貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!(挨拶
ロボ魂も伊達じゃない!というわけで今回は!
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2012/04/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
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(今回も劇場作品のネタバレ含みます)
RX-93 νガンダム
宇宙世紀0093年、シャア・アズナブル率いるネオ・ジオン軍の反乱に対処すべく、地球連邦軍外郭部隊「ロンド・ベル」のモビルスーツ(以下、MS)隊隊長アムロ・レイ大尉が設計した機体。アナハイム・エレクトロニクス社のフォン・ブラウン工場が製造を担当。
三ヶ月という急ピッチで組み上げられ、未完成の状態で実戦投入されそのまま旗艦「ラー・カイラム」へ搬入、調整が進められた。
アムロ大尉の専用機として開発され、歴代ガンダムタイプのスペックの平均値を基に、当時の最先端技術を導入して能力をアップデートする形で設計が進められ、アムロ自身の実戦経験も反映されている。
恐竜的進化を遂げていたMS開発史において、0093年当時のMSは人型機動兵器としての汎用性、基本性能の追及に立ち返っており、本機もその流れに則している。
運用面、整備性を重視し、優れた耐久性を維持しながら内装火器を減らすことで内部構造に余裕を持たせており、0093年代における最高スペックを誇りながら、同時に実用兵器としての信頼性も兼ね備えている。長時間の作戦行動にも対応可能。
MSの原点回帰とも言うべき機体だが、同時に本機はニュータイプ専用MSとしての側面も持つ。
ガンダムタイプの主力MSとしては初のファンネル(無線式オールレンジ攻撃用兵器)採用機であり、サイコミュ兵器「フィン・ファンネル」を装備する。
フィン・ファンネルは放熱板を思わせる板状の収納形態のまま連結、背面に装備し、攻撃時には可変して開放型の砲身を形成する。
従来のファンネルと異なり内部にジェネレーターを内蔵。大型化しているが活動時間は格段に長くなりビームの出力自体も向上。
数基のファンネルを射出、組み合わせることでIフィールド・バリアを形成可能である。
ファンネル以外には、モビルスーツとして標準的な武装(ビームライフル、ビームサーベル、ハイパーバズーカ、シールド)を使用。
いずれも本機の専用装備として調整されており、他MSの同兵装とは一線を画する高い性能、信頼性を誇る。
また、コクピット周辺や駆動部に「サイコフレーム」を搭載。
サイコフレームは、サイコミュ(脳波による機器制御システム)の基礎機能を持つコンピューター・チップを金属粒子レベルで鋳込んだMS用の構造材であり、サイコミュ装置の小型化、軽量化に多大な効果をもたらしている。
MSの各所に設置し連動させることで、機体の追従性や運動性は飛躍的に向上し、ニュータイプ能力のMS操縦への応用という観点において最大限の恩恵を与える。
多用な可能性を秘めた構造材ではあるが、裏を返せば未知なる領域も多大で、開発当初には想定されていなかった不可解な現象・性能を発揮する危険性も孕んでいる。そのため、サイコフレーム技術はその解明を待つことなく封印される事となる。
当初、本機に搭載されたサイコフレームはアナハイム社の材料開発部が独自開発した、と説明されていたが、実際はアムロと同等性能のMSに搭乗して決着をつけることを望んだシャアによってアナハイム社へ意図的に横流しされたものである。
「シャアの反乱」に投入された本機は、搭乗者であるアムロ大尉の技量も相まって驚異的な性能を発揮。
地球に降下する小惑星基地「アクシズ」に肉薄し、シャアの操るMS「サザビー」と対峙する。
因縁の戦いの決着。サイコフレームの共振の中、宇宙にかかる虹。アクシズは地球から押し戻されていく…。
…長ったらしい解説を続けていたら、脳内にBEYOND THE TIMEが流れ出しました(帰ってこい
妄想はさておき、ROBOT魂にてνガンダムがリリースです。
バンダイの新商品発表イベント『魂フィーチャーズ』会場で行われた商品化希望アンケートにて堂々の一位を獲得したνガンダムが目出度く商品化!
ロボ魂ならではの見栄えと可動の両立に加え、νガンダムの立体物としては避けて通れないフィン・ファンネルのギミック、ディスプレイ方法についても挑戦の姿勢が伺えます。
装備品なしで前後から。
設定画よりも四肢のメリハリの利いた、スタイリッシュなプロポーションとなっています。
今風のヒロイック体型へのアレンジ。極端さはありませんが、胴体のボリュームには賛否ありそう。
近場からぐるっと。
頭部の造形が滅茶苦茶好みです。面長に見えがちなνガンダムの頭部・フェイス部を絶妙なバランスで纏めているのでは。
もちろん頭部以外もいい感じ。メリハリが利いてます。しかし、νガンダムのデザインって…全く色あせないですね。
反面、気になるのは塗装。
各部スラスター等、部分塗装が施されているのですが塗料の飛び散りがチラホラ…また、塗料の乗せすぎでスラスター内部のディテールが埋まってしまっていたり。逆に胸部センサーや肩・腰アポジモーター内面とか、塗装が省略されてしまっている箇所もありました。
商品の状態では頭部モールドにのみスミ入れが施されていたので、今回は撮影前に全身へのスミ入れ、省略箇所の塗り分けを行いました。
左肩や後述するシールドのパーソナルマークはプリントで再現。とても綺麗な仕上がり。
碗部・肩部の可動。
肩と胴体でボールジョイント接続。接続部が引出式になっており可動域が拡大。
肩アーマーが独立可動。肩内部で横方向スイング。上腕でロール。肘二重関節。
手首ボールジョイント接続。
フロント・サイド・リアアーマーがボール接続。
左右独立可動。ちょっと外れやすい印象。
股関節ボールジョイント。腿でロール。
商品梱包状態から左右の足を入れ替えたところ、動かしやすくなりました…(汗
膝二重関節。足首はボールジョイントと前後スイングの複合。
脛のスラスターカバーが開閉可能。
総じてクセのない可動です。
極端に「よく動く!」と特筆する程ではありませんが、必要十分。
重箱の隅をつつくようですが、設定画にあった脚部スパイク(クロー?)の可動がオミットされていたのが少々残念。
専用ビームライフル。腰部にマウント可能。
ニューハイパーバズーカ。
バックパック中央部に接続し背負う事が出来ますが、保持力は微妙なところ。
プラキットやMIAなどの既商品では接続部がレール状になっていて、がっちり固定できたような…。
専用シールド。裏面にはビームガンとミサイルのディテールが確認できます。
碗部への固定アームにはボールジョイントが二点設けられていて、シールドの接続角度を調整可能。
ビームサーベル。グリップ部分に可動ギミックあり。
鍔を持った形状の刀身、グリップエンドの短いビーム刃をそれぞれクリアパーツで再現。
予備ビームサーベル。
左腕のホルダー部分を後方にスライドさせることで、連動してグリップが跳ね上がります。
ビーム刃の形状は一般的なタイプ。
ファンネル同士の連結ギミック。
接続ダボは内蔵式。連結しない場合は収納可能なので見栄えは上々。
ただ、保持力は…安定しないですね。極端に緩い個体もあればその逆も…。
重量もあるので、ファンネルを背負って自立させると徐々に体が左に(汗
νガンダムの立体物→フィン・ファンネルの保持が課題…という法則からは今回も逃れられなかった模様。
ただ、今回はファンネルの攻撃状態での展示、という試みがあります。
ファンネル展開を再現するクリアパーツの支柱とジョイントが付属。
ファンネルのノズル部分とバックパックのスリットとにそれぞれジョイントパーツを接続。
二点をアームをつないで、フィン・ファンネルの浮遊させたイメージで展示できます。
接続部はボールジョイントにより角度調整可能。
バズーカとの干渉を避けつつ魂STAGEと接続するためのジョイントパーツも用意されています。
開放型バレルの放電状態をイメージしたエフェクトパーツも付属。
エフェクト+ジョイントパーツで三基までフィン・ファンネルの展開が可能です。
飾ってみるとこれまた実に見栄えがします。が…やはり保持の面でこれまたストレスが溜まります(汗
ジョイントパーツとアームの接続が非常に硬く、動かしていると破損が心配なレベルでした。グリスを噛ませて若干動きが滑らかに。
エフェクトパーツも外れやすいですね…。見た目がカッコいいだけにちょっと残念。
「間違いない、あれはガンダムだ!あれをやりゃあ大佐だろうが総帥だろうが!」
というわけでここからはひたすら動かしてみます!
背面バズーカとか、トリッキーな使われ方が多かったですねw
…というか、劇中でまともにバズーカを構えた記憶が…。
「敵意が無邪気すぎる…シャアじゃない、あの男でもない…」
「なんなの…壁になるやつがいる…」
バルカンの使用も効果的でした。アムロ無双。
「…来たか!」「シャア!」
「艦がある…」
「アムロ!まだ早い!」
「貴様がいなければ…!!」
「たかが石ころひとつ、ガンダムで押し出してやる!」
というわけで。以上! ROBOT魂(SIDE MS)νガンダムでした!
自分が無類のνガンダム好き、という事もあるのですが、動かしていてテンション上がりまくりでした!
アクションポーズをつけた時の見栄えがどストライクゾーン。
最近のロボ魂ガンダム系はかなりアレンジの利いた機体が多いように思いますが、このくらいの可動・造形のバランスが好みですね。
武装もきっちり網羅。ファンネルの影に隠れがちですが、他の武器もしっかり作りこまれています。
映画ではファンネルを使い切ってからの戦闘もカッコいいんですよねぇ(肉弾戦含む
そしてフィン・ファンネル。クリアパーツの支柱を使用した展開状態の再現が想像以上の迫力。
長さの違うアームの配置や角度に調整を加えることで、色々な浮遊ディスプレイを試せます。
web販売となる拡張ファンネルパーツやIフィールドのエフェクトパーツが届いた日には一体どうなることやら。
「νガンとフィン・ファンネルは左右非対称だからいいんだよっ!」と脳内で囁く声も聞こえますが、それはそれ。
ライバル機であるサザビーも含め、楽しみに待ちたいと思います。
そんなこんなで!