仏の顔も3℃まで

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…という挨拶すら懐かしいな…みなさん元気に趣味に邁進されてますか?


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コトブキヤ フレームアームズ YSX-24 バーゼラルド (1/100スケール プラスチックキット)

上層部「見た目かっけえからこのまま作って」
開発部「無理っす。出力足んねえから装甲外すしかないっす」
上層部「あ、無理とかそういうの聞かないから。大丈夫、我慢して」
開発部「だから新型ブースターはこの重さじゃとば」
上層部「我慢して」
開発部「…装甲材変えるしかねえ」(挨拶




…というやり取りがあったとかなかったとか。フレームアームズの世界観しっかりしてて面白いw


と言うわけで今回は、コトブキヤのプラスチックキットシリーズ「フレームアームズ」より、バーゼラルドを紹介!






YSX-24 バーゼラルド
NSG-X1 フレスヴェルク』の登場により、機動力に特化したフレームアームズの導入を迫られた防衛機構首脳陣は、新型汎用FA開発計画「SXプロジェクト」をスタートさせた。
SX計画の要は、搭載する推進システムにあった。空間戦闘において機体の方向転換や姿勢制御の鋭敏化を追及する場合、機体各部にスラスターを設置するのが有効とされていたが、機体挙動に逐一推進剤を使用していてはあっという間に燃料は枯渇するし、かつペイロードの観点からも限界がある為、比推力の高い推進器の開発は急務であった。
幸いにして計画前段階から新型推進器の研究は進んでおり、電気推進式の「フォトンブースター」の採用によってこの課題はクリアされたかに見えた。
しかし再編されたプロジェクトでは重力下での運用も想定されており、宇宙空間に限定した用途で開発されていた新型ブースターでは要求される出力を確保できず、当初の機体外装配置構想を練り直し、全身の30%近くを非装甲状態にする必要があると判明した。
外装を廃し機体軽量化を目指す開発チームだが、ここで報告を受けた上層部より思わぬ「待った」がかかる。既に仕上がっているコンセプトデザインを完全踏襲するよう通達がされたのである。
外見と機体スペック。開発サイドにしてみれば選択する必要すらないようなダブルスタンダード。だが上層部にしてみれば、長期化が進み物質的・精神的に消耗の進む戦況下において、現場の戦意を喚起するシンボリックな機体デザインは機体性能と同等以上に価値ある要素になっていたのである。
再三にわたる仕様変更要求にも上層部は応じず、やむなく開発陣は装甲配置を維持したまま軽量化を果たすべく装甲材の選定に奔走した。
結果、装甲強度の劣悪化と引き換えに大幅な機体重量の軽減を実現。YSX-24第一号試作機の完成を見る。
開発サイドの苦心の甲斐あり、YSX-24は重力下においても短時間の飛行を可能とする程の機動力と抜群の運動性を発揮。
防御力や生産性、整備・運用面で多くの課題を残すものの、一対一の状況に限定すれば、現行FA中最高の性能を持った攻撃型FAとしての評価を得るに至った。
主な武装は本体に上下二つの砲身を内蔵した電磁投射式複合型ライフル「セグメントライフル」
ライフルと対になるバッテリーチャージャー内蔵シールド「スラストアーマー」
加えて防御フィールド展開ユニット「ABSAユニット」も装備するが、こちらは稼動時に機体が機能不全を起こすほどエネルギー効率が悪く装備として機能していない。
機体推力を維持しつつ防御力を高める追加武装ユニットの開発が進められている。






足は速いが紙装甲、タイマン勝負なら誰にも負けない…という「とんがった」機体のバーゼラルドさん。
フレームアームズ初期の機体デザインを担当した柳瀬敬之氏が再度参加し、シリーズのニュー・スタンダードモデルとして登場。
高い可動性能を持つ内部骨格「フレームアーキテクト」はそのままに、シリーズ最多となる多色成型によって、素組み状態でも見栄えのする内容に。
武装面のギミックも抜かりなし!









前後から。
これでもか、と言った感じのヒロイックデザインですねw













近場から見回してみます。
売りとなる多色成型パーツのおかげで、過去のブキヤプラキットと比較して格段に色合いが派手に。
胸部・アイカメラにクリアパーツを使用。単眼とツインアイを組み合わせたようなバイザーがかっこいいです。
キット製作としては、既に組み立て済みのフレームアーキテクトから不要パーツを取り払い、外装を被せていく…といった流れで組んでいきます。
色分けは優秀なのですがそれでも完全ではないため、キットインストを参考に部分塗装。
各ブースターの内部、ハードポイント周辺、後頭部エネルギーチューブ、肩部スタビライザー基部などをブラックやグレーで塗り分け。スミ入れを施したのと、

RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)

RG 1/144 MSZ-006 ゼータガンダム (機動戦士Zガンダム)

以前組んだRGゼータに付属のリアリスティックデカールが余っていたので、機体各所に貼り付けてみました。







可動箇所、範囲を紹介。
頭部はボールジョイント一点。
ウサ耳?が肩と干渉するので可動域はいまいち。






肩と胴体でボール接続。前後・上下に可動。肩ブロックで横方向スイング、肩アーマー独立可動。
上腕でロール。肘二重関節。手首で上下スイング+横ロール。






腰部は軸可動二点。前後スイング+横ロール。







股関節も軸可動二点。開脚の範囲は結構狭い印象です。この辺りはフレームアーキテクト採用キット共通の弱点にも思えますが…。
腿のロール可動を併用するとある程度の自由度を確保できるかと。
膝二重関節。脛から下が若干抜けやすいですが、曲げた時のラインが見栄え良し。
足首はスイング可動とロール可動がトータル四点。とは言え足首周りの装甲が詰まっているので接地性はそれなり。足首前面装甲が独立可動。







股下に3mm径のスタンド接続穴あり。別売りのスタンドを使って飛行状態でのディスプレイが可能です。







手首は握り手、平手と後述するライフル持ち手が左右に付属。
手甲部分が新規造形。






手持ち火器のセグメントライフル。持ち手との相性も良く保持力は申し分なし。
二丁付属…これまた浪漫を追求してますね。上層部の皆様とは趣味が合いそうですw







スラストアーマー。
両サイドにライフルを接続可能です。
シールドの向きを変えたりライフルの接続位置をずらしたりと、二点のオプションだけでも相当遊べます。






シールドは機体各所に取り付けられます。








ここからはひたすらアクションポーズを!



















動かしてみると足回りの可動域もさほど気にならなくなります。
ただフレームの保持力が心配。股関節あたりは特にテンションがかかりやすいので、組み立てる前のフレームアーキテクトの段階で、ボンドを噛ませるなど関節補強をしておいた方が良いかも知れません。














同社のモデリングサポートグッズと組み合わせてみたり、他キットから武装を調達したり。
ケレン味満点。かっこいいよかっこいいよ!!





と言うわけで。

あっさりめですが、以上!フレームアームズ YSX-24 バーゼラルドでした!


フレームアームズを新たに牽引していくスタンダード機、という事で、見た目への気合の入れ方が段違い。
と言っても他がおろそかになっているわけではなく、付属品の出来も秀逸。ライフルとシールドの配置を少しづつ入れ替えてはニヤニヤしてますw
またシリーズ共通のフレームも改良が加えられているのか、以前のシリーズ商品を動かした時にあったパーツのバラケ、外装ポロリといったストレスは殆ど感じられませんでした。こうした細かな部分の改善も好印象。
パーツ数も決して多くないし骨格部分は既に出来上がっているので、サクサク組み立てられます。
シリーズ通してのファンは勿論、ランナー時点で色が少なめだから塗装の手間が…とか組み立ての敷居が高そう、といった理由で敬遠していたライトユーザーや、ガンプラをメインに作っていて気分転換を…という方も一度手に取って損は無いかと。



機体のシルエットをガラリと変えるエクステンドアームズや、新規展開のヘヴィウェポンユニットも続々登場予定という事で、こちらも楽しみです。





素の状態だとヴァルホーク、エクステンド着せるとヴァルザカード…に見えてしまった。もう頭から離れない(汗
そ、そんなこんなで!