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主人公なのに漂うラスボス臭!チートメカ大好き!という訳で今回は!
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2012/02/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
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鉄甲龍。
「ハウドラゴン」の異名を持つ秘密結社は、世界でも有数のシェアを誇る多国籍企業・国際電脳を隠れ蓑にその力を蓄え、八卦衆と呼ばれる巨大ロボット軍団を以って世界征服へと乗り出した。
しかし、その内の一体は極秘裏に盗み出され、日本に隠匿されていた。その機体こそが『天のゼオライマー』である。
八卦最強の「天」の称号を有するそのロボットは、動力源として、別次元から無限のエネルギーを取り出す「次元連結システム」を使用。
他の八卦ロボを圧倒する出力・能力を誇る。
システム起動時は、強固な装甲に加え全方位にバリアを展開し、あらゆる攻撃を寄せ付けない。
また、背面スラスターによる飛行能力に加え、空間跳躍も可能。
ある程度の格闘戦もこなすが、主な攻撃は手甲部光球から発するエネルギー波(高出力のビームを照射)・次元連結砲(光球が発光した瞬間、対象物を爆砕させる)・重力波による擬似竜巻など、次元連結システムによる膨大なエネルギーを利用したものが多い。
中でも最大の武器は、手甲部・胸部の光球からエネルギーを励起させ繰り出す「メイオウ攻撃」(映像作品内では特に名称なし)
エネルギー波によりあらゆる物体を原子レベルで破壊・消滅させる。
自機を中心に広範囲を吹き飛ばしたり、バリアを応用して対象物を中心とした一定範囲内にエネルギーを集中させたりと、出力や攻撃範囲に調整が可能。
ゼオライマーが認めた搭乗者「秋津 マサト」と「氷室 美久」の二人が乗り込み操縦するが、元々八卦ロボの搭乗者は各機体に一人、と決められている。
また、美久が囚われの身となりマサト一人で操縦した際は、胸の光球から輝きが消え、通常よりも大幅な性能低下を招いている。
これが意味するものは…。
鉄甲龍と敵対する日本政府秘密機関「ラスト・ガーディアン」によって運用され、その力で敵を蹂躙するゼオライマー。
戦いの裏には、ある男が自らを冥府の王とせんとする恐るべきプロジェクト、「冥王計画」が隠されていた…。
スパロボ超合金にゼオライマーが登場!
OVA・コミック・ゲーム。機体を知るきっかけは人によって異なると思いますが、どの媒体でも、その圧倒的な強さが記憶に残る冥王様。
ただ…立体物の展開にはイマイチ恵まれていない印象があります。
(かくいう当サイト管理人も、何年も前の記事では涙を飲みました。や○と版ェ…)
今回の超合金版は、そんなイメージを払拭する出来栄え。
メリハリの利いたプロポーションにシャープな造形、劇中のポージングに対応する優秀な可動…と、全てのポイントが高次元で纏められています。
こんなゼオライマーを待ってました!
しかし、↑冒頭の説明文、なんという厨…なんでもありません。
前後から。
いかにもスーパーロボットな、末端肥大な体形が素敵。存在感あります。
サンプル写真やイベントでの展示を見たときは若干細い印象を持ちましたが、実際はバランス良好。
劇中の分離ギミック(待機形態?)はオミットされています。
近場からぐるっと。
シンプルなようでいて複雑怪奇、他に類を見ないデザインが忠実に再現されています。
カッコいいのですが、どこか「危うさ」「狂気」を思わせるのがゼオライマー。
背中のフィン等、各部の造形が刺さる程にシャープです。目や胴体・手首の光球にはクリア素材を使用。
各部の塗装精度も概ね良好。メインとなる白い部分の光沢が美しいです。
付属品一覧。
交換手首(握り手・平手)
通常時手甲部光球
メイオウ攻撃用手甲部光球
交換用軟質素材アンテナ
重力波チャージエフェクトパーツ
「天」文字エフェクトパーツ
魂STAGE連結用ジョイント
PET素材による、特大の「天」文字エフェクトシートも付属しています。
専用台座を使用することで独立してディスプレイ可能。
OVA版オープニングとはフォントが異なりますが、ついついゼオライマーの横や後ろに置きたくなりますw
可動箇所を紹介。
まずは頭部。ボール可動となっていて、首元を引き出す事で可動域が広がります。
肩・腕部の可動。非常に細やかに可動箇所が盛り込まれています。
胴体と胸部側面ブロックでボールジョイント、さらに肩装甲へボール接続。
円形の肩関節部で前後及び横方向にスイング。
上腕でもボール接続。横ロールだけでなく、肩から伸びる碗部の位置・角度に微調整が利きます。
驚きなのが肘の可動。通常の二重関節に加え、肘を内側に折りこむ為の、角度の異なるスイング関節が内蔵。
手首もボールジョイントで可動し、手甲を打ち合わせるポーズも、胸の前で光球を揃える事もお手の物。
手首装甲も上下に可動。角度調節可能です。
腰部の可動。
首元と同じく引き出しギミックが内蔵されていて、外見からは想像も出来なかった前後・左右への可動域を見せてくれます。
脚部の可動。
股関節部分で前後+横方向スイング、腿部分でロール。
膝二重関節。
足首で、赤い装甲部分ごと引き出し、ボール可動。前後にも若干スイング。
爪先部分で上下にスイング。
脚部を前後に振る動きは苦手ですが、必要十分な開脚、接地性を持ち合わせているのでは。
スパロボ超合金のラインナップでしばしば見うけられる保持力不足も、今回は一切無し。
抜群の安定感です。股関節なんて固過ぎるくらいw
股下に魂STAGE連結用のジョイントを接続可能。
ですが、ジョイントを使用してしまうと干渉から脚を閉じる事ができず、劇中で頻繁に見せていた両脚を揃えて悠然と浮遊する冥王の再現が困難…ここは残念な部分です。
安定性に疑問が残りますが、何とか背面からスタンドと接続するような位置取りにして欲しかった…orz
「次元連結システムの力を使えば、ゼオライマーは…負けない…!」
攻撃時の腕部光球に差し替え。
次元連結砲やメイオウ攻撃の再現が可能。
スーパーロボット大戦への参戦ですっかり定着した、「天」文字エフェクト。
右手用の光球を介してディスプレイできます。
アニメ本編ではなく、ゲームでの演出が立体物に落とし込まれるというのも珍しいですね。
平手や重力波チャージエフェクトパーツにも差し替え。
手首の交換は、手甲+光球+手首をシチュエーションに応じて全て組み替える必要があるので、若干手間がかかる印象。
その分、見栄えは文句なしです。
ここからは適当に動かしてみます!
まさかゼオライマーでキックのポージングを付けられるとは…。
まあ、アニメ本編であんまり動いている印象が無いというか、そもそも動く必要が無かったというか(汗
登場→開幕メイオウとか、散々いたぶってからやっぱりメイオウどーん!とか、やりたい放題だったから…。
⊃天⊂
メイオウ波とかメイオウ攻撃とか名前が定まらなかったり、実は使用するたびにポーズが少しづつ違っていたりする冥王様。
腕部の可動域の広さはこれらのポージング再現の為に錬られたものと、動かすたびに実感できます。
機体全身で、綺麗に「天」の文字を形作ってくれるのが嬉しいですw
「天」文字エフェクトパーツも、大小ともに色々遊べますw
「天の…ゼオライマー」
「八卦ロボ、私達の敵よ」
「あれと戦えって言うのかい?無茶だ!」
「出来るわ、今の貴方なら」「何故だ!」
「15年かけて、完璧に作られたこの風のランスター…裏切り者のガラクタとは違う…!」
「マサト君!マサト君!!」
「…!!負けられない!この戦だけはァァッッ!!!」
「お前に、この恋心まで否定させない!」
「それも全てプログラムに過ぎない…!」
「…お前が僕の宿命なら、共に消えればいい」
冥王、暁に出撃す…。
原作知らない人置いてきぼりの台詞抽出、失礼しましたw
スパロボでのメイオウ攻撃シークエンスがバッチリ再現出来るなんて…!
という訳で。
以上!スーパーロボット超合金 天のゼオライマーでした!
繰り返しになりますが、体形のバランス、各部のボリュームが絶妙の塩梅です。
シャープさを追求した造形とクリアパーツによって整えられる見栄えも申し分なし。
スパロボ超合金ブランドの強みともいえる「安定性」と「可動性能」が両立されているのも好印象。
もともとゼオライマー自体が派手に動き回るメカではないので、極端な可動範囲を求めるのではなく、例えばメイオウ攻撃のポージングを如何にストレス無く再現できるか…といったキャラクターにあわせた可動を研究している、それが伝わってくるのが何より嬉しいです。
腕だけじゃないです。脚もちゃんと開くし!「干」じゃないし!「天」だし! …もう忘れよう。
「天」文字エフェクト二種の付属にもニヤリとさせられます。
原作からのファンだけでなく、スパロボからゼオライマーを知ったユーザーに対しての配慮が伺えますね。
ゼオライマーのアクショントイとして、大満足のアイテムでした。
しかし…他の八卦ロボの立体化には…果たして望み(と需要)があるのでしょうか。
それと、グレートゼオライマー…リアル頭身でのデザイン画を観た事がありますが、あれは商品化できるのでしょうか…複雑すぎます(汗
でも一縷の望みをかけて!期待してます。
これも次元連結システムのちょっとした応用だ。
そんなこんなで。