実か誤解か。




オートマトン射出。焦るライル「急げ…急げってんだよこの野郎…!」
前回のプラウドもそうですが、カタロン極東支部のような閉鎖空間だとオートマトンのような対人兵器は実にえげつない。
突入時に、前衛のオートマトンだけが機銃を掃射し、後方の機体は侵入路を検索。細かいところですがいかにも「プログラムどおり行動」している姿を見せてます。


迎撃に出るカタロンの機体ですが…砂漠で青一色の機体カラーは目立ちすぎだと思うんだorz
アンドレイのGNランス・ライフルモードの広範囲掃射が小気味いいアクションで好み。


そしてですね。
フラッグを旧式呼ばわりするなっ!! 旧式呼ばわり…するなぁ…っ!!(涙




・「私は抜けさせてもらう」「ミスターブシドー、なぜ?」
  「興が乗らん!!」

その日の気分で仕事は休み。やられた廻りは最悪だろうな…w
でもブシドーさんは掃討作戦は好みじゃないし、ダブルオーもいないんじゃテンション駄々下がりなのも納得。




・「これが…こいつが、人間のやることかっ!!」
1/144キットの台詞きました。
つーか、迷いがあるとはいえ、ソーマの射撃にもしっかり反応して迎撃をするライルさんにちょっと驚き。
やはりパイロットとしての技量は相当なものかと。今回のケルディムはいい動きしてました。




・「自ら引き金を引こうとしないなんて…
   罪の意識すら、持つ気が無いのかぁ!!」

この類の台詞をアレルヤが言ってしまうところに違和感が。
戦争をするのか殺戮をするのか。「モビルスーツ同士の戦闘」と「オートマトンによる一方的な攻撃」との違いはそこにあります。
でも結局のところ、コクピットでトリガーを引くか、プログラムを与えて機械任せにするかの違い(行為や過程の違い)があるだけで、結局人が人の命を奪うことに変わりは無いんですよね。
たとえば、オートマトンを見ると思い浮かぶのが「ガンダムF91」で登場したバグがあります(あれもそうとうエグい兵器だった)
バグを指して鉄仮面、カロッゾ・ロナは「誰の良心も痛まない素晴らしい作戦」と称してましたが…直接引き金を引かなくてもその「行為」に関与していれば良心は痛むと思うわけで。
それを否と言い切れるカロッゾの異常さが際立つ台詞ではありました。
罪の意識を感じるかどうかは方法や過程ではなく、個人個人の人間性に依るような…。
現に今回のオートマトンによる虐殺でソーマは罪の意識を感じているわけですし、方法の違いで罪の意識を感じないとするのは微妙に論点がずれている気がします。
罪の意識をダイレクトに感じなくて済む、軽減できるから効率が良くなる、その「選択肢」そのものを咎めるなら分かるんですけど。
特にアレルヤは一期で大麻畑を爆撃して「こういうミッションなら大歓迎」と言ってましたけど…それが巡り巡って大麻畑で生計を立てていた人々が稼ぎがなくなり路頭に迷う、飢える姿を見たら、やはり罪の意識を感じるのでは。それと同じじゃないでしょうかね。
ハレルヤとか幼少期の銃撃とか超兵研究施設壊滅とかの経緯があるから、どうもアレルヤは「直接引き金を引くかどうか」の違いに過敏になりすぎているような。
罪の意識云々の前に、もっとシンプルに。ルールを設けるべき戦争の場に殺戮の手段を持ち込むことがダメ、と言えばそれでいいんじゃないのアレルヤ


まあルールだなんだ言っても、戦争でも殺戮でも結局人が死ぬのは同じなんですけどね…矛盾してます。


ダラダラ書いてしまいましたが。
飛行形態でのスタッグビートルクラッシャー初披露のことにも触れるべきでした。
やはり地味な印象が拭えないアリオスに涙。




・「ダブルバズーカ、バーストモード…!」
てっきりあの圧縮粒子の球体が敵陣中央に炸裂して周囲を巻き込んで膨張していく…みたいなノリを期待したのですが。それって何てブラックホールクラスター?
実際は一機撃墜というショボさ。ティエリアさん…。




・「逃げんなよ…逃げんなよアロウズーーーー!!!!」
ブチキレ金剛がひとり。




ライルさんマジ怖えぇ…(((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタ




・「私は超兵…戦うための存在…。
   その私が人並みの幸せを得ようとした…これは、その罰なのですか、大佐…」

今回の事がトラウマになって、オートマトンと超兵である自分をイコールに考えてまたソーマが心を閉ざさないか心配。
荒熊さん、部下殴っている場合じゃないっすよ!!



・「ぼ、僕が、僕が話したせいで…そんなの、嘘だあああぁぁぁぁぁ!!!!」
カタロンの人間を騙して、結果としてジープのキーを得た。
脱走した先で、セルゲイが信用できる人間と思い、安易にカタロンの情報を話してしまった。
「そんなつもりじゃなかった」では済まされない、保身の果ての結果。
自分の行動が、結果としてどのような形で跳ね返ってくるのか予想できなかった沙慈。
間接的とはいえ、今まで否定していた「人の幸せを奪う側の人間」となってしまったわけですが…これからはまたトレミーに乗り込むんですかね。
正味なハナシ、いくところも匿ってくれる場所も他になくなっちゃったので。
このままソレスタに協力するようだと、沙慈パイロット説がだんだん真実味を帯びてきましたなぁ…。




・「あれは…ガンダム。しかも、あの色は、まさか!!」
  「そうよ、そのまさかよ!!」

…会話しているように聞こえる理由は以下の二つ。
1・ハムの人譲りの乙女回路がサーシェスにも覚醒した。何となく「まさか」と聞かれたような気がしたから敢えて言わせて貰った
2・イナクト譲りの高性能通信装置「そこの、聞こえてっぞぉ!!」


どっちでも、うわぁ…。


しかし、いくら疲弊しているアザディスタンとはいえ、あれだけの大規模攻撃をスローネもどき一機でやったとなると…。
今回も手におえないぎっちょんさんですねー。




以上です。
二期になってからどうも忘れてることがあると思っていたのですが…
出番のへったチャイナのファッションチェックが漏れていました(えー
うむ、ポニーテールとノースリーブは素敵だよね!




そんなこんなで〜。
次回は過去の話?