仏の顔も3℃まで

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バンダイ D-Arts タナトス

>どうでもいい(挨拶






今日もどこかでムド祭り、明日もどこかでムド祭り…今回はこちらを。


D-Arts タナトス

D-Arts タナトス

D-Artsシリーズにて登場!『ペルソナ3』より、主人公のペルソナ・タナトスを紹介!
(例によってゲーム内容のネタバレ含みます。閲覧の際はご注意を)





タナトス
ギリシャ神話において、死を司る神。
原初の混沌『カオス』から生まれた暗黒の神『エレボス』と、夜の神『ニュクス』の息子で、眠りを司る神『ヒュプノス』とは兄弟。
「死」の概念そのものを神格化した存在。古くはその容姿や性格の描写が希薄だったが、伝承・神話が広い地域で浸透するにつれ、人格神として扱われる。
古代ギリシャ叙事詩『神統記』によれば、鉄の心臓と青銅の心を持ち、冥府『タルタロス』に住まう、とされる。
旅人や英雄、偉人、徳を積んだ人間の魂を運ぶ役目を与えられた神『ヘルメス』と対照的に、タナトスは罪人や凡人の魂を運ぶ役割を担っている。


「ペルソナ3」ゲーム本編においては、主人公のペルソナとして登場。
拘束具を連想させる意匠を施した黒装束、無機質な仮面、棺桶を翼のように背に浮かべた姿で顕現する。
タナトスのペルソナ作成には高いレベル、対応コミュニティの完遂、「死神」のアルカナを持つペルソナによる6神合体を行う…など多数の条件を要する。
基本的なパラメータは総じて高く、初期状態で斬撃スキルや万能系魔法を使用可能だが、実際は合体による引継ぎの影響で「ムド」に代表される即死魔法を多数習得したスキル構成となる。
その為、作成の手間に反して戦闘における実用性に欠ける傾向にある。が、スタイリッシュな外見に惹かれて使用を継続したり、スキル調整に時間を費やすプレイヤーは多い。




私立月光館学園高等部に編入学生寮住まいとなる主人公は、入寮して間も無く正体不明の『影時間』に囚われる。
異形の怪物『シャドウ』の襲撃を受けた主人公はペルソナ能力に覚醒し、ペルソナ『オルフェウス』を喚び出す。
が、その刹那、オルフェウスの身体を食い破って、漆黒の「死神」が姿を現した…。








ゲームのパッケージイラストにも登場し、P3の「顔」とも言うべきタナトスが、D-Artsのラインナップに加わりました。
外見上の特徴である棺桶がボリューム満点。
また、各部の可動範囲や関節保持力など、アクションフィギュアとしての完成度も、同シリーズのイザナギと比較して格段のレベルアップを遂げています。


やっぱりP3といったらタナ…あれ、何処かから幽玄の奏者さんの嗚咽が聞こえる…。









前後から。
自立という概念を感じさせない足首の形状w
付属スタンドでのディスプレイ必須です。







近場から。
細身の本体を、翼のように棺桶で覆った独特のシルエットが素敵。
ベルト状の装飾、スカートの皺など、各部とも非常に細やかに造形されています。
スカート部分は軟質素材。また、棺桶と本体をつなぐチェーンには金属パーツを使用。
成形色と部分塗装により全身のカラーリングを再現。頭部の仮面はパール仕上げで存在感があります。






背負いものを外した状態。
普段は棺桶に隠れてしまう背面のディテールも抜かりなし。







トレードマークの棺桶。
表面、側面に施された彫刻の再現度良好。塗り分けも丁寧です。
クリア素材のアームパーツを介してタナトス本体、およびスタンドと連結。
本体に付き従うように浮遊している、という劇中設定を見事に再現しています。





専用スタンドの他に、交換用手首、剣・鞘が付属。
柄と鞘は別パーツとなっていて、脱着により納刀・抜刀を再現します。
鞘は本体のベルト部分とボールジョイントでの接続。







可動箇所を紹介。
頭部はボール可動+前後・横方向ロール。
既発売のイザナギに見られた首関節の保持力不足はきっちり解消されています。
仮面の下顎が開閉可能。






肩ボールジョイント、横方向スイング。上腕と肩の接続部でロール。
肘二重関節。手首は横ロール二点+球体関節によるスイングの複合。





胸部・胴部それぞれボール可動。






股関節で前後+横方向ロール。腿でもロール可動。膝でスイング。
スカートは腰部に固定されていないため、ある程度上下に位置をずらすことが可能。
ある程度脚部の可動スペースが確保されます。
個人的には、見た目から受ける印象ほど可動に窮屈さは感じませんでした。








棺桶は前述のアームパーツとボールジョイントで接続。
一点づつ独立して可動します。







前後上下に、多彩な表情付けが可能。
感動したのはそのジョイント保持力。大型の背負いものパーツはとかくジョイントのヘタレに泣かされますが、
今回の棺桶とアーム連結部分の動きは非常に滑らかで、かつ狙った位置でピタッと止まってくれるという絶妙なバランス。
トータル重量はハンパないので、スタンドのネジは固めに締めておいた方が(汗







イザナギと並べてみます。


参考レビューとして。
バンダイ D-Arts イザナギ - 仏の顔も3℃まで
こちらもご確認頂けたら幸い。





汝は我。我は汝。
ここからはひたすら動かしてみます!

















イザナギと比べて武器の保持力が段違い。
(まあ、得物のサイズ・重量が違うので単純に比較するのは可哀想ではあるのですが…)
似たような構図ばかりでちと反省…。

















他商品からエフェクトパーツを拝借してそれっぽく。
光源の数や配置を入れ替えて、ライティングで色々遊ぶのが楽しい楽しい。








おまけ。二人だけのマヨナカアリーナ。












影なる時、月に吼える…というわけで。
以上!D-Arts タナトスでした!






繰り返しになりますが、スムーズな可動とクリアパーツによる浮遊感の演出…棺桶パーツの処理が絶妙です。
本体の関節保持力、見栄えの面も良好。無機質の中に見える狂気…とでも言いますか、タナトスのキャラクター性が損なわれる事なく立体に落とし込まれています。
D-Artsペルソナ第一弾のイザナギでは、関節ギミック、武器持ち手の保持力など問題点が山積みでしたが、続くタナトスでは見事にそれが解消されていました。
立体映えするデザインながら、アクションフィギュアとしてのハードルは高いタナトスを、これ程に高い次元で手に取ることが出来るとは。
これなら、今後のペルソナシリーズ展開にも大いに期待が持てます。
web販売のP3主人公を早く隣に並べたい!オルフェウスメサイアも!







キタロー…ぶわっ…。
そんなこんなで。